子供が可愛くない…自閉症じゃなくてもありがちな悩みと対処法

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「子供が可愛くない」

 

この悩み、本当に良く聞きます。

私には10歳定型の娘と5歳自閉症スペクトラムの息子がいますが、どちらのつながりのママ友からも、平等に「子供が可愛くない」という話は耳に入ってきます。

 

でも、「子供が可愛くない」と嘆く母親には、性格に共通点や特徴があるんですよね。

悩みを解消したいと言っている割に、具体的思考や行動をしないんですよ。だから、発言に矛盾点が多い!

 

そう思っても、育児への口出しはNGというのが、母親同士の暗黙のマナー。

きっと、あなたが「子供が可愛くない」とママ友に相談しても、具体的アドバイスはなかなか貰えないと思うし、実際に何か言われたら、癇に障って素直になれないと思います。

 

そこで今回は、極度の人見知り娘と、自閉症スペクトラムの息子でも、概ね「可愛いなぁ」と思って育てている私が、「子供が可愛くない!」と思った時の具体的対処法を伝授します。

子供が可愛くないと思ってしまう母親3つの特徴

「子供が可愛くない」というのは、実は子供に原因があるのではなく、あなたに原因があるのです。

だから、自分がどんな人間なのか知ることから始めましょう。

 

真面目で頑張り屋さん

「子供が可愛くない」と思ってしまう母親は、総じて真面目で頑張り屋さん。

 

「え?子供が可愛くないんだから、母親としてダメってことじゃないの?」

 

あなたが自分をそう評価しているなら、それこそ真面目な母親の証拠です。

 

「母親とは、母性に溢れ、常に子供を可愛いと思い、愛情をこめて育てる」という、社会的に求められる母親像に、真面目に頑張って近づこうとしているから、子供が可愛くないと思うだけで「私はダメな母親だ」と思ってしまうんです。

 

でもね、母親だって人間なんだから、24時間子供のことを考えて、真面目に頑張って育児し続ければ、そりゃ嫌気もさしますよ。

育児が辛くなれば、「子供が可愛い」と思う余裕を失い、如いては「子供が可愛くない」という感情に発展します。

子供が可愛くないと悩み、嘆く母親は、真面目に育児し続けてここに辿りつくんです。

 

だから、「子供が可愛くない」と思ったら、「私はそう思ってしまうまで頑張ったんだ」と、自分を褒めてあげてくださいね。

 

完璧主義者

真面目で頑張り屋さん、且つ完璧主義者な母親は、「子供が可愛くない」という悩みに陥りやすくなります。

 

なぜならば、子供を完璧に育てるなんて不可能だから。

 

完璧主義者の母親は、子供への期待や理想が絶対的に高くなります。

そして、子供のできないことばかりが目についてしまい、真面目で頑張り屋だから、それを必死に矯正しようとしてしまいます。

 

でも、子供によって育つペースは違いますから、「一般的なレベル」を求めて育児すると、子供がのんびりペースの場合、育児は単なる苦行になってしまうんですよ。

 

特に幼児期は、子供のできない悩みは、自然発達によって解決することが多いのに、子供の成長を待ちきれない母親は、子供に超ハイレベルな要求をします。

当然発達レベルが追い付いていないので、子供がそれを達成するのはとても難しい事。

 

子供はできないことを強要されると、強いストレスを感じ、真面目な子供の場合「自分はダメな人間だ」と自己肯定感を激しく下げてしまいます。

その不満や不安が大きなストレスとなり、子供の機嫌が悪い状態が続き、それが親子関係を悪化させます。

 

一生懸命やっているのに、子供が応えてくれない上に関係悪化すれば、当然「子供が可愛くない」となります。

 

自閉症児の場合、発達に凹凸が見られるという特徴があります。

私の息子がそうです。数の概念は年齢より1~2年進んでいる感じ。でも、書く能力は年齢より2歳位遅いです。

私はこれを理性的に受け止めていますし、既に診断が下りているので「こういうものだ」と納得できます。

 

