自閉症の息子の幼稚園の参観日レポート!親が凹まない為の心得

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私の息子は自閉症スぺトラム。現在5歳年中さんです。

 

先日、息子が通う幼稚園で年中になって初めての参観日がありました。

年少の時とは違い、年中さんともなると、クラスも随分と落ち着いて、フォローの先生なしで殆どのカリキュラムが行われていました。

 

自閉症スペクトラムの子供がと、幼稚園の参観日は凹むことも少なくないと思います。

定型児と比較すると、どうしたって自閉症児は強い特性や部分的な遅れが目立ちますからね。

 

でも!それじゃぁせっかくの我が子の成長を見逃しちゃうよ!

 

今回は、年中になって初めての幼稚園の参観日をレポートし、親が参観日で凹まない為には、どんなことを心得るべきかを解説します。

 

幼稚園の参観日での自閉症の息子の様子

うちの息子は自閉症スペクトラムという発達障碍ですが、社会性やコミュ力は程々にあり、集団生活に困難さがあまりないタイプです。

 

とは言え、自閉症スペクトラムの正式診断が下りるくらいですから、できないものはとことんできません。

うちの息子、発達の凹凸がものすご~いことになっているんです。

 

それから、流石発達障碍児とでも言いましょうか、独特の感性を持ち、それ故に傍から見ると「おいおい、あの子大丈夫かよ」という動きをすることもあります。

 

そんな息子なのですが、自閉症児の強み「型にはまれば上手くいく」「ルーティンワークは得意」という特性を活かし、幼稚園で毎日行われているカリキュラムは、困難さもなく、スムーズに行っていました。

 

息子はお遊戯が壊滅的なのですが、リトミックやリズム遊びは、昨年の息子と比較したら、全然動けてる!

おお!?手があがってるじゃない?ポーズ、とれてるじゃん?

 

もちろん、お遊戯は息子の最も不得意とするところなので、他のメンバーに比べたら、全然できていないというか、クラスで最も踊れてないのですが。

それでも、私にとっては、息子の成長をヒシヒシと感じられた姿なのです!

 

その他、英語やフラッシュカードの時間など、先生の話をきちんときいていて、指示通りに動けているなというのがわかるくらい、しっかり参加できていました。

 

うんうん。息子はやっぱり耳が良いぞ。

 

しかし、工作は苦戦!

 

息子は手先が不器用で、来月から作業療法も追加されたほどです。年中の個人面談の時も、担任の先生から不器用さの指摘がありました。

 

先生の説明を聞いて、多くの子供たちがきちんとできている中、息子は正解がわからず周囲をキョロキョロ。

お隣のお友達の作業を見て、息子なりに頑張り、何とか形にすることができました。

 

でも惜しい!

 

1つだけ工作パーツを付け忘れ、工程とは違う順番でそのパーツを付けなければならなくなってしまったんです。

結局、どうして良いのかわからず、最終的には隣のお友達がやってくれました。

 

人の親切は甘んじて受け入れる息子は、やってもらって一安心の様子。

その後、先生が先に説明していた通り、完成した工作をお道具箱の蓋に入れて、ロッカーの上に置くことができました。

 

ここで感心したのが、蓋の名前の部分がきちんと見えるように置けたこと。一度間違って反対に置いてしまったけど、すぐに間違いに気付いて、自分で正しい方向に置くことができました。

 

かなりのんびりまったりペースですが、無事工作を終えて一安心。

 

その後のお弁当の準備は、食べるのが生きる喜びの息子はとてもモチベーションが高く、また「毎日同じ」というルーティンにバシッとハマり、誰よりも早く準備を終え「ママ、できたよ。早いでしょ?」と得意げに私に報告してくれました。

 

息子はできることとできないことの差が激しいけど、確実に年少の頃より成長しているのが実感できた幼稚園の参観日でした。

 

