5歳自閉症の息子は記憶を頼りに生活してるってマジ?療育3回目

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

5歳の息子は自閉症スペクトラム。現在年中で幼稚園に通い、並行して週1で通年療育も受けています。

 

今回の療育は3回目。前回初めて書いて提出した「連絡ノート」に、療育の先生からお返事がありました。

 

その内容に思わずモヤっとする私。

 

今回は、連絡ノートのお返事に書かれていた息子の記憶力についての話と、3回目の療育の様子をレポートします。

 

療育2回目のフィードバック「記憶をなぞる」の指摘にモヤッ!

療育の流れは、同室参観の場合、毎回こんな感じになっています。

 

  1. 子供を教室に送り届け、親は別室で待機
  2. 別室に担任の先生が今日の活動について説明
  3. 同室参観の場合10時の活動から親は教室に移動
  4. メインの活動が終わったら親は教室から別室に移動
  5. 11時ごろ担任の先生が今日のフィードバック
  6. 11時半に親は教室にいる子供のお迎え

 

療育の日は、まず一旦別室に入り、そこにセットされている配布物をチェックします。

そこには、前回初めて書いた「連絡ノート」のお返事が入っていました。

連絡ノートとは、療育が終わった後の様子や、次の療育までに起こった出来事など自由に記載できる用紙のことです。

 

私が連絡ノートに書いた内容はコチラ。

前回(1回目)の療育で泣いたことに自信を失ったようで、ニコニコ登園できていたのに、また朝泣くようになってしまいました。幼稚園では気持ちを立て直し、活動は楽しく参加できてるようです。
今日も朝から療育の予定を何度も確認されました。短期療育との違いが、まだ受け入れられていないようです。

 

これに対して、療育の先生からこのようなお返事がありました。

今回の療育でもそうだったのですが、指示の意図を組んでいくというよりも、細部まで記憶しておいて、その記憶を頼りに行動していくタイプの為、細かい変更に1つ1つ大きく混乱しやすいのだと思います。
クラスに繰り返し参加する中で、まずは変更がない繰り返しの活動場面から落ち着いて安心して参加できるようにしていきたいと思います。記憶からだけではなく「指示でわかって動けること」を増やしていくことが大切そうですね。

 

?そうなの?

 

いやいや、息子は幼稚園で指示普通に通じていますが…。

家でも記憶を頼りにではなく、臨機応変に私の指示を理解して動いてくれてますよ。

 

あ、でもマイルールは色々作っているようで、支障がなければ家では自由にそれをやらせています。

もしかしたら、療育でもマイルール化しちゃってるところがあるのかな。

 

でも、なんせ拘りがあまりない自閉症児の息子なので、先生の指示が理解できれば、普通に動いてくれるはずです。

ってことは、療育での指示がわかり辛いのかな?

 

とにかく「記憶を頼りに行動」「指示をわかって動けること」の指摘に、かなりモヤモヤしてしまいました。

まぁ…確かに息子は妙に記憶力良い所ありますけどね。

 

5歳自閉症スペクトラムの息子の療育3回目の様子

さて、モヤっとしたところで、療育3回目の様子をレポートしていきましょう。

2回目の様子は、こちらの記事をチェックしてくださいね。

自閉症児への冷たい幼稚園の対応にビックリ!息子療育2回目

 

今回はこのようなプログラムになっていました。

 

9:30  入室→お支度→自由遊び
10:00 朝の会(ご挨拶、出席とり、お歌、お楽しみ、お茶)
10:20 本日の活動(簡単な工作)ここから同室参観
10:40 親子でトイレ
10:50 4月、5月生まれのお誕生日会→終了後親は別室へ
11:10 自由遊び→帰りの会
11:30 帰りのお支度して解散

 

まずは工作です。

工作は、ケーキにフルーツが書いてあり、その色を塗ってシールを貼るという簡単なものでした。

 

だけど、ここは療育。説明の仕方や準備が幼稚園とは全く違います。

まず、肯定を3つに分けて、絵とひらがなのカードでわかりやすく子供たちに見せます。こんな感じです。

 

