5歳児発達の目安は?発達障碍と定型の差を数字で解説!

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5歳は年中から年長になる年齢ですよね。

小学校就学を控えて、「うちの子大丈夫かな?」と、不安を感じる人もいることでしょう。

 

私の場合、5歳の息子は自閉症スペクトラムという発達障碍診断済み。

だから、余計に「定型の5歳児って、どこまでできるんだろう?」と、普通の子との差が気になります。

 

そこで今回は、5歳児健診の内容を元に、5歳児の発達の目安を紹介!

自閉症スペクトラムの息子がどこまでできるのか、発達障碍と定型の差はどれくらいなのかも解説します。

5歳児健診を行う自治体が増えています

私が住む地域では、5歳児健診はありません。

1歳半健診と3歳児健診は全国の自治体必須なのですが、5歳児健診は任意なので、自治体によってやっているところとやらないところがあるんです。

 

平成17年に発達障害支援法が施行され、発達障害の早期発見と支援の努力義務が各自治体に課せられました。

それを受けて「小学校就学前に、発達障害の早期発見する」という目的で、5歳児健診を始める自治体が出てきたのです。

 

バリバリの自閉症児ならともかく、軽度の発達障碍や、言葉の遅れがなくIQが高い子供の場合、大抵3歳児健診を問題なくスルーしてしまいます。

この時期の癇癪や拘りは、「2~3歳児あるある」だから、明らかに何か遅れが見られなければ、通過してしまうんです。

 

一応就学前健診はあるものの、そこもスルーして小学校に入学し、学校生活が始まってから問題が露呈するというケースもあります。

特にクラスにトラブルを起こさないタイプだと、本人がひっそりと困っているだけで、周囲に困り感が伝わらず、子供の負担だけが増大するというケースにもなり兼ねません。

 

この場合「いきなり心がポッキリ折れて不登校などの二次障碍を起こす」という最悪の事態になる可能性があります。

 

発達障害の子供は「自分の気持ちを発信する」のが苦手なので、辛くても困っていても、抱え込んでしまう事が多いのです。

 

そうなる前に、子供の問題点を早期発見し、適切な支援をすることで安心して学校生活を送れるようにするというのが、5歳児健診の目的の1つです。

今回は5歳児健診の問診表について解説しますが、実施日に行われる5歳児健診の内容については、下の記事に詳細を書いていますので、そちらも参考にしてくださいね。

5歳児健診の内容は?自閉症の息子にやらせてみた結果

 

5歳児健診で行われる問診12項目

厚生労働省のHPでは、鳥取県で行われている5歳児健診をモデルとし、その内容を掲載しています。

鳥取県の5歳児健診(平成16年度版)では、問診で発達に関するアンケートが事前に行われます。「5歳児ならば一般的にできる」という発達の目安があり、その通過率が発達障害の可能性の判断材料の1つになるのです。

 

この5歳児健診の問診内容は以下の通りです。

 

  1. スキップができる
  2. ブランコがこげる
  3. 片足でケンケンができる
  4. お手本を見て四角が書ける
  5. 大便が一人でできる
  6. ボタンのかけはずしができる
  7. 集団で遊べる
  8. 家族に言って遊びに行ける
  9. じゃんけんの勝敗がわかる
  10. 自分の名前が読める
  11. 発音がはっきりしている
  12. 自分の左右がわかる

引用:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken07/h7_04a.html
参照:厚生労働省

 

質問8の「家族に遊びに行ける」は、地域柄ですよね。地域によっては「小学校前は必ず親と一緒」という場所も多いと思います。我が家もそうです。

 

しかし、他の項目については、地域差なく5歳児の殆どができる項目となっています。

どの質問も、約9割以上が「できる」と答えている内容です。

 

5歳児の発達の目安と発達障碍を心配するラインとは

では、5歳児の発達目安で、発達障碍と心配しなければならないラインはどれくらいなのでしょうか。

同じく厚生労働省では、上記アンケートの通過率を掲載しています。

 

