グッドドクターの湊先生はアスペルガー症候群だったのね~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前回、「グッドドクターの湊先生ってアスペルガーじゃないの?」なんて記事を書いた私です。

グッドドクターにもはや自閉症設定は不要!7話8話を観た結論

 

だけど、ググったらビックリの記事を見つけてしまいましたよ。

グッドドクターの医療監修をしている西脇俊二先生のインタビューがあったんです。

 

そこでは、西脇先生がインタビューで湊先生に対し、「結構重めのアルペルガー症候群」と答えていました。

 

やっぱりな~。

今回は、前回の記事に引き続き、グッドドクターの主人公、湊先生の発達障碍について、突っ込んでみたいと思います。

グッドドクターの医療監修西脇俊二先生もアスペルガー症候群

グッドドクターの医療監修を行う西脇俊二先生は、医師をしながらたくさんの著書を執筆し、過去「僕の歩く道」「ATARU」など、複数の有名テレビドラマ監修を行っています。

精神科医であり、ご本人もアスペルガー症候群です。

 

アスペルガー症候群は自閉症スペクトラムでもある

そもそも、アスペルガー症候群とはなんぞや?という話ですが、実は、アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラムなのです。

過去、アスペルガー症候群と自閉症は別枠として定義されていたのですが、現在は「知的な遅れの有無にかかわらず、コミュニケーション障碍は全て自閉症スペクトラムと定義されています。

 

なので、私は「なんだよ、湊先生ってアスペルガーじゃん」とツッコミを入れていますが、グッドドクターのドラマの定義「湊先生=自閉症スペクトラム」というのは、別に間違っているわけではなく、むしろ時代に合わせて適切な表現をしているわけです。

 

じゃあ、アスペルガー症候群って結局なんなの?となるわけですが、簡単に説明すると「知的な遅れがないコミュニケーション障碍」ということになります。

 

言語理解は人並み、もしくはそれ以上なので、アスペルガー症候群の人は自閉度が低いと「なんだか、自分は周囲の人と上手く合わせられないなぁ」という悩みを抱えつつ、本人も周囲も発達障碍に気付かないケースも多いと思います。

 

私の息子は自閉症スペクトラムの診断が出ましたが、それは発達の凹凸の凹んだ部分が、大きな後れを伴っていたからで、それがなければ、もしかしたら気付かなかったかも。

それから、息子が診断や療育を受け、私も発達障碍について勉強しているのですが、「あれ?自分ってもしやアスペルガーの気質があるかも…」なんて思うこともあります。

 

今でこそ経験を積んで社会に馴染めているけど、小中高時代を振り返ると「空気が読めない人」だったんですよね、私。

 

持ち前の楽観的思考で、大して悩まずに泳いできましたけど、実は今でも「仕事が絡まない中に入り込む」というのは苦手です。

 

こんな感じで、アスペルガー症候群って、履歴書に書いて騒ぎ立てるようなものではないケースも多いので、「なんだよ、湊先生アスペルガーかよ」と、ツッコミを入れたくなるわけですよ。

 

アスペルガー症候群の医師は結構ゴロゴロいる?

ネットでは、「自閉症スペクトラムの医師って実在するの!?」なんて盛り上がっていますが、案外いるものです。

それは、西脇先生もインタビューでおっしゃっています。

 

Q:『グッド・ドクター』の監修に入られた経緯は?

A:プロデューサーから、突然電話をいただいたのがきっかけです。だいたい、どのドラマもそんな感じです(笑)。その後、お会いしてドラマの内容、主人公が自閉症スペクトラム障がいでサヴァン症候群という優れた記憶力を持つ小児外科医だと伺いました。

Q:その時のご感想は?

A:僕自身アスペルガー症候群ですし、僕の周りにもかなり重度なアスペルガー症候群の医師もいましたから、あり得ることだと思いました

引用:https://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/interview/interview_sp1.html
出典:フジテレビ

 

グッドドクターの主人公、湊先生はアスペルガー重度?

このインタビューでは、西脇先生は湊先生に対して、こう答えています。

 

「結構重めのアルペルガー症候群です。一番中心になるのは社会性の障がいですね。相手の気持ちを察するのが苦手であるとか、友人、仲間関係を作れない。医師の中ではやっていけるかもしれませんが、通常の社会生活を維持するのは難しいレベルです」

引用:https://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/interview/interview_sp1.html
出典:フジテレビ

 

でも、ドラマを観ていると、湊先生は普通の生活で支援を受けているようには見えませんよね。

 

随分豪華な部屋で1人暮らしをしているようですが、部屋が散らかっているわけでもないので、ADHDの要素はなさそうですし、手術もできるってことは器用さも問題なさそう。

 

アスペルガーなところはあれど、最初あれだけ猛反発をしていた職場に馴染むくらいですし、臨機応変な対応ができているので、「重度なの?」なんて思っちゃいます。

 

通常の社会生活とは何を指すかによりますが、自立自活できるレベルじゃないのかな。

だとしたら、湊先生は充分クリアしているのでは?

 

発達障碍は「周囲の理解が必要」ですが、程度こそ違えど、これって発達障碍の有無関係ないですよね。

どんな人も、理解者に恵まれれば上手くいくし、迫害しようとする人が多い中に放り込まれれば、精神を病むこともあるでしょう。

 

自閉症スペクトラムは、社会生活の中では少数派ですから、確かに理解され辛い特性はあるかもしれないし、ストレスに弱く二次障碍を起こしやすいから、近しい人は自分と同じ尺度で測ってはいけないところもあります。

だけど、それを踏まえても、湊先生の逞しさは、人間力があるとしか言いようがないと感じます。

 

発達障碍が社会に受け入れられるために必要なこと

自閉症スペクトラムの息子を見ていて思うのですが、日本人って「空気を読む」「周囲の輪を乱さない」「皆と同じを好む」という国民カラーがありますよね。

それは、日本人の美徳でもあるけれど、自閉症スペクトラムの人には生きづらい世界で、時にはイジメや迫害を生むきっかけにもなりうる感情だと思います。

 

今、発達障碍は100人に1人、10人に1人、なんて言われていますが、息子を含め、彼らが社会に受け入れられるためには、お互い柔軟な思考を持つことが必要だと思うのです。

 

「私はこうなんだから、あなたもこうでしょ」

 

ではなく、

 

「私はこうだけど、あなたはこうなのね」

 

と、自分との違いを自然に受け入れながら、一緒の目的を達成できるよう協力関係を結び、適材適所で分担すれば、もっともっと、皆が生きやすい社会になるんじゃないかなぁ。

 

グッドドクターの自閉症設定は「なんだかなぁ」と思う部分は多数あります。

だけど、湊先生の驚異的な記憶力をどのように活かすか高山先生が冷静に考え、瀬戸先生は湊先生の良さを認めて周囲にも認知を広げようと努力する描写は、素敵だなと思います。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す


CAPTCHA