  1. くれよんで塗る(赤いクレヨンの絵)
  2. シールを貼る(シールの絵)
  3. 「先生おわりました」と言う(ひらがな)

 

そして、渡されるのは、1つの大きな箱に2つの色付きのかごが入ったお道具ケース。中には今日使わない挟みやノリも入っています。

 

親に今日の活動を参加する時、療育の先生はこのように言っていました。

 

「お道具ケースには色々な物が入っていて、たくさんの刺激に溢れています。あえて使わないものも入れていますが、子供たちが1つずつ『わかった』という実感を持てるように、1つの工程が終わるごとに、一度仕舞わせて次の工程を説明していきます」

 

息子はお道具ケースを渡されると、「あれ?使わないものが入っているよ」と、早速驚いて呟いていました。

 

心の声、ダダ洩れの息子です。

 

まんまと「たくさんの刺激」を受けています(笑)なるほど、こんなことさえ息子にとっては想定外なんですね。

他の子供たちからも「今日ははさみ使わないよ」などといった声が上がっていました。

 

それをなだめつつ、先生は工程1の説明をします。この時、「お道具ケースから青いかごを取り出して、残りは机の引き出しにしまってください」という指示がありました。

こんな簡単な指示なのに、初めての事態に若干うろたえる息子。

指示は耳に入っているはずなのに、イマイチイメージができなかったのか、周囲をキョロキョロと見まわし、結局先生に「これはここに入れるんだよ」と説明されて、ようやく仕舞えた息子です。

 

きっと、「机の引き出し」が特にわからなかったんだろうなぁ…。

幼稚園とは全く違う、小学校に置いてあるような机だから、もしかしたらその場所に引き出しのスペースがあるなんて、発想すらなかったかもしれない…。

 

先生、まずは机の構造の説明からした方が良いんじゃない?

 

そんなことを思ってしまう私でした。

でも、これって普通の5歳児なら何の抵抗もなくするっとできちゃうんだろうか。

 

余計な物を仕舞ったら、いよいよ工程1の作業に入ります。

息子は簡単な工作に安心したのか、ご機嫌に「んんん~♪」と鼻歌を歌いながら色を塗っていました。

思わず苦笑する私。まぁ、リラックスしてる証拠だから良かったけど…。

そして、早々に色を塗り「もうできちゃったよ!」と主張する息子。アスペっぽい匂いが漂っています…。

息子以外も、小さな丸を1つ塗りつぶし、同じものを3枚作るだけなので、他のメンバーもスムーズに終えていました。

 

皆が終わったら、次は工程2です。

先生は、再び引き出しからお道具ケースを出してクレヨンを仕舞うようい指示を出します。これは息子もスムーズにできました。

その後、青のカードからシールを取り出し、「ここにシールをペタッと貼ります」、お道具ケースの中に入っている茶色いかごを取り出し、「シールのゴミはここに捨てようね」と説明しました。

一旦お道具ケースの出し入れを経験した息子は、この指示も割とスムーズにできていました。

やることがわかれば、行動が素早い息子です。

 

できあがったケーキは、先生が1枚ずつカードに貼りつけていきます。

そして、ホールケーキが出来上がり、これがお誕生日会参加者へのプレゼントになるという段取りです。

 

工作も無事終わり、親子でトイレ休憩をした後は、いよいよお誕生日会。

息子には「今日お誕生日会があるからね。幼稚園のお誕生日会は来週だよ」と説明をしていたので、自分が主役という自覚はバッチリでした。

 

名前を呼ばれ、前にでて、お誕生日おめでとうの歌を皆で歌います。

そして、主役の子供は親が前もって用意した「将来なりたいもの」のカードを読み上げるという流れです。

 

今回のお誕生日会参加者は3名。

1人目は、ひらがなで書かれたカードをスラスラと呼んでいました。

2人目の息子は、ひらがなは読めるけど、スラスラは読めません。本当はゆっくりなら読めるはずなんだけど、時間の関係上結局先生がスラっと読み上げてしまいました。ちょっと残念。

3人目は、まだひらがなが読めないようで、こちらも先生が読み上げました。

 

何はともあれ、やるべきことが終わり、いよいよオヤツタイム。

今回のおやつはお誕生日会スペシャルバージョン!ケーキとジュースです。

 

しかし、これも時間の関係上なのか、子供たちが「いただきます」をしたと同時に、「では、絵本を読みます」と、読み聞かせが始まりました。

 

おいおい。食べながら絵本聞くって、そんな高度な事…無理じゃない?