でも、完璧主義者の母親は「これがここまでできるんだから、あれもここまでできるはず」と考えてしまうんです。

そして、自分が無理難題を子供に押し付けていることに気付けません。

 

完璧主義者の育児のハードルは富士山級。

それを飛び越える才能と根性がある子供なんて、極僅か。

 

育児のハードルを高くすればするほど、子供が可愛くない状態に陥りやすくなります。

 

感情的で女性的

「子供が可愛くない」と、周囲に悩みを打ち明けるママ友は、感情的で女性的だなと感じています。

女性は喋ることでストレスを発散します。だから、悩みを相談していても、実は相手に求めているのはアドバイスではなく共感のみ。

 

私は親しい友達に関してのみ、「子供が可愛くない」という話に対して、「こうすれば?」と、今すぐできる、ごく簡単な方法を提示するのですが、必ず「私はあなたのようにはなれない」と言われます。

 

この様子、私には滑稽に思えてしまうんですよね。

別に私の様になれと言っているんじゃなくて、具体的方法を提示しているだけ。そこに心なんかいらないんだけどなぁ。

接客業をしている時、心の中で「イヤな客だ」と思っていても、それを表に出さず、丁寧に対応することで、店員とお客の良好な関係を保てますよね。私が言いたいのは、そういうことなんですよ。

 

でも、「子供が可愛くない」と悩む母親は、感情と行動を切り離せないんです。

心にもないことを口にしたくないという、妙な頑固さがあります。

 

結局、子供に自分のストレートな感情をぶつけてしまい、結果的に親子関係が悪化。

 

30年も後に生まれてきた子供に対して、自分と同等のレベルにまで上がって来いと言っていることに気付いていないのです。

 

だから「どうして!?」となって、「話が通じない子供が可愛くない!」となります。

ああ、不毛…。

 

子供が可愛くないと思ってしまう2つの原因

子供が可愛くないと思ってしまうのは、その人の性格以外にも原因があります。

この原因を取り除くことが、「子供が可愛くない」という悩みを解消する第一歩です。

 

子供との距離が近過ぎる

「子供が可愛くない」という母親に限って、子供との距離が物凄く近いです。

距離が近過ぎて、子供に生活を支配されている状態です。

 

自閉症の息子が通う療育センターのママ友は、「常に子供の相手をしなければならないのが辛い。子供が可愛くない」と言います。

でも、実は「常に子供の相手をしなければならない状況」を、自分で作りだしているんですよね。

それに気付いていないんです。

 

子供は親が大好きですから「遊んで」と当然言ってきます。その要求に応えて、家事も自分の時間も自ら放棄したら、そりゃ「オルウェイズ子供」状態になりますよ。

 

母親だって、子供の要求の拒否権はあるんです。

 

ではなぜ、「子供が可愛くない」と思いつつ、子供を拒否できないのか。それは、子供に理想を押し付けているから。

 

常に機嫌良い状態を子供に求めているから、「一人で遊びたくない」と愚図られると、愚図ったままの子供を見るのが耐えられず、「だったら相手をしよう」となってしまうんです。

この構図ができあがっているから、子供は常に愚図るようになります。だって、愚図ったらママが遊んでくれるから。

 

こうやって、超密接した育児状況が出来上がってしまうんです。

 

24時間密着してれば、どんなに可愛い我が子でも「離れたい!」と思いますよ。その欲求が満たされないから、「離れてくれない子供が可愛くない!」となるんです。

 

身体的な疲労が激しい

もっと小さな時期、乳児期の育児で「子供が可愛くない」と思う原因の多くが、身体的疲労です。

特に「寝ない」赤ちゃんの場合、母親の疲労度はすさまじく、子供を可愛いと思える余裕がゼロになります。

ただただ「寝てくれ」と思うようになり、でも寝てくれない赤ちゃんにイライラし、可愛いと思えなくなってしまうんです。

 

