自閉症スペクトラムだけど癇癪なし!私の息子は穏やか君

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突然ですが、私の息子は自閉症スペクトラムです。今話題の発達障碍ってやつです。

 

でも、パッと見自閉症スペクトラムとはわかりません。パッと見じゃなくて、良く観察していても、恐らく普通の人にはわかりません。っつーか、幼稚園の担任の先生も「え?そうなんですか?」と驚く感じです。ぶっちゃけ私も現時点で、「この程度で自閉症スペクトラムと診断されるの?」と思っています。

 

なぜならば、息子は自閉症スペクトラムの特徴として有名な癇癪が一切ないからです。

 

赤ちゃんの頃から穏やかで、良く笑い、我が家のアイドルの息子は、超人見知りでママっ子だった娘よりずっと育てやすいんです。

 

だけど、息子には自閉症スペクトラムの診断が下りました。

 

これから、息子が現在に至るまでの記録をこのブログで綴っていこうと思いますが、前章として、私が自閉症スペクトラムという発達障碍に対する想いを、ストレートに書きなぐらせていただきます。

 

自閉症スペクトラムって、なんなんだよーーー!!!

 

私が以前抱いていた自閉症スペクトラムのイメージ

息子は最初言葉の発達が遅くて健診に引っかかりました。そして、言われるがままに発達相談を受け、流れ着いた先が療育センター。流されて流されて自閉症スペクトラムという診断が下りました。

そう。私と息子は、周囲の流れに身を任せていただけなんです。

 

そんな息子の性格は、自閉症スペクトラムや発達障碍の特徴から大きく外れています。

  • 癇癪なし
  • 拘りなし
  • 育て辛さなし
  • コミュ力あり
  • 社会性あり

 

一体全体、息子のどこが自閉症スペクトラムだって言うの!?

 

私が以前抱いていた自閉症児のイメージは、ドラマ化もされた漫画「光とともに…」の主人公、光くんそのものでした。当時の私は、自閉症スペクトラムの知識が浅く、「目が合わない、人に興味がない、意志疎通困難、癇癪すごい、育て辛い」程度の認識だったんです。

 

だから、心理士や医師から発達障碍と自閉症スペクトラムの説明を受けても、全然しっくりきませんでした。

息子のIQは軽度知的境界療育の値ですが、「自閉なし、軽度知的障害」と言われた方が、よっぽどスッキリする感じだったんです。

 

「息子が自閉症?全く納得できない!」

 

というのが、当時の私の正直な気持ち。うちの子が自閉症だっつーんなら、あの子やあの子はどーなのよっ!と、他の子に喧嘩売りたくなるような気分でした。

 

 

私が現在抱いている自閉症スペクトラムのイメージ

実は、医師から息子の自閉症スペクトラムを指摘された時、一旦診断を保留しています。

まず、夫がいなかったっから意見を聞きたかったし、診断することによるデメリットをきちんと考えたかった。

そして何より、私自身が診断を受け入れられなかったんです。

 

でも、医師も心理士も「息子さんには療育が必要」と言いました。

そして、私が住む地域では、療育を受けるためには診断が必須だったんです。

 

ここへきても、「幼稚園でも充分対応してもらってるし、息子に療育は必要なのか?」と悩む私。

だけど、診断を受けて将来に影響するデメリットより、今の息子が療育を受けずにいるデメリットの方が大きいと医師から言われ、「ならば、やるだけやってみるか」と療育を受ける決断をし、自動的に自閉症スペクトラム診断の流れになったんです。

 

ああ~、流されてるよね~…ずっと…。

 

で、その後色々ありまして、新年度に入り、5月から療育センターで通年療育を受けることになったのですが、私が今現在抱いている自閉症スペクトラムのイメージは、このように変化しています。

 