 

食事中はテレビだって消してるよ。

案の定、絵本に惹かれた子供はケーキを食べる手が止まります。

息子はケーキ大好きなので、器用に手を動かしてパクパクとケーキを平らげる中、たまにチラチラと絵本に視線を送るだけ。多分、殆ど内容が頭に入っていないだろうなぁ。

 

時間がないから仕方ないけど、療育って、結構雑。

 

ちなみに、ジュースは1回おかわりOK!息子はケーキを綺麗に食べた後、ングングとジュースを飲みほし、誰よりも早く「おかわりください」と手を挙げていました。

こんな感じで、3回目の療育は終了したのでした。

 

ちなみに、息子が貰ったお誕生日カードには、皆が色を塗ったケーキが貼られていて、一人ずつ与えられている動物マークもついているので、誰がどれを作ったのかわかるようになっています。

息子が塗ったカードは、誰よりも筆圧が弱く、そして誰よりもはみ出ていました。

これが、息子の凹み部分だね。わかっていたけど、かなり下手だぞ。息子よ…。

 

療育はいつも心理士と自分の見方の違いに戸惑います

短期療育の時も思ったんだけど、心理士さんの見方って、親の角度と違うなって感じます。

きっとたくさん勉強をされて、豊富な知識があるからだろうけど、どうしても自閉症スペクトラムの子供をパターン化しようとしているように感じてしまうんですよね。

 

今回、母子同室の為に教室に入ったところ、補助をしていた通年療育全体をまとめている先生にこう言われました。

 

「息子さん。入ってきてすぐ今日の工程表を見て、前回との違いを見つけていましたよ(前回はお誕生日会がなかった)。物凄く記憶力がいいんですね」

 

これは、褒め言葉?それとも息子の特性のお話?

 

微妙によくわからなかったんだけど、息子は数字が好きで、きっと工程表の数字を特に注目していたんだと思います。その数字の数が、前回と違ったんだろうね。今回はお誕生日の分が増えていたから。

私にとっては「ふぅん」って感じなんだけど、心理士的視線で見ると、きっとそこに息子の特性が大きく表れているのでしょう。

 

確かに、息子は記憶力が良いから、楽しい記憶も恐い記憶も、結構長く覚えていて、時々私も驚くことがあります。でも、それによる生きづらさは、今のところ殆ど感じていません。恐い思いが脳裏に焼き付いたら可哀想だから、そこを気を付けている程度。

でも、多くの自閉症児を見てきた先生は、きっと息子が成長してどのようになるのかまで、先を見越しているんだろうな。だから、フォローを色々と考えてくれるのかもしれません。

 

それを学ぶための療育でもあります。

療育とは、子供を伸ばし、親が我が子について勉強する場でもあるんです。

 

それでもやっぱり、心理士からの指摘はいつも「なんだかなぁ」と感じてしまう私です。

それは私が楽観的だから?

息子は確かに発達に大きな凹みがあります。でも、大きな凸の部分もあって、今のところプラマイゼロで、大きな困り感がないんです。

だからきっと、息子の問題点を指摘される度に、モヤモヤするんだろうなぁ。

 

「え?そんなに困ってないけど」って。

 

しかも、幼稚園の担任の先生からも困り感がないと言われているから、益々納得できない気持ちになっちゃう。

それでも、言われたことに拒否感を示さず、一応受け入れて息子が生きやすいように、私が吸収する必要がありますよね。

よし。頑張ります。

(でも、やっぱり、なんだかなぁ…)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す


CAPTCHA