 

う~む、こうして見ると、軽度の発達障害の見分けが如何に困難かがわかると同時に、それぞれの発達障害の特性も良くわかります。

 

注意欠損/多動性障害(ADHD)の特徴で顕著なのは、ケンケンができるけどスキップはできないというアンバランスさ。そして、勝ち負けに拘りがあるからかジャンケンの勝敗についての理解は高いのに、左右がわからないという脳の癖の強さ。

 

広汎性発達障害(知的なしの自閉症)は、全般的に発達は順調なのに、協調性という部分が弱いのが良くわかります。

 

軽度精神遅延の場合、社会性の困難さよりも、全般的に発達の遅れが見られるという特徴が見られます。

 

しかし、これは丁寧に問診したからこそ明確にでた結果であり、改めて1つずつ確認しなければ、「5歳児ってこんなもんかな」とスルーしてしまいがちな内容でもありますよね。

 

幼稚園保育園の間は、先生方のフォローが手厚いので、問診内容でできない部分があっても、物凄く生活に困難さが出るわけではなく、案外何とかなってしまうことも多いです。

だから、見過ごされてしまうわけですね。

 

5歳1ヶ月自閉症スペクトラムの息子の通過率

さて、うちの息子は4歳で自閉症スペクトラムと診断されたわけですが、5歳児健診の問診項目で、どれほど通過しているかをやってみました。

 

・スキップができる
×:もう一息!

・ブランコがこげる
×:自分でこぐ気ゼロ

・片足でケンケンができる
:ケンケン大好き

・お手本を見て四角が書ける
×:書く能力は壊滅的

・大便が一人でできる
:拭くのには一抹の不安はあるが…

・ボタンのかけはずしができる
:これは完璧

・集団で遊べる
:社会性協調性は良好

・家族に言って遊びに行ける
×:うちの地域はみんな×

・じゃんけんの勝敗がわかる
:じゃんけん大好き

・自分の名前が読める
:漢字でも読めます

・発音がはっきりしている
:どもるけど発音は良好

・自分の左右がわかる
:いつの間にかわかるようになってた

 

スキップについては、ちょっと練習させたら、本当にもう一息な感じでした。5歳の間には確実にできるようになっていそう。

ブランコも、好きだけど本人こぐ気がないんですよね。練習させたら割といけるかも?

 

というわけで、12の問診の中で「ああ~、これは絶対無理!」というのは、問診4の「お手本を見て四角を書ける」という項目。

 

とにかく息子は書くのが壊滅的なんですよね…。

見た物を認識する能力は人並みにあるんだけど、手先が不器用でOTやるくらいなので、息子の課題はこれになりそうです。

 

こうして見ると、「良くぞ息子は4歳で発達障碍が判明したな」という感じです。

1歳半健診で発語が少なくて要観察になったのが、事の発端ですが、言語についてはむしろ発達が追い付き追い越してしまいました。

 

要観察後、定期的に発達相談をうけていたからこそ、息子の「なぜか伸びが著しく悪い」という発達を把握でき、それが診断のきっかけになったんです。

息子の場合、社会性やコミュ力は人並みにあります。

しかし、発達の凹凸がものすごーいことになっていて、それ故の診断です。

 

1歳半健診から要観察→発達相談に繋がった経緯は、下の記事に詳細を書いています。

1歳半健診で要観察後は?2歳で保健士から電話確認があった時の話

 

我が子が自閉症スペクトラムの診断をうけていても、「ああ~、発達障害の見極めって本当に難しい!」と思う位です。

 

未だに発達障碍と定型の境目がわからない私です。

 

何が難しいって、「5歳児健診の内容を通過できなくても、発達障碍ではない」というケースもあれば、逆も然りという点。

だから、今回紹介した5歳児健診の問診内容は参考程度にしてください。

 

そして、「うちの子できないことが多い!」とモヤモヤする位なら、自治体の発達相談に問合せしちゃいましょう。

相談口の確保が、子育ての不安解消に繋がります。

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