幼稚園の運動会で自閉症の息子頑張る姿に成長を実感!

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私の息子は自閉症スペクトラム。現在5歳年中さん。

先日、幼稚園の運動会がありました。

 

自閉症児にとって、運動会を含む幼稚園の行事は大きな負荷がかかりますよね。

息子もプレッシャーを感じるようで、運動会数日前から「あ~あ、もうすぐ運動会、やだなぁ」と言っていました。

 

それでも、年中の運動会では、年少とは比べ物にならないくらい大きな成長を感じましたよ。

今回は、5歳自閉症の息子の幼稚園の運動会の様子をレポートします。

運動会の練習で幼稚園がしてくれた自閉症の息子への配慮

ルーティンには強いけど、イレギュラーには弱い自閉症児。うちの息子もご多分に漏れずです。

担任の先生の話では、「運動会の練習では笑顔も見られますよ」とのことでしたが、息子に「運動会の練習楽しい?大変?」と聞くと、「大変」と即答。

 

まぁ…仕方ないよね。

 

幼稚園の運動会といえば、遊戯があるのですが、うちの息子は踊れない自閉症児なので、ここが鬼門となります。

 

だけど、年中はパラバルーンなので、今年は行けそうな気がする~!って思ってました。

 

パラバルーンの練習は夏休み明けから早速始まったのですが、担任の先生や体操専科の先生と会った時に、「どうですか?息子、できてます?」と聞いたところ、どちらも「頑張ってますよ。問題ありません」とのお言葉をいただきました。

 

よっしゃ!今年はやっぱり、行けそうな気がする~!

 

そう思っていたら、なんとパラバルーンの前に短いダンスを踊るという話が耳に入ってきました。

 

マジで?やばいじゃん。

 

再び担任の先生に話を聞いたところ、その話は本当で、しかも息子、全然踊れていませんでした。

 

まぁ、ダンスが踊れないのは想定内なんですけど、年中でダンスがあるなんて想定外だよ…。

 

とりあえず、サビの部分だけ先生から教えてもらって、家で練習しました。

手足両方の振りは厳しそうだったので、とりあえず片足ケンケンのダンスの振りを叩きこむ私。なんとか動けるようになりました。

 

だけど、練習では全っ然踊っていないようです…。

 

担任の先生も色々と工夫して下さっているのですが、「息子君に関しては、ダンスは完璧にできなくても良いでしょうということで、体操の先生と話しています」とのこと。

 

息子は「やらない」のではなく「やれない」と理解した上で、無理強いしないというのは、幼稚園側の息子に対する最大限の配慮なのでしょう。

 

私も、それが息子にとって最も負担が少ない方法だと思うので、この配慮は本当にありがたいと思いました。

 

だけど、幼稚園側の配慮はこれだけではなく、なんと配置を少し変えてくれて、息子の位置を担任の先生の隣にしてくれたのです。

息子は集団行動はできるので、踊れなくてもいるべき場所にはいれるのですが、できる限り楽しく踊れるように、先生が隣で息子に働きかけてくれるのです。

 

もう、本当にありがたくって、幼稚園の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです!

 

幼稚園の運動会での自閉症の息子の様子

さて、運動会当日、息子は泣くことも渋ることもなく、スムーズに母子分離して集合場所に移動できました。

幼稚園の運動会、年少の時は最初から不穏な空気が漂っていたのに、笑顔で動けるだけでも花丸です。

 

自閉症の息子が幼稚園の運動会で参加した競技は5つ。

 

  • 鈴割り
  • かけっこ
  • 障害物競技
  • 親子競技
  • ダンス&パラバルーン

 

競技別に、息子の様子をレポートしていきましょう!

 

鈴割り

鈴割りは、年少と年中合同協議です。くす玉に球を当てて、早く割れた方が勝ちというルール。

 

息子はニコニコと指定位置に移動。

スタートの合図とともに、とてとてと玉を拾ってポーンポーンと投げたけど、くす玉には全く届いていません。

 

だって、くす玉までの距離が遠すぎる…。

 

闘争意欲のある子供たちは、わらわらとくす玉の近くに人をかきわけ集まっては球を投げるのですが、息子は闘争心ゼロで、集団の中に飛び込もうとは一切しません。

4級ほど投げたところで、今度は「そろそろくす玉が割れそう」とでも思ったのか、その瞬間を見たいのでしょう、ちょっぴり離れた位置で球を投げることもなくくす玉を眺めていました。

 

完全に戦力外だわ…。

 

まぁ、これが息子の味なんだけどね。

自閉症の子供って、1番病の負けず嫌いか、闘争心ゼロの超平和主義かに分かれるよなぁ…。

 

結局息子のチームは勝利し、その後の球を拾ってかごに戻すところもソツなくこなしていました。

 

かけっこ

幼稚園の運動会のかけっこは、順位を付けないところもあるらしいですが、息子の幼稚園はガッツリ順位を付けて、1位になったら超喜べという方針です。

4人1組で走るのですが、息子は人数調整で3人の組です。

 

息子、走りはなかなか早いのですが、練習では毎回3位だと聞いていましたが、本番もやっぱり3位でした。

ヨーイドン!の合図の元、とてとてとてとて…と走る息子。

 

全然本気出してないじゃーん!

 

なんでしょうね、やっぱり我こそが1番という闘争心がなく、お友達が俄然張り切って走る姿に圧倒でもされちゃうんでしょうかねぇ。

 

それでも、年少の時はゴール手前で立ち止まり、促されてようやくゴール位置まで届くