自閉症グレーの幼稚園の選び方!子供が幸せな園生活を送る方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私の息子は自閉症スペクトラム。現在5歳の年中さん。

 

息子は1歳半健診で発語が少なく要観察となり、その後自治体の発達相談を半年に1回ペースで受け、年少の春に相談場所が療育センターにランクアップ。自閉症スペクトラムの診断がおりたのは、年少の夏でした。

だから、幼稚園を選ぶ時は、如いて言うなら自閉症グレーの状態。療育にも当然繋がっていませんでした。

 

息子の発達に不安を感じる中の幼稚園選びでしたが、今、息子は楽しく幼稚園生活を送っています。

私も「この幼稚園にして大正解!」と、心から満足しています。

 

そこで今回は、自閉症グレーゾーンや、発達に遅れがあり不安を感じる状態での幼稚園の選び方を紹介します。

自閉症グレーゾーンの状態とは?

まず、幼稚園の選び方の前に、自閉症グレーゾーンとは一体どんな状態を指すのかを解説します。

 

自閉症グレーゾーンとは、正式には小児神経科医の診察を受け、医師から「自閉症グレーゾーン」と言われた場合の状態を言います。

 

だけど、子供の発達に不安を抱えつつも、3歳前後でそこまで行動を起こす人は少ないです。

私のように健診から要観察となり、自治体の発達相談を受けているだけという人の方が多いでしょう。この場合、後に相談窓口がランクアップして、自閉症グレーゾーンを飛び越えて「自閉症」と診断されるケースが増えるんです。

 

でも、自閉症っていきなりバシッと診断されるというよりも、「どっち?」とウロウロする期間があるんですよね。

私は、この「どっち?」と親が悩んで右往左往している時期もグレーゾーンだと考えます。

 

  • 健診にひっかかり要観察状態
  • 言葉が遅い
  • 運動面の発達が遅い
  • 手先が極度に不器用
  • 癇癪が強い
  • じっと座っていられない

 

要は、「うちのこ、こんなんで幼稚園生活大丈夫かしら?」と、親が不安に感じる状態です。

 

もちろん、医師から見れば上記の項目に当てはまるから自閉症グレーゾーンとは限らないですよ。これらの特徴は、2~3歳児の子供あるあるでもあります。

 

自閉症グレーの幼稚園の選び方4つのコツ

では、発達に不安を抱える自閉症グレーの幼稚園選びは、どのようにしたら良いのでしょうか?

 

発達に遅れがあることを先に話して、「うちの子でも入園できますか?」と聞く?

幼稚園が「発達障碍児も受け入れています」と掲げる幼稚園に片っ端から連絡する?

 

答えは、どちらもNO!

 

あなたの子供は、既に診断がおり、バリバリに療育を受けている状態とは違います。

 

自閉症グレーゾーンとは、「成長と共に集団生活を送れるようになる」「自閉症グレーゾーンと言われていたけど、成長と共に特性が弱まり困り感が消失」という可能性を持った子供たちです。

 

それなのに、「発達に不安があるんです」というのを前面に押し出して、そこを基準に幼稚園選びをすると、後悔する可能性があります。

とは言え、今の段階では、お利口さんに比べると、恐らく個別のフォローが必要なレベルでしょうから、それについて留意する必要はあります。

 

できることなら、発達に不安がある子供こそ、幼稚園のプレから通った方が良いです。

自閉症グレーだからこそ幼稚園プレに参加した方が良い4つの理由

 

だけど、プレのない幼稚園もありますし、プレ参加は必須ではありません。

では、自閉症グレーゾーンの場合、幼稚園の選び方はどのようにすれば良いのでしょうか。これから具体的に説明します。

 

自宅から通える幼稚園の情報を集める

自閉症グレーゾーンの幼稚園の選び方は、定型児と大差ありません。

まず、自宅から通える幼稚園を調べましょう。インターネットで検索すれば、いくつか該当する幼稚園があるはずです。

 

今時の幼稚園は、殆どHPがありますから、その内容を細かくチェックしましょう。そこで幼稚園の教育理念やカリキュラム、行事などをチェックしてください。

 

幼稚園選びでは、問い合わせの前に「どんな幼稚園なのか」を知るのが超重要!

