自閉症あるある「服への拘り」の対処法は?療育4回目

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私の息子は自閉症スペクトラム。現在5歳年中さんで、週1回通年療育に通っています。

 

4回目の療育は「母子分離」。子供たちが療育している間、ママたちはフリーです。

と言っても、フリーはたったの1時間なので、皆別室に集まってお喋りに花を咲かせています。

 

そこで、自閉症あるある「服への拘り」についての話題が上がりました。

 

今回は、5歳自閉症スペクトラムの息子の療育4回目の様子をリポートし、自閉症あるある「服への拘り」について、実際にママたちが行った対処法を紹介します。

 

療育3回目のフィードバック「特に問題なし」

療育では、毎回「連絡ノート」というプリントを提出しています。家庭や幼稚園での様子や、療育の感想、困り事やお願い事など、療育の先生に向けて自由にお伝えするプリントです。

毎回、この用紙に療育の先生からのフィードバックがあります。

 

2回目の時のフィードバックでは、「記憶を頼りにしている」との回答があり、ちょっとモヤモヤした私です。

2回目のフィードバックと3回目の療育の様子についてはコチラの記事をチェック!

5歳自閉症の息子は記憶を頼りに生活してるってマジ?療育3回目

 

でも、今回のフィードバックでは、「特に書くことがないのかな?」ってくらい、問題ない様子が書かれていました。

 

私が連絡ノートに書いた内容はコチラ。

  • 幼稚園で行われた個人面談の様子(特に大きな困り感はないが、手先の不器用さは感じる)。
  • ずっと右利きか左利きか悩んでいたが、年中のタイミングで左に統一すると決めたこと。

 

ちなみに、幼稚園の個人面談の様子は、下の記事に詳細を載せています。

5歳自閉症の息子の個人面談!幼稚園の先生の配慮に感動☆

 

療育の先生からのフィードバック

左に統一の件、了解致しました。
幼稚園生活もスムーズに過ごせているようで何よりです。
前回の療育では、モチベーションが高く1日の流れの変更なども受け入れやすかったようです。

 

あはは~。元々息子、そこまで変更に弱くないんだよな~。

 

ただ、心の声ダダ洩れタイプだから、前回と違うと気になって発言してしまうだけなんだよね。

決して「前回と違う!」と癇癪を起こすタイプじゃないんです。

まぁ、「なぜ違うのか」という点に少々モヤモヤして、確認したくなるところはありますが…。

 

とりあえず、社会性とコミュ力に問題ない息子は、療育の集団行動での困り事はない様子(そりゃそうだ。幼稚園よりずっと人数が少なくて手厚いんだから)。

 

まぁ、息子の自閉症スペクトラムからくる問題点って、元々社会性以外のことばかりなんだけどね。

 

5歳自閉症スペクトラムの息子の療育4回目の様子

さて、4回目の療育は母子別室で、こんなスケジュールで行われました。

 

9:30  入室→お支度→自由遊び
10:00 朝の会(ご挨拶、出席とり、お歌、お楽しみ、お茶)
10:20 本日の活動(簡単な工作)
10:40 トイレ→オヤツタイム
11:00 自由遊び→帰りの会
11:30 帰りのお支度して解散

 

10時前に、先生から本日の流れの説明があり、11時から療育の様子のフィードバックがあります。

今回、息子の名前が出たのは最初だけでした。

 

朝の会のお茶の時間、息子が「お茶が温い」と一言漏らしたそうです(息子は温いお茶、飲まないんですよね)。

その言い方がちょっと面白かったらしく、先生や子供たちがクスッとしました。

その反応に、息子以外の子供たちは「お茶を飲んだ時マイナスの表現をするとウケる!」と思ったのか、あちこちから「お茶まずいね」「まずい」「クスクス」みたいな感じになったんだとか。

 

息子はちょっとアスペっぽいので、ウケを狙ったわけじゃなく、率直にお茶の感想を言っただけなのですが、周囲のお友達はおふざけで「まずい」と言い始めました。

 

でも、まずいわけではないお茶に対して「まずいまずい」と言うのは、良いことじゃないですよね。

そこで担任の先生は「お茶がまずいなんて言ったら、お茶が可哀想。先生も悲しい…」と、大袈裟に悲しんで見せました。

 

すると、その姿にハッとする子供一同(笑)

 

「まずい」と言えば楽しい雰囲気になると思って言っただけなのに、それが人を悲しませる行為だと気付き、今度は「おいしいね」「うん。おいしいね」という発言があちこちから飛び出してきたそうです。

 

なんて和む情景だ~。ちょっと見たかったな。可愛いじゃないですか!