  • 自閉症スペクトラム=特性
  • 自閉症スペクトラム=特性により本人に困り感が出る状態
  • 自閉症スペクトラム=普通の人と同じで十人十色の特徴を持つ
  • 自閉症スペクトラム=昔クラスに1人はいた変わり者
  • 自閉症スペクトラム=実は普通の子供と大きな差異が感じられないことも多そう・息子は超センシティブな一面があり、それが自閉症所以の特徴とも言える
  • 自閉症スペクトラムか否かは診断があるかなしかの違いだけかもしれない

 

かなり凝り固まった認識ですが、以前の私と比較すると、随分と自閉症スペクトラムに対する理解が深まった(?)ような気がします。

 

結局、自閉症スペクトラムって、子供の頃は親の判断に左右されるところが大きいんです。

私は1歳半健診で息子が要観察となり、2歳の時の電話確認で発達相談を勧められるままに受けました。でも、もしこの時発達相談をしなかったらどうだったろう。

 

3歳健診は泣いて泣いて大変だったし、既に発達相談を受けていたからスルーだったけど、もしかしたら、3歳健診はスルーして、診断もされず「ちょっと臆病な泣き虫君」程度の立ち位置で、問題なく幼稚園生活を送っていたかもしれない、なんて思ったりして。

 

だって、幼稚園の担任の先生からは、目立った遅れや困り感もなく、やるべきことをきちんとできていると言われているんだもん。

 

実際、健診をスルーしまくって、小学校入学後に問題が露呈し、自閉症スペクトラムの診断に至った娘を持つママ友さんがいますが、「幼稚園の頃問題なんて全く気付かなった」と言っていました。

もしかしたら、息子もそうだったかも。

 

ポジティブに考えれば、困り感満載になってから自閉症スペクトラムと診断されるより、気付いて早めに対処できた息子はラッキーと言えるのかもしれません。

 

でも、でもさー。

 

私が何も動かなければ、このままスルーしまくって、「ちょっと個性が強いだけ」の立ち位置で、そのまま大人になって普通に働いて結婚するかもしれないなんて思うと、「息子の人生に余計なことをしているかも…」なんて思ったりもするんですよね。

 

気持ちがブレブレで定まらないのは、自閉症スペクトラムが「発達障碍」と言われつつ、脳の癖であり特性であって、診断基準も確立されず、結局医師と親の判断によるところが大きいからなんだろうな。

 

だから、もしも息子が幼少期に自閉症スペクトラムと診断されたことで、将来「診断されてないけど、息子よりバリバリの特性あり困り感満載の奴が、ただただ未診断というだけで息子より上に見られる」という事態に陥った時、ものすごーく後悔しちゃいそうだな、なんて思います。

 

 

自閉症スペクトラムの息子は癇癪なし・拘りなし

生れてこのかた、息子は癇癪とは無縁でした。

そりゃ赤ちゃんの頃は泣いたけど、抱っこすれば泣きやむし、おっぱい突っ込んどけば寝るし、良く笑うし、気持ちの切り替えが上手で、全く癇癪なしだったんです。

そして、拘りもありませんでした。拘りに関しては、6歳上の娘の方がよっぽどありましたね~。

 

息子が泣いてイヤイヤしたのは、息子が大好きな電車で帰ろうと宣言していたのに、丁度バスが来たので「やっぱりバスにしよう」と言った時くらいかなぁ。あの時は、物凄い勢いで「イヤだ!」と言って、抱っこも拒否したっけ…(遠い目)。

確かに、息子が楽しみにしていた電車を急になしにするのは親の横暴だと思い、やっぱり電車で変えることにしましたが、「やっぱり電車にするね。ごめんね」と言ったら、即納得して機嫌を直す切り替えの良さを見せた息子です。

 

そう。息子は気のいいヤツなんです。

個性的ではありますよ。独特の感性を持ってるなと感じます。でも、そこも愛すべきところで、息子のちょっとおかしな感性を気に入って、仲良くしてくれる友達はたくさんいます。何より、私たち家族は、息子のことが大好き。問題を感じることなく、今に至ります。

 