 

その理由は、以下の通りです。

 

  • 幼稚園にはそれぞれ特色があり、内容に大きな差がある
  • 「なぜうちの幼稚園に興味を持ったのか」と見学時に聞かれる可能性が高い
  • どんな幼稚園かがわからなければ、「子供を通わせたい」という情熱が沸かない

 

自閉症グレーゾーンだと、「とにかく我が子を受け入れてくれる幼稚園」という点ばかりに注目しがちです。でも、それは違います。

 

幼稚園選びで大切なのは、あなたが「この幼稚園ならば信頼できる!」と思えることなんです。

そして、その想いが幼稚園とあなたの子供をつなげる原動力になるんですよ。

だから、まずは幼稚園の情報収集です。

 

見学の問い合わせをする

幼稚園の情報収集をしたら、興味を惹かれる幼稚園に見学できるかどうかの問い合わせをしましょう。

対象となる幼稚園が少なければ、通える範囲の幼稚園に片っ端から電話するのもおすすめです。

 

今はインターネットで情報収集できる時代だけど、幼稚園選びは口コミよりも自分の目で見て実際に幼稚園関係者の話を聞くことが大切です。「百聞は一見に如かず」ですね。

 

見学の問い合わせをする時は、時間帯に注意しましょう。

園児たちが幼稚園にいる時間帯は、先生方はとても忙しくしています。

電話をかける時間帯は4時前後がおすすめです。

 

「お忙しい所申し訳ありません。〇歳になる子供がいるのですが、来年度入園を検討しております。幼稚園を見学させていただくことはできますでしょうか?」

 

こんな感じで、丁寧に問合せしてくださいね。

 

この時、子供の発達については一切触れる必要はありません。

 

なぜならば、開口一番「うちの子自閉症グレーなんです」とか「発達に遅れがあります」と言うと、それだけで判断されてしまう可能性があるからです。

また、幼稚園側も「幼稚園の様子を見る前に、いきなりそれを言う?」と、面食らってしまいます。場合によっては「幼稚園の理念とか関係なく、入園できる幼稚園ならどこでもいいだろうか?」と誤解されてしまうリスクもあるんです。

 

だから、子供については一切触れず、見学についての問い合わせだけをしてください。

幼稚園によっては、個別の見学ではなく、見学日を設定しているケースもありますので、幼稚園側の説明を良く聞いて、それに従ってくださいね。

 

親子で実際に幼稚園を見学する

見学が決まったら、必ず親子で幼稚園に見学しに行きましょう。

見学のポイントは2点です。

 

  • 子供たちの表情を見る
  • 先生たちの指導方法を見る

 

素敵な幼稚園は、必ず子供たちの表情が活き活きしています。やる時はやり、遊ぶ時は遊ぶメリハリがあります。そして何より、人懐っこく笑顔に溢れています。

 

そして、子供が素敵な表情を見せてくれる幼稚園の先生方は、例外なくとても熱心です。子供1人1人に眼差しを向け、ゆっくりの子供を待ってくれる心の広さがあります。

もちろん、それがおふざけだったり意地悪だったりすれば、先生は子供を叱ることもあるでしょう。でも、むしろそれはとても必要なこと。幼児期を過ごす幼稚園は、大人の介入が大事なんです。

 

そして、自閉症グレーゾーンで発達に不安がある子供の場合、先生の目が行き届いているかどうかがとても重要になります。

 

「できる」「できない」で判断するのではなく、子供が頑張っているか努力を見てくれる幼稚園なら安心です。

 

発達に遅れがあることを相談する

一通り見学が終わると、「ここの幼稚園に通わせたい」と思う目星がついていることでしょう。

この段階で、もう一度幼稚園に連絡をいれ、子供に発達の遅れがあることを相談してみましょう。

 

「素晴らしい幼稚園で、是非我が子を入園させたいが、発達に遅れがあり不安な点があり、ご相談させていただきたいのですが」

 

こんな感じで問い合わせてみると良いでしょう。

 

この時「あ、それはちょっとうちの幼稚園は難しいかもしれませんね」と、電話の段階で即答されるようなら、残念ながらその幼稚園は対象から外すのが賢明です。

その理由は、面倒な子供ではなく、できる子供だけを集めたいという思いの裏返しだからです。

 

2~3歳の段階で、発達に遅れが見られるのは個性の範囲内であることが多いですよね。それなのに、できるのが当たり前の前提で園児を選ぶ幼稚園に間違って入園しまうと、恐らく子供は幼稚園で辛い状況になります。

 

一方、「まずはお話をじっくり聞かせてください」と答えてくれる幼稚園なら、大いに検討の余地ありです。

 

「え?大丈夫ってすぐ言ってくれないのに?」と思いますか?