 

自閉症スペクトラムの子供って、空気が読めずに場にそぐわない発言をすることがあるけど、それって周囲を不快にしようと思っての発言ではないんですよね。

 

だけど、普通の人は言わなくても「そんなこと言ったら人の気分を害する」ってわかります。

だから、わからずに言っているのに「こいつ、人を嫌な気分にさせようとしているな」と誤解されやすいんです。

でも、こうやって適切な反応を返してあげると、根が真面目なので「いけない!」と考え直して、プラスの発言をしてくれます。

 

こうやって環境を整えて、正しいふるまいを教えていくのが、療育の目的の1つです。

 

自閉症児に限らず、子供の困った行動って、「周囲を困らせる目的」ではなく「困っていることを表現できず更に困っているだけ」なのが殆どです。

 

自閉症児の場合、特に「自分がどうして困っているのか」自覚が難しく、更に「困っているから助けて」という発信も苦手。

だから、周囲が子供を理解して手を差し伸べることが重要です。

 

ちなみに、今回のフィードバックで息子の名前が出たのは「お茶が温い」の場面のみで、その他問題なく過ごせたようです。

息子が作った工作「むくむくお化け」は、なかなか良い出来でした☆

 

自閉症あるある「服への拘り」で悩む母親たちと対処法

子供たちが療育をしている間、私たちは別室に集まって、特にやることもないのでお喋りしています。話題はやっぱり自閉症の子供についてが多いです。

 

その中で、困っている人が多かったのが自閉症児あるある「服への拘り」

もうすぐプールの季節だけど、「水着を嫌がる」というのが話の発端でした。

 

うちの息子は元々拘りがない方で、服なんて用意されたものなら何でもOK(電車のプリントなどがあると少々テンションが上がる程度)。

でも、7人中3人が、服への拘りで困っているとのことでした。

 

  • 水着を着ない
  • 雨合羽を着ない
  • 決まった服ばかり着る
  • 長靴しか履かない

 

お出かけ時や朝の支度で、毎回揉めるそうです。

ほえ~、大変そうだなぁ…。

 

でも、これって自閉症あるあるですよね。真冬なのに半袖を着たがるとか、特定の素材を嫌がるとか。単なる拘りだけではなく、感覚過敏も加わると、更に着るものが限定されて大変なんですよね。

 

では、服や靴への拘りが強い子供が朝の支度をスムーズにするためには、どのような対処法をとったら良いのでしょう。

その答えは「長靴しか履かない」と言っていたAさんが教えてくれました。

 

「拘りが強いアイテムを捨てれば良い」

 

なんでも、炎天下でも長靴を履きたがる子供にいい加減疲れたAさんは、靴1足を残して、すべて捨ててしまったんだとか。玄関に1足だけ置かれた靴を見て、子供は何も言わずにそれを履いたそうです。

 

まぁ、かなりの荒療治。受動型には向いているけど、場合によっては大癇癪に繋がる可能性もある諸刃の剣的な対処法です。

 

でも、「選択肢を与えない」というのは、私は正しい対処法だと思います。子供って、「愚図れば要求が通るかも」という希望を見出すと、益々愚図るものだから。

 

「でも、自閉症児の主観性を育てるためには、自分で選ばせる場面を作るのが良いって話を聞いたんだよね…」

 

毎日同じ服を着たがる子供を持つBさんがそう言いました。

でも、毎朝選択させることで何か困るようなら、選択の機会は別の場面で与えれば良いと思います。

 

例えば、我が家ではオヤツの内容は子供が選んでいます。量だけは私が決めて、「何を食べるか」は子供の自由です。

 

子供の選択権を調整すれば、生活が回りやすくなると思うんだよね。

これって、親子ウィンウィンになれる工夫なんじゃないかな。

 

持論!「子供に選択肢を与えると愚図る」

我が家の子供たちは、定型児の娘も自閉症児の息子も、穏やかな性格で癇癪が殆どありません。

その分泣き虫さんでノミの心臓ってくらい恐がりですが、それが生活に大きな困難を与える原因にはならないんですよね。

 

例えば、娘も息子も母子分離困難で、幼稚園の登園では本当に良く泣きました(息子は現在進行形)。

でも「お熱がなければ幼稚園は行くもの」「皆幼稚園に行く。これがあなたのお仕事」で徹底してきました。

だから、寂しくて泣いちゃうけど「行きたくない」と愚図ったことはありません。愚図っても無駄だと悟っているんでしょうね。

 

一方、幼稚園以外のこと、習い事や自主学習等については、子供たちに決断を委ねています。嫌ならやらなくてよし。好きなら頑張るべし。

 

  • 絶対やるべきことに対しての選択肢はあたえない(やるという選択しかない)
  • 絶対的項目を限定し、それ以外は子供の判断に任せる(無理強いなし)

 

この徹底が、子供にとってはとてもわかりやすく、諦めと安心感で、無駄なあがきをしなくなるんです。

 

あと、愚図りに対して親が「子供の主張を認めるか認めないか」悩み、ブレると、親子でイライラしてしまいます。

「ダメなものはダメ」と徹底し、しかもそれを限定することで、子供が愚図ろうが「でもダメだから仕方ないね~」と右から左に受け流しやすくなります。

親がブレると子供にいらぬ期待を与え、更に愚図るんです。

 

だから、確固たる信念を持って、「譲らないことは断じて譲らない」という強い気持ちが育児には必要です。

 

そんな私は、家庭内でもっとも融通が利かない頑固者です。ごめんなさ~い。

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