自閉症でも社会性がないとは限らない!十人十色のタイプとは?

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うちの息子は現在5歳の年中さん。自閉症スペクトラムで週1回通年療育に通っています。

 

自閉症と聞くと、「癇癪がすごい」「集団行動ができない」というイメージがあるかもしれません。

でも、傍から見ると息子は「え?自閉症?うそでしょ」って感じです。

社会性があり、幼稚園での集団生活に困難は見られないんです。

 

定型児でも様々なタイプがいるように、自閉症児にも色々な個性があるんですよ。

そして、それぞれ問題を抱えているからこそ、「自閉症スペクトラム」という発達障害の診断があるんです。

 

今回は、自閉症スペクトラムを社会性の特徴別にわけた6つのタイプを解説します。

 

自閉症スペクトラム社会性の特徴は6つのタイプがあります

発達障害の認知が広がってきたとはいえ、テレビで紹介されるような自閉症スペクトラムは、「癇癪が強くてコミュ力が弱く社会性が低い」というタイプばかり。

でも、自閉症児の中には、集団に馴染んでしまうタイプもいるんです。

 

例えば、うちの息子は自閉症スペクトラムの診断が下り、受給者証で通年療育に通っていますが、所謂自閉症児のイメージからは遠く離れています。

息子の性格気質については、コチラをチェックしてください☆

自閉症スペクトラムだけど癇癪なし!私の息子は穏やか君

 

一見それは良いことのように思いますよね。

でも、集団に馴染むタイプで知的がないと、健診をスルーしてしまい、発達障害の発見が遅れてしまいます。そして、療育のチャンスを逃し、学童期に入ってから問題が露呈するケースもあるんです。

 

また、自閉症スペクトラムと診断が下りても、イメージだけが先行して周囲の理解が得にくい場合もあります。

だから、自閉症スペクトラムには様々なタイプがあり、それぞれの個性に着目することが大切です。

 

自閉症スペクトラムには様々な分類方法がありますが、社会性に特化した6つのタイプについて解説します。

 

孤立型

「自閉症スペクトラム」から最も連想されやすい社会性の特性で、以下のような特徴が見られます。

 

  • 周囲に無関心
  • 1人行動を好む
  • 集団行動が困難

 

孤立型がこのような行動を好むのには、聴覚過敏や視覚過敏など、強く苦手なものから離れたいという気持ちが働いていることも少なくありません。

集団に交じると「自分勝手」と誤解され、本人は困っているのに叱られたり強要されたりしやすく、更に辛い状況に陥るという負のスパイラルにならないよう注意が必要です。

 

受動型

人からの指示が通りやすく、すんなり応じてしまうタイプです。そのため、集団での困り感がなく、自閉症スペクトラムだと気付かれにくいです。受動型には以下のような特徴があります。

 

  • おとなしい
  • 強い癇癪がない
  • 自主性が低い
  • 自分からの発信が少ない

 

受動型は「イヤだ」という気持ちがあっても応じてしまうため、また、自分の気持ちを相手に伝えられず我慢している場合もあり、知らず知らずのうちに負荷がかかって疲弊し、二次障碍に繋がる危険性がるので注意が必要です。

 

積極奇異型

愛情深く人が大好きで、自分から積極的に関わろうとします。積極奇異型には以下のような特徴があります。

 

  • 自分から積極的に人と関わろうとする
  • 発信力が強い
  • 人が好き過ぎて近寄り過ぎる
  • 相手の気持ちがわからず自分本位のコミュニケーションをとる

 

積極奇異型は月齢が低い内は、愛嬌良く人に近づいて社会性が高いと思われがちです。

しかし、年齢が上がり、同年齢の子供たちが自然に距離感を学び、空気が読めるようになるころに、積極奇異型の問題は浮き彫りになります。

「好き」「関わりたい」という気持ちが先立ち、強引なコミュニケーションになってしまい、「変わり者」「自分勝手」と誤解を受けやすくなるので注意が必要です。

 

尊大型

所謂一番病で、「とにかく自分はすごいんだ」「自分の思い通りに事を動かしたい」という気持ちが強いのが尊大型です。尊大型には以下のような特徴があります。

 

