療育の先生の幼稚園訪問!自閉症の息子の様子を聞いてきました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私の息子は自閉症スペクトラム。現在5歳年中さんで、週1回通年療育に通っています。

 

通年療育のカリキュラムの中に、療育の先生が幼稚園に訪問して様子を見る機会があります。

そして先日、療育の先生が息子の幼稚園を訪問して、約半日じっくり様子を見てきました。

その後、療育の先生との面談で、幼稚園での息子の様子を聞いてきましたので、その内容をレポートします。

幼稚園での自閉症の息子の様子を一言で言うと…

療育の先生との面談時間は45分。

療育の先生は、物凄く細かいところまで見てくれ、自閉症の息子の幼稚園での様子について、事細かく教えてくれました。

 

その内容を要約すると、こうなります。

 

少々の困り感はあるけれど、幼稚園からの適切なフォローと見守りのお陰で、概ね安定して過ごせている。

 

わ~い!良かった~!

息子は幼稚園登園時、入り口で8割方泣くのですが、真面目な性格なので、泣きながらでも自分で上履きに履き替えて自力でクラスの教室に行くんです。

幼稚園の担任の先生からは、朝泣いても割とすぐ気持ちを立て直して、普通に過ごすことが多いのですが、稀に1日引きずることもあるようで…。

 

息子に幼稚園で何をしたのか、どんなことがあったのかを聞いても、「わかんない」ばっかり返ってくるので、参観日以外の息子の様子が本当はどんななのか、イマイチわからなかった私です。

だから、今回療育の先生が幼稚園訪問で見た様子を聞くことができたのは、私にとって貴重な体験でした。

 

幼稚園がしてくれる自閉症の息子への適切な対応とは?

療育の先生から見ると、幼稚園での息子は、時々困ったことがあっても、幼稚園がしてくれる適切な対応のお陰で、不安を抱えず混乱せずに過ごせているとのことでした。

具体的には、以下のような対応を幼稚園の先生方はしてくださっていました。

 

  • 息子の苦手な分野(姿勢を維持する、お遊戯系)については、無理強いせず見守っている
  • 折り紙で途中の工程がわからない時、目の前で丁寧に教えてくれ、しかも半分以上は息子の手で出来るよう工夫し、更には完成に近づくまで傍にいて安心させてくれる
  • 苦手なハサミは丁寧に持ち方を教えてくれる
  • 「本を読んでいいよ」という指示に対して、手に取った本を読んで良いのかわからず不安になった息子が「これいいの?」と本を見せに行った時、その発信に丁寧に「いいよ。楽しそうだね」と対応してくれる

 

今回、たまたまこんな感じでしたが、担任の先生は、恐らく息子が不安を感じたり理解が難しかったりしている度に、丁寧に付き添っていてくれるのだと思います。

幼稚園の担任の先生は2年目でまだ若いのですが、すっごく一生懸命で、私が息子についての話をすると、伝えた以上のことをしてくださるのです。

もう、本当にありがたい!

 

療育の先生から聞いた幼稚園での自閉症の息子の困り感とは?

元々、息子は集団行動やコミュニケーション力に大きな問題がないタイプの自閉症スペクトラムです。

極度の恐がりだったり、見通しがわからないと不安になったりという困り感はあるものの、一斉指示もだいたい通るし、何より真面目なので、集団行動は年少の頃からできていました。

 

ただ、自閉症スペクトラムならではの発達の凹凸がものすごーいことになっていて、凹んでいる取り組みが幼稚園である時は、他の子よりかなりフォローが必要な状態です。

 

また、アスペルガー色が強い息子は、曖昧な指示の理解も弱いです。

 

その辺が、療育の先生から見ても幼稚園での息子の困り感に映っていたようです。

例えば、こんなことがあったそうです。

 

先生が「体操着袋を綺麗に並べてね」と指示を出したところ「綺麗に」の意味がわからず、息子の体操着は自分の場所に綺麗にかかっていたのに、一度それを取って、どこに置けば良いのかわからず、近くの友達の場所になんとなく下げていた(爆)

 

「綺麗に並べてね」→「今の並び方は間違いよ」とでも受け取ったのでしょうか…(汗)

 

この辺の、曖昧な言葉を汲み取る弱さって、アスペルガーっぽいですよねー…。

 

このように、何が正解なのか良くわからなかったり、不器用さゆえに工作の工程が上手くできなかったり理解できなかったりした時のヘルプ発信が弱いというのが、息子の最たる困り感なのだそうです。

