知的障碍が気になる自閉症幼児期の話題で盛り上がる!療育5回目

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私の息子は自閉症スペクトラム。現在5歳年中さんで、週1回通年療育に通っています。

 

5回目の療育は「母子同室」。朝の会と本日の活動の間は、親も教室に行って子供の様子を参観します。

でも、参観前後で時間があるので、自閉症児ママトークで盛り上がりました。

 

そこで出た話題が知的障碍について。

 

自閉症スペクトラムには、知的障害が伴うタイプと伴わないタイプがあるんです。

一応、週1コースは「知的なし」の子供が通うことになってはいるものの、幼児期のIQは変動するから、皆不安いっぱい!

 

今回は、5回目の療育レポートと、ママたちが気になる知的障碍についてお話します。

 

療育4回目のフィードバック「やっぱり特に問題なし」

療育では、毎回「連絡ノート」というプリントを提出しています。1週間の間に起こった出来事や、気になる事、心配事の相談など自由に書けるプリントです。

 

私が連絡ノートに書いた内容はコチラ。

  • 幼稚園の誕生日会で恐怖し泣いてしまったけど、でも頑張って参加していた様子。
  • 5月から始めた幼稚園課外授業の体操教室は楽しく通えている

息子が幼稚園のお誕生日会で恐怖する詳細は、下記記事をチェックです。

5歳自閉症の息子が幼稚園のお誕生日会で恐怖する話

 

療育の先生からのフィードバック

今後もお誕生日会で恐がる様子があるなら、「あれはおしばいだよ」「手品は仕掛けがあって本当は消えないんだよ」と説明してあげると良いかもしれませんね。

クラスの様子は、1日の流れには大きな変更がないことを理解し、視覚的に確認できるようになり、ニコニコと自信を持って参加できる様子や、変更点を受け入れる余裕が出てきています。

 

やっぱり息子は療育中先生の目から見ても「特に問題なし」という位置付けなんだなぁ。

 

息子の問題点は社会性や集団行動の困難さではなく、発達の凹凸による手先の不器用さなど、個人的な問題が多いんだよね。

だから、集団療育の場では、息子の困り感は殆ど見られないのは、必然だなと思います。

 

5歳自閉症スペクトラムの息子の療育5回目の様子

さて、5回目の療育は母子別室で、こんなスケジュールで行われました。

 

9:30  入室→お支度→自由遊び
10:00 朝の会(ご挨拶、出席とり、お歌、お楽しみ、お茶)
10:20 本日の活動(ねんど)
10:40 トイレ→オヤツタイム
11:00 自由遊び→帰りの会
11:30 帰りのお支度して解散

 

朝の会と本日の活動のみ、親が同室で参観します。

 

朝の会は毎回同じ流れで行われ、息子も他のメンバーも、すっかり慣れた様子。

 

お楽しみは「はらぺこあおむし」。はらぺこあおむしの歌をCDで流しながら、先生が絵本のページをめくっていきます。

 

これを、子供たち全員がものすごーく集中して観ていたのが、すごく印象的でした。

 

いつもなら、離席してしまったり、余計な一言を言ってしまったりするのですが、約5分間、皆静かに視線を絵本に向けて、一生懸命観ていたんです。それだけ、楽しいということなんだと思います。

「はらぺこあおむし」は息子も大好きな絵本ですが、家で読む時は「早く次めくってー」と、どんどん先に進みたがるのに、今回はジッと歌を聞きながら見入っていました。

さすが!名作絵本!子供の心をガッチリキャッチ!

子供の心をガッチリ掴む「はらぺこあおむし」の歌はこれでーす。

 

その後、お茶で水分補給をするのですが、ぬるいお茶が嫌いな息子は、いつも飲まずに返しています。

 

そしていよいよ本日の活動「ねんど」です。型抜きを使う活動です。

ねんどは以下の手順で行われました。

 

  1. 道具の配布(型抜き以外にも、使わない道具が入っている)
  2. ねんど作成の説明
  3. ねんど作成開始
  4. 課題ができたらねんどで自由遊び

 

ねんど作成は、既に薄く伸ばしたねんどを粘土板に乗せ、指定された2つの型抜き(魚型、ハート型)で形を抜き出し、用意されたプレートに作品を乗せるだけ。

先生は、型抜きをねんどに押し当てたあと、型抜きを抜く前に周囲の粘土を外した方が上手にできるよと説明し、実際にお手本を見せていました。

 

先生の説明によると、「型抜きをねんどにしっかり押し込む」というのが、なかなか難しいんだとか。

 

その言葉通り、息子は型抜きをねんどに押し込んだものの、下まで到達しておらず、周囲のねんどを上手に外せずに「あれ?こうなっちゃう」と手こずっていました。

でも、先生にサポートしてもらいコツを得たようで、2つめはスムーズに1人で全部できましたよ。

 

「先生できました!」と報告してOKもらえれば、ねんどで自由遊びができます。

 

息子はねんど遊びが割と好きで(と言っても、家ではプラレールとか別の遊びばっかりして殆どねんどでは遊ばないけど)、鼻歌を歌いながら手巻きずしを作っていました。

出来上がると「先生見てー。どうぞ」と、離席してまで先生に見せに行き、食べてもらってました。

 

これってどうなんだろう…。

 

そう思ったんだけど、11時からのフィードバックで、息子のこの行動が他の子供たちの良きモデルになったと言われました。

 

ねんどで自由に遊ぶ

この「自由」が、自閉症スペクトラムの子供にはハードルが高いんだそうです。

 

自由というのは答えがないから、正解がわからず、結局「何を作ればいいの?」と不安を感じてしまうんだとか。

 