でも、癇癪なしでも、育てやすくても、息子は自閉症スペクトラムなんですよね。

もう、かなり受け入れました。もう、発達障碍を受け入れて、その上で息子が人生を楽しんでくれればそれで良いかなと。

 

 

自閉症スペクトラムの息子と面白楽しい毎日を送っています

今は情報が溢れています。育児をしていてちょっと不安なことがあると、

「うちの子、発達障碍なのでは?」

「自閉症スペクトラムの特徴に当てはまるけど、どうしよう」

って、益々不安が大きくなっちゃうんですよね。

 

でも、自閉症スペクトラムの息子を育てている私は、こう思います。

 

「自閉症スペクトラムも発達障碍も、そこまで悲観的に考えなくて大丈夫」

 

もしかしたら、未だに困り感を私が感じていないから、そう思えるだけかもしれないけど、私の周囲にいる自閉症スペクトラムの子供を育てるママ友たちは、皆案外前向きで、「可愛い可愛い」と我が子を育てている人ばかりです。

 

もちろん、育児には悩みがつきもので、発達障害所以の悩みはそれぞれあるけれど、それって結局我が子が健常児でも同じなんですよね。6歳上の娘は健常だけど、今まで色々な育児の悩みがありましたよ。そして、これからも悩むことがあるんだろうなと思います。

 

でもね、育児なんて、ポジティブに考えないとやってらんない!

 

「不安なんてなんて感じない」とは言い切れないけど、でも、今私は健常児の娘と自閉症スペクトラムの息子、THE!B型自由人の夫と、家族で誰よりも我が強い私の4人家族で、楽しい毎日を送っています。

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コメント

  1. ひよひよのひ より:

    こんにちわ
    私にも自閉症の息子がいます。今、小六です。
    うちも得には困ってません。
    ・こだわりはあるが、臨機応変に対応できる。
    ・知的はない。
    ・運動も得意。
    ・友達付き合いは苦手だが、自分で考えて付き合う事ができる。
    等、他にもありますが、支援級にいます。
    たくさんの人と一緒に勉強が少し疲れるそうです。
    こう言う子なので、困った時の為のNPOとかサークルとか紹介されるけど、
    困ってないし、逆に行かないのが親としてダメなのかと思ってしまうのです。
    行ってないけど。
    だから、同じように自閉症の子がいても別に困ってない人がいないのが嬉しかったです。

    1. kikitadesu より:

      ひよひよのひ様、コメントありがとうございます。管理人ききたです。
      息子さん、4月に中学生なんですね。息子の少し先の未来を見ているような感じです。
      特に困っていないけど、息子さんが小学校で余計な負荷がかからないように支援級を選ばれているのですから、全然ダメじゃないと思います。
      私の記事を読んで嬉しかったと言っていただき、私も嬉しかったです。良ければまた、遊びに来てくださいね。

  2. baba より:

    困ってないからそんなことがいえる。癇癪があったり、生活もままならない子はいる。悲観的になるなというが、自分がたまたまうまくいっているだけ。よかったね。うちの子は普通だけど自閉症って言われたってことをアピールして何になる。

    1. kikitadesu より:

      baba様、コメントありがとうございます。確かに今、家族も、息子も、そして通っている幼稚園も、誰も困っていません。息子は自閉症スペクトラムとしては、困難さが極めて目立たないタイプだと思います。だけど、吃音がありSTを、不器用さが酷くOTを受けている、バリバリ要支援の子供です。
      今は周囲のサポート体制に恵まれ、息子も家族もご機嫌に過ごせていますが、就学以降どのようになるかわかりません。今は、息子が可能な限りスムーズに就学できるよう、態勢を整えています。
      私のブログで気分を害されたなら、本当に申し訳ありません。非常にデリケートな問題なので、意図なく傷つけてしまったこと、謝罪したい気持ちです。
      ただ、私は悲観的になると立ち直れないので、楽観的に行くしかないのです。「普通だけど自閉症」と思うことが、私にとって息子の障害受容なのです。

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