  • 承認欲求が強い
  • 我が強く思い通りにならないと気分を大きく害する
  • すぐ人のせいにする

 

尊大型にはIQが高い自閉症児も多く、同世代より物事がわかり口が上手いため、「嫌な奴」という印象を与えやすくなってしまいます。

しかし、尊大型は心の奥底に「認めて欲しい!」という強い気持ちがあり、否定されればされる程本人は苦しむことになります。

尊大型は偉そうな態度をとる一方、実は自己肯定感が低いのです。

 

大仰型

大仰(おおぎょう)とは、「大袈裟」という意味です。大仰型の自閉症児は、何かにつけて大袈裟で、特にルールの徹底に対しては絶対に譲らない頑固さがあります。大仰型には以下のような特徴が見られます。

 

  • 言葉遣いが丁寧
  • 人に流されず自分のペースを守る
  • 細かなルールも必ず守る

 

定型児が無意識にできる「場の空気を読んで、臨機応変にルールを変更する」ということが、大仰型には難しく、融通が利きません。大仰型にとってルールは絶対で、それが変化するのは理解が難しく、ルールを破るのが強いストレスになります。

ルールの徹底のために強く人を非難するケースもあり、幼児期より学童期に入ってから問題が大きくなる傾向があります。

 

適応型

その名の通り、周囲に適応できてしまうタイプで、軽度の自閉症で知的に問題がない自閉症児に良く見られます。

周囲に適応できますが、自閉症独自の問題は少なからずあり、場面によって適切な配慮が必要です。

 

5歳自閉症の息子は「適応型&受動型&大仰型」

私の息子は自閉症スペクトラムだけど、愛嬌たっぷりの癒し系。

ドマイペースだけど、幼稚園では加配もなく、一斉指示も通るし真面目な頑張り屋なので、集団行動での困り感は殆どありません。

 

そんな息子は、恐らく「適応型&受動型&大仰型」のミックスタイプ。

 

基本単独行動だけど、誰かと遊ぶのは大好きです。でも、とにかく真面目なので、本当は苦手なこと、やりたくないこと、辛いことでも、涙を堪えて頑張ってしまいます。

細かなルールをきちんと覚えていて、大仰型程頑なではないけれど、「皆と一緒」「きちんとルールを守りたい」という気持ちが強いです。それから、ちょっと話し方が独特です。

このようなタイプだからこそ、幼稚園では困り感が殆どないんですよね。聴覚過敏や極度の恐がりで不安が強い等の問題点はあるけど、なんせ癇癪がなく従順なので、集団に馴染んでしまうんです。

 

でも、幼稚園での生活は、定型児に比べると息子には負荷が大きくかかります。

園生活を楽しんでいても、精神力の疲労が大きいんですよね。

だから、幼稚園の先生とはコミュニケーションをとりながら、強いストレスがかかるイベントは回避したり、無理強いせず息子のペースで参加を促すようお願いしたりしています。

 

幸い、息子の幼稚園は子供1人1人に目を向け、臨機応変に対応してくれるので、息子にとっては大変さはあるものの、今のところ安心して過ごせる場所になっています。

 

一見アホアホ男子、しかし実はすごーくデリケートで取り扱い注意が必要な息子。

 

だから、この先も息子の心が壊れる程追い詰めないように、配慮しながら育てていきたいと思います。

 

子供の自閉症タイプを理解すれば適切なフォローができる!

現在療育に通っている息子ですが、療育は親の教育の場でもあります。

 

自閉症スペクトラムの子供たちは、自分の気持ちを上手に表現できず、また、自分の気持ちを冷静に分析する能力も低いです(まぁ、幼児なんてそんなもんですが)。

だから、表面だけを見て対応を間違えると、自閉症児はどんどん辛くなってしまいます。そうならないためにも、周囲の適切なフォローが大事なんです。

 

これは、自閉症児に限った話じゃないですよね。

 

育児はオーダーメイド。

 

我が子のタイプを知って、それに合わせての対応が常に求められています。

今回解説した自閉症スペクトラムの社会性別タイプを参考に、「うちの子ってどんな子?」を、改めて考えてみてくださいね。

きっと、楽しい発見があるはずです!

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