これは、乳児期だけではなく、自閉症児の育児にも当てはまります。

特に多動がある子供の場合、外で遊ばせて動きたい欲求を満たさないと、欲求不満により家庭で爆発してしまうので、体力が尽きるまで遊びに付き合う羽目になります。

また、癇癪が強いと、何をしても爆発する時は爆発するので、心身共に強い疲労状態に陥ります。

 

酷い疲労は、人をイライラさせ、自分を疲弊させる対象に対して怒りを感じますから、当然「子供が可愛くない」となってしまうんです。

 

子供との距離感とは違って、身体的な疲労からくる負の感情は、時期が過ぎるまで耐えなければならない状況なので、母親の苦悩はより深くなります。

 

子供が可愛くない時の3つの対処法

「子供が可愛くない」という状態から抜け出すには、どうしたらよいのでしょうか?具体的対処法を伝授します。

 

スイッチのON・OFFを覚える

「子供が可愛くない」と思っている母親は、常に「母親スイッチON」状態。

無意識に24時間稼働していて、子供の言動に振り回され、へとへとになっています。

「子供が可愛くない」と思う程、実は疲れ切っているんです。

 

だから、まずはあなたの心身の回復を第一にすべき。

そのためには、母親スイッチのON・OFFを覚えましょう。

「つい子供に意識が向いてしまう」という状態を、自分の意思で「あえて子供に関心を向けない状態」をキープする訓練をするんです。

 

例えば、私は自他共に認める虚弱体質で、頑張り過ぎると本気で体調を崩します。

だから、程々を弁えて、疲れた時は子供を放置して「ママは休みます」と断言し、相手にしません。

 

「え?それさせてくれる子供がスゴイ」と思うかもしれませんが、もちろん、最初から素直に応じてくれたわけじゃありませんよ。最初は座って休む私の周りをウロチョロしては「遊んで」と言われました。

でも、頑なに「ごめんね。ママ休まないと体調悪くなるから」と応じない姿勢を貫くと、子供はいつか「ママは休みますと言われた時は、遊んでくれない時間なんだ」と理解し、諦めます。

 

スイッチのON・OFFの徹底は、子供との根競べ。

 

子供がママと遊ぶのを諦めるのが先か、あなたが自分の休養を諦めて子供の相手をするのが先か、どっちかなんです。

 

で、「子供が可愛くない」という母親は、実はすごく優しくて、最終的には子供の要求に応えてしまい、疲れが取れず、イライラして、更に「ああ、可愛くない」と思ってしまいます。

この負のスパイラルを断ち切るためには、あなたが鉄の意志を持って、「休む時は休む」という姿勢を徹底するしかありません。

 

あえて育児を合理的に考える

「子供が可愛くない」と思うのは、子供に主導権を握られている状態でもあります。

下僕のように子供に仕えていれば、そりゃ子供も可愛くなくなりますよ。

 

でも、常に子供の要求に応えるのは、実は物凄く非効率な育児です。

 

家事は捗らないし、子供もやるべきことを先延ばししてしまいます。

それでも「子供が要求するから」と、子供ありきで育児を続けて、それが原因で全てが回らなくなった上に「子供が可愛くない」と思うのは本末転倒ですよね。

 

だから、あえて育児を合理的に考えましょう。

先に10の手間をとって、後に100の楽を得る、あるいは心がこもっていなくても理性的に対応し、結果育児が楽になる、それが合理的育児です。

具体的には、以下のような方法があります。

 

  • 子供のできない部分には目をつぶりできる部分を褒めちぎる
  • 子供の甘えや要求は後回しにせず、真っ先に対応し満足感を与える
  • 家の中を育児が回りやすい環境に整える
  • 客観的に子供を見て喜ぶポイントを押さえておく
  • 子供を諦めさせるお決まりのフレーズを作って繰り返し使う
  • 子供の発達の知識を学び、無駄に育児のハードルを上げない
  • 常に時間を意識して行動する

 

例えば「子供の要求を散々拒絶していたのに、愚図りに堪えかねて結局応じる」というのは、無駄の極地!