電話の段階で「うちは誰でもOKです」と言うのは、余程体制が整っているか、単なる無責任かのどちらかです。

 

「発達障碍児も受け入れます」の看板を掲げている幼稚園が、実は入園後フォローが全く足りず、ほぼほったらかし状態というのは、割と聞く話なので要注意!

 

こんな嘘みたいにひどい話もあるんですよ…。

自閉症児への冷たい幼稚園の対応にビックリ!息子療育2回目

 

親の不安や心配事に親身になってくれるか、誠意を見せてくれるかが、幼稚園選びのコツです。

 

園長先生と直接お話する

発達への不安の相談が直接園長先生に繋がるケースもありますが、どちらにしても、最終的には園長先生と直接お話してください。

 

特に、公立ではなく私立幼稚園の場合、園長先生の立場は絶対的です。

園長先生が教育方針の柱になっているので、どんな考えをお持ちなのかが、子供の幼稚園生活を大きく左右するのです。

 

園長先生と話す時は、予め質問事項を考えておいてくださいね。

 

  • 幼稚園に感銘を受けた点
  • 入園したいという強い意思
  • 子供の状態
  • 場合によっては個別のフォローの必要性
  • 入園後ご迷惑をおかけしてしまわないか不安
  • 子供の成長のために家庭で頑張っている点

 

少なくとも、これらについてはお伝えした方が良いでしょう。園長先生からのお話も、良く聞いてくださいね。

 

もしも、実際の園長先生とお話した時、「あれ?」と違和感を持った場合は、入園には慎重になった方が良いでしょう。

逆に、園長先生の話に共感し、信頼できると思うならば、前向きに入園を検討していきましょう。

 

子供が幸せな幼稚園生活を送る方法

自閉症グレーゾーンの幼稚園の選び方について、「あれ?子供に合う合わないについて書かれていない」と思ったかもしれませんね。

もちろん、幼稚園の特色は様々で、我が子が楽しく過ごせそうなカリキュラムなのかのチェックは必要です。

 

でも、私は時にはフォローが必要な自閉症グレーゾーンの子供だからこそ、カリキュラムよりも先生方の考え方、子供たちの雰囲気が重要だと思うのです。

 

のびのび系とか、お勉強系とか関係なく、何となくでも良いので「うちの子がそれなりに馴染んで過ごせそうな雰囲気」が感じられるかどうかを見て欲しいなと思います。

 

実は、息子が通う幼稚園では、息子の学年50名中息子を含めた3名が自閉症スペクトラムです。結構凄い割合でしょ。

 

3人すべてが、入園後に自閉症スペクトラムの診断が下りました。幼稚園選びの段階では、皆グレーです。

でも、口を揃えて「この幼稚園で良かったよね。先生方、本当に一生懸命やってくださる」と言っているんですよ。

 

あ、息子の幼稚園は自閉症児の受け入れに慣れているわけじゃないです。むしろ、これだけバッチ診断済みが揃った学年を持つのって、前代未聞なんじゃないかな。

 

だけど、持ち前の「子供1人1人に目を配る」という幼稚園の姿勢が、それぞれタイプの違う自閉症児たちを支えてくれています。幼稚園の先生方は、園長先生も含めて、皆さん子供の個性を理解しながら、臨機応変に対応してくれています。何より、まなざしに愛情があります。

 

自閉症グレーゾーンの子供は、問題がわかり辛く、場合によっては「怠けている」「ふざけている」「わがまま」と誤解されやすい立場です。

だからこそ、幼稚園の先生が「子供はみな違う」という当たり前を受け入れて、型に嵌めない幼児教育をしてくださるかどうかが、楽しい幼稚園生活のカギになります。

 

もちろん、幼稚園から適切なフォローを受けるためには、親が自主的に行動しなければなりません。

 

  • 子供の発達について必要な相談機関に繋がっておく
  • マメに先生とコミュニケーションをとって子供の状態をしっかり伝える
  • お願いすべき点は的確に幼稚園側に伝える
  • 幼稚園に丸投げせず、家庭でも子供が幼稚園で過ごしやすくなるようフォローする

 

幼稚園は子供だけではなく、その親も見ています。

 

あなたが懸命に育児し、幼稚園を信頼し、子供と幼稚園をつなげる努力をしていれば、幼稚園との信頼関係を築くことができます。

 

幼稚園探しは、親と幼稚園の信頼関係を作る第一歩です。

受け身にならず、子供のために頑張って動いてくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す


CAPTCHA