自閉症児の参観日で凹まないた為の心得3つ

幼稚園の参観日を憂鬱な気分で参加するのって辛いですよね。

Twitterでも、「我が子の幼稚園の参観日が辛い」という呟きがあります。

 

 

私の息子は、社会性があり、コミュ力の問題は殆どない自閉症児です。

しかし、発表会の姿は、傍から見ても「あの子は何か抱えている」って思われる風体です。

でも、私や夫は、息子のそんな姿を見ても、案外凹みません。ハラハラはしますけどね。

 

なぜならば、私と夫はスーパースペシャルポジティブシンキング&育児のハードル1cmな親だからです。

 

そんな超適当母の私が、自閉症児でも幼稚園の参観日で凹まないための心得を伝授します。

 

定型児と比べない

まず、大前提にあるのが「定型児と比べないこと」。

これ、即ち「デキの良い子と比べない」って意味です。

 

親は子供に絶対期待するから、できることよりできないことに着目してしまいがち。そして、できる子と比べて「なぜうちの子はできないんだ」と、親の方が劣等感を持ってしまうんですよね。

これは、自閉症児も定型児も関係なく、親が持つ心理です。

 

でも、比較されるのって辛いもの。あなたの親が、自分よりデキる誰かと自分を比較し「あなたはなぜできないの?」と言ってきたら、どう思いますか?

 

ムカつく?落ち込む?怒る?

 

まぁ、どれにしたって「嬉しい」なんて絶対思いませんよね。

 

だから、親は我が子を他者と比較しちゃいけないんですよ。比較すると、親子で苦しくなるだけ。

 

特に自閉症児は、発達の凹凸や脳の癖が強いという特性があるから、定型児と比較しようがないんです。

比較するだけムダというかお門違い!

 

幼稚園の参観日は、我が子を愛でるイベントなんです。だから、定型児と我が子を比べるのはご法度です。

 

昨年の我が子と比較する

我が子と他者を比較するのは以ての外!

だけど、昨年の我が子と今の我が子は、是非とも比較してください。

 

どんな子供も、必ず成長するものです。

もちろん、個人差があって、大きな成長、小さな成長、目立つ成長、目立たない成長色々ありますが、絶対どこかしら成長しています。

 

我が子の成長を実感することこそ、幼稚園の参観日の醍醐味です。

 

うちの息子、もう、お遊戯本当に苦手です。でも、昨年の息子より確実に少しだけ動けるようになっていました!

 

動画を撮って旦那に見せましたよ。

 

「ほら見て!腕がここまであがってる!すごいでしょ?」

 

この時の振り付けは、腕を天井にピンと伸ばして万歳のポーズでした。

息子の腕は胸元付近まで小さくあがっていました。クラスの中で誰よりも、腕が上がっていなかったのは息子です。

 

でも、昨年は直立不動ってな感じだったんですよ。あの息子の腕が、胸元まで上がっている…!!!

 

できて当たり前のことよりも、あれだけできなかったけど一歩前進したという姿の方が、喜びが大きいんですよね。

 

この、小さな発見が嬉しいというのは、自閉症児の親の特権ではないでしょうか?

 

幼稚園の参観日は我が子の小さな成長を見つけに行って欲しいです。

小さな発見が、きっと小さなハッピーをつれてきてくれます。

 

息子が如何にお遊戯ができないかについてと、小さな成長を見逃さないことの大切さは、下の記事に書いてありますので、読んでみてくださいね。

5歳自閉症の息子の個人面談!幼稚園の先生の配慮に感動☆

 

定型児だって親がいれば気が緩むと心得る

私には息子以外に、娘がいます。

 

息子は自閉症スペクトラムですが、参観日は泣かずにニコニコ。

上にいる娘は定型児なのに、幼稚園の参観日は年長にあがるまで100%号泣していました。

この娘が、育児のハードルを下げることを私に教えてくれましたよ。

 