 

やり取りしている時間が無駄だし、子供は無駄に欲求不満になり、遅くに応じ多分要求スキルが無駄に上がります。

だから、どうせ要求に応えるなら、真っ先に応えてやるべき。そうすれば、子供は「すぐに対応してくれた」と満たされるので、満足感が持続して機嫌のよい時間も長くなります。

 

また、対応するなら常に時間を意識して「じゃあ、10分だけ遊ぼうね」とか「絵本3冊だけね」と、子供に提示して接するのもおすすめの方法。

数や時間の概念がなくても、親のセリフとして記憶に残り、「はい。おしまい」と言われたら、「そういうことなのか」と、納得しやすくなります。

更には、これを繰り返すことで、時間や数の重要性が子供に伝わり、必死に理解しようとするので、自然と時間や数の概念が磨かれていきます。

 

そして、あなたが子供に無理難題を押し付けていないか、客観的に見ることも重要です。

 

これは、自閉症の息子の療育で学んだことですが、子供によって正しい対処法は変わってくるので、「自分の子供はどのタイプで、今どんな発達過程にあり、どう対応すれば適切に通じるのか」を親が知るのは、育児を円滑に行い、親子関係を良好にするのに不可欠なんです。

 

育児書でもネット情報でも構わないので、「育児が上手くいかない」「子供が可愛くない」と思うなら、改めて子供の発達を勉強してください。

 

自分を1番に考える

「子供が可愛くない!」というのは、自分の時間が子供に奪われていると感じているから陥る悩みでもあります。

社会的には「母親は子供を1番に考えるべき」という認識がありますが、そんな社会的概念は捨て去ってください。

 

母親だからこそ、自分を1番に考えるべきなんです!

 

もちろん、子供の健康と命の安全を守るのは親の使命ですよ。でも、それ以外は適当でOK!

 

例えば、子供の好き嫌いが激しいなら、自分が食べたい食事を作ればいいんです。

そこに、子供が確実に食べるメニューを一品加えておけばそれでよし。少なくとも「あなたのために作ったのに、なぜ食べない!」というイライラから解放されます。

私は胃腸が弱く、食にあまり関心がないので、朝食は「私が食べたい」という理由で基本味噌汁、納豆ご飯、果物のみ。そこに子供が好きなふりかけを加えて出す感じです。

 

計画的なお出かけは別として、日々の遊びは私の体力と気分との相談です。

私の体調が良くて、気合が入っていたら、唐突に「〇〇へ遊びに行ってみよう」となります。一方、体調が悪ければ、子供にねだられても「ごめん、無理」です。

もちろん、一事が万事自分主体ではないですよ。体調が良く余裕があれば、子供が喜ぶお出かけやイベントを考えて実行します。

 

そのバランスが、「私第一」なだけです。

 

でも、それでいいと思うんですよ。

母親の体調が悪いと、家庭が回らなくなりますよね。母親の機嫌が悪いと、家庭の雰囲気も悪くなります。

 

だから、自分を第一に考えて、ママがハッピーな状態を保つのが、如いては「子供が可愛くない」という悩みから解放される原動力になるってことです!

 

自分主体で動けば、「ごめんね~、こんな我儘なママで」と、ちょっと殊勝な気持ちを持ちながら育児ができます。これがとっても丁度良い。

 

あなたはきっと、子供第一で生活していることでしょう。だから「子供が可愛くない」と思ってしまうんです。

 

もっと気楽に、もっと我儘に、もっと自由になっていいんですよ。

ママの笑顔が家庭の健康の源です!

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