 

今は、幼稚園側が連携を取って息子の特性を理解し、適切で丁寧なフォローをしてくれているので良いですが、小学校はここまで手厚くありません。

息子の今後の大きな課題は、就学までにヘルプ発信を上手にできるようになることなのでしょうと言われました。

 

その他、幼稚園での自閉症の息子の様子

それ以外にも、幼稚園での自閉症の息子の様子について、色々とお話を伺いました。

 

  • 幼稚園の園庭での自由遊びの時間、息子はニコニコと楽しそうに遊具で遊んでいた
  • 案外周りの様子を見ていて、お友達の流れを止めずに順番を守りながら遊べている
  • 想定外のことが起こると、少々表情が強張っていた
  • 幼稚園の先生に機関銃トークをするのだが、先生が促すとすぐに切り替えができる
  • ルールを厳密に守るタイプで、順番を抜かそうとした友達が前に行かないように肘でブロックしていた
  • 朝の会の歌に合わせた体操では、小さくだけど少し指を動かして参加できていた

 

私が一番気になっているお友達との関係ですが、自由遊びはほぼ1人で遊んでいたそうです。

どうやら息子は、自由遊びの時は友達と絡むよりも自分の好きなことをしたいようで、楽しそうに過ごしているので「1人の時間も必要」と思って、今は無理に友達と遊ばせる必要はないとのこと。

 

また、1人で遊んでいるけど友達に興味がないわけではなく、転んだ友達に「大丈夫?」と声をかける姿も見られ、全体活動で友達とペアになる時は、スムーズに相手を見つけられているようで、息子なりにコミュニケーションをとっているようです。

 

息子って、自分から積極的に「遊ぼう!」と入っていくタイプではないのですが、友達が楽しそうに笑っていると、遠くの方でニコニコして笑いを共有しているんですよね。

今は、この状態で良いそうです。

 

そして、この状態だからこそ、お友達とのトラブルもなく平和にやれているのかも。

今後、息子が「お友達の仲間に入りたい!」と強く思った時は、もしかしたら先生のフォローが必要になるかも…しれませんね。

 

幼稚園の皆様ありがとう!息子が安心して過ごせるように☆

息子の通う幼稚園は、所謂「お勉強系」「躾系」と言われる園で、フラッシュカードをやったり、俳句や漢文を読んだりする時間もあり、カリキュラムガチガチ系です。

その前情報を知らずに訪問した療育の先生は、ちょっと驚いた様子でした。

でも、メリハリをつけながら、がんじがらめにするのではなく、柔軟に臨機応変に対応してくれる先生方の姿を見て、感心していました。

 

療育の先生が幼稚園を訪問する理由って、多分こんな感じです。

 

  • 幼稚園の子供の様子から家庭とは違う特性や困り感を見つける
  • 自閉症児に対する幼稚園の対応が適切かを見る
  • 大きな問題があれば、幼稚園側に適切なフォローをお願いする

 

息子が通う幼稚園の場合、年少から年中の先生への引継ぎもバッチリされていて、私が担任の先生に伝えた息子の特性について、幼稚園で情報共有してくれています。

その上で、息子が頑張っても困難なことについては、丁寧に教えてくれ、でも決して無理強いはせずに、息子のペースに合わせて時には見守ってくれるんです。

 

息子が苦手な音(ピアノの蓋を閉める音など)についても配慮してくれ、イレギュラーな行事の際は、私からも伝えていますが、担任の先生が丁寧に息子に伝えてくれています。

 

もう、フォロー体制バッチリ!

 

幼稚園のフォローの素晴らしさは、下の記事でも語っています。

5歳自閉症の息子の個人面談!幼稚園の先生の配慮に感動☆

 

なので、療育側から幼稚園に「こうした方が良い」という提案するようなものも見つからず、本当にいたせり尽くせり、愛情たっぷりの幼稚園なのだということを再確認しました。

 

療育の先生からの報告を聞きながら、胸がジーンとあったかくなって、ちょっと涙が出そうになりましたよ。

息子が困った時、寄り添ってくれる先生方の姿が目に浮かんできたんです。

 

ありがとう…幼稚園の皆様…!!!

 

登園時に泣く息子ですが、不安な時もあるけど、概ね楽しく安心して過ごせているのは、幼稚園の先生方の丁寧なフォローのお陰です。

この幼稚園にして、本当に良かったと改めて思いました。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す


CAPTCHA