だから、課題が終わった後、不安になって周囲を見渡す子供が多かったそうです。

 

息子の場合「ねんど遊び=食べ物を作る」みたいなお決まり事になっているので、そこに戸惑いはなかった様子。

楽し気に好きな物を作る息子の姿、そして、作り終わった後「見て見て」と先生にアピールする姿を見て、他の子供たちも「そうか!そうすれば先生たちからアクションがもらえるんだ!」と気付いたんですって。

 

このように、行動についてはお手本になる息子ですが、実際に作っている作品はトホホ状態です。

とにかく手先が不器用なので、手巻きずしも、その後作ったクレープも、単なるねんどの塊状態でした。

 

まぁ…楽しそうだったからね…いいけどさ…。

 

結局、今回の療育のフィードバックも、息子の問題点や改善点についての指摘はなく、軽く流されておしまいでした。

集団行動には困り感がないから、指摘することもないんだろうね。

 

知的障害の有無は自閉症児の親が最も気になるところ

母子分離の日に比べると、同室参観はママ同士で話す時間が限られますが、同じ特性を持つ子供の親同士、集まれば話題が尽きることはありません。

 

今回は、知的障碍についての話が出ました。

きっかけは、A君ママさんのこんな発言です。

 

「数の大きい小さいが理解できていないみたいで、何度教えてもわかってくれないんだよね」

 

なんでも、A君はワークをするのが好きで、やりたがるんだとか。でも、いざやらせても上手にできなかったり、間違ったりするから、A君ママはイライラして、「もうおしまい」と言ってしまうんだそう。「迷路とかも、すぐはみ出すんだよ」と言っていました。

 

ええー!ちょっとまってー!息子なんて、はみ出すのが普通なんですけどー!

 

っつーか、やらせているワークが年相応のものだというのも驚きでした。

 

いやいや、息子はつい最近2~4歳向けの線の練習ワークを初めてさせたばかりだよ。はみ出そうが、筆圧ゼロだろうが、ヨレヨレだろうが、一応理解して政界に近い線を引いているだけで、我が家では大絶賛なんですけどー!

 

年相応のワークって、レベル高っ!

 

A君ママの「普通」の基準が高くて、驚いちゃいましたよ。

 

で、その話がきっかけで、昨年受けた発達検査についてまで話題が広がりました。

療育に参加する子供は診断済が大前提だから、皆診断のために発達検査を受けているんです。

 

全員が子供のIQを発表したわけじゃありませんが、どうやらこのクラスは知的境界領域か、その数値に近いIQの子供たちを集めたようです。

 

当たり前だけど、知的障碍の有無は、親としては物凄く気になる所。

 

自閉症という発達障碍があっても、知的障碍がなければ小学校の選択肢が変わってきます。また、知的障碍がなければ、「勉強はできるかもしれない」という期待を持てます。

 

私の場合、既に娘が小5で、小学校とはどんなものか実感しているのでイメージを掴みやすいけれど、私以外は皆第一子が自閉症スペクトラムだから、「このまま行ったら小学校どうなるのか」という不安が常に付きまとっている様子でした。

 

私から言わせれば「上見過ぎ!」ですけどね。

 

だって、小学1年生最初の1ヶ月は、ひたすらひらがなを書くだけの感じになります。

算数だって「何番目?」とかだし。

 

うちの娘は早生まれなので、年中の冬、5歳を過ぎた頃ようやくひらがなを書き始めましたけど、それで何の困難も感じず学校の授業についていけてるし。

まぁ…娘は定型児だけどね…。

 

でも、年中の今の段階で、「あれができないこれができない」と焦っても、親子で疲れるだけなんじゃないかなぁ。

 

とりあえず療育に通っているし、本気でヤバイ程遅れが見られれば、個別にSTやOTの案内があるはず。

このメンバーの中で、STもOTもやってるのって息子だけだから、そこまで過剰に心配する必要ないと思うなぁ。

 

そんな息子ですが、発達の凹凸が物凄いことになっています。

昨年の田中ビネーではIQ75で知的境界領域と出ましたが、そこから10ヶ月経った今、「多分もう少し上に行ける」と予想できます。4歳から5歳で、息子はかなり伸びたんですよね。

 

特に数の認識については年齢以上だと感じています。

現在5歳1か月の息子は、数についてここまで理解が進んでいますよ。

 

  • 数の概念がしっかりしている
  • 数字を読める(100の位まで読める)
  • 数字の大小がわかる(10と100、100と1000、どっちが大きいか等)
  • 時計が読める(アナログを分単位で読める)
  • 複数の数を2分割、3分割にできる(目の前にある場合のみ)
  • 簡単な足し算なら暗算できる(合計5まで)

 

うん。5歳児としては、上出来じゃない?

言葉も語彙と文法の理解は年齢以上だとSTで言われているし、今回割と伸びてくれるんじゃなかろうか。

 

しかし、できないことは相変わらずできない!

 

  • 相変わらずお遊戯壊滅的
  • 筆圧マイナスヨレヨレ
  • 不器用さも相変わらず

 

ほらね。この辺は2歳レベルをさまよっていそう…。

さて、凹凸を平均して、どの程度のIQが出るのかが見ものです。でも、現時点でこれだけできることがあれば、知的障碍という診断はないんじゃないかなぁ。

 

知的障害の場合、発達の凹凸が少なく、全般的に低い数値が出るらしいのです。

もちろん、低い数値で凹凸が物凄いことになってれば、知的障碍になるんだろうけど。

 

こうやって、親は「我が子に知的障碍はないに違いない」という材料を探したがるものなんですよね。

こんな感じで、療育5回目は終了したのでした。

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