息子の話ではなく、定型の娘ですが、年少も年中も幼稚園の参観日はとにかく泣くんです。

元々泣き虫ですが、幼稚園で頻繁に泣かなくなった後も、参観日は確実に号泣でした。しかも、特に大きな理由もなく泣くんですよ。

 

幼稚園の参観日は当然他にも親がたくさん来ています。娘が号泣するのに、保育が中断したり、他の子供や先生の声が聞き取りにくくなるのは、非常に肩身が狭かったです。

 

でも、仕方ないよね。だってまだ幼児だもん。

 

珍しい存在ではあるものの、娘以外にも「親が幼稚園に来る参観日に限って良く泣く」という子供がいました。今回の息子の幼稚園の参観日でも、普段は泣かないタイプに見えるのに、号泣しちゃった男の子がいました。

 

子供のタイプによるけど、やっぱり親が傍にいると、自閉症児だろうが定型児だろうが、気が緩むものなんですよね。

 

この大前提を、頭に叩き込んでおきましょう。

 

特に自閉症児の場合、「人と場面をセットで考える」という思考の持ち主の可能性があります。

この場合、子供の脳内では下記のように思考が展開されています。

 

  1. ママ=おうちで甘えさせてくれる
  2. 幼稚園にママがくる→おうちで甘えている自分をイメージする
  3. ママに甘える自分をイメージ→場所が幼稚園でも無性に甘えたくなる
  4. 甘える気持ちが爆発→泣いたりふざけたりしてしまう

 

娘の場合も、多分この展開だったんだろうなぁ。ママがそこにいるのに甘えられない葛藤があって、それで泣いちゃったって感じでした。

療育の場でも言われます。親たちが一緒にいる同室参観と、完全分離の時の雰囲気は、また違ったものになると。

 

だから、我が子が幼稚園の参観日でグダグダな姿を見せた時は、こう思ってください。

 

「ああ、私の事大好きなんだな。ふっ。可愛い奴め」

 

今回の息子の幼稚園の参観日、リトミックの時教室内をグルグル回るように動くのですが、息子は私と遠い場所にいる時は、せっせこせっせこ小走りし、私が近くの位置にくると、異常なスローペースになっていました。

 

少しでも私の傍にいたいんだね。憂い奴じゃ。

 

全てが「可愛い」で許されるのも、せいぜい幼児期である幼稚園時代までですよ。

 

そのまんまの我が子を受け入れると楽になる!

自閉症児とか定型児とか関係なく、育児はそのまんまの我が子を受け入れると、スッと気持ちが楽になります。

 

娘は学年1番ママっ子&泣き虫&臆病&人見知りでした(定型児なのに、これまたなかなか癖が強い幼児だった…)。

もしも、私が「皆と仲良く!」「泣かない!」「恐くても頑張れ!」という親だったら、私も娘もとても辛い状況に陥っていたでしょう。

 

息子も自閉症スペクトラムなので、「こりゃ学年1番できないぞ」ってことがいくつかあります。

もしも、私が「ビリなんて許さん」「やればできる」「せめて平均を目指せ」という親だったら、きっと今とんでもなくしんどい状況だと思います。

 

私はしんどいのが嫌いなんです。

無理を押し付けるのも、押し付けられるのも嫌なんです。

 

だから、自然とそのまんまの我が子を受け入れるようになりました。

 

だって、その方が絶対楽だから。

 

「これがうちの子!」と割り切って受け入れた上で、「では、どうしたら我が子がより楽しい毎日を送れるか」を考えれば良いんですよ。

そうすれば、自ずとどんなフォローが必要かが見えてきます。

 

自閉症児の育児は、様々な困難がありますよね。

でも、上を見ても意味がありません。

我が子にとって、適切な高さのハードルを設定しましょう。

それが定型児と比べて超低かったとしても、飛び越えられた時は家族で大喜びしてくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す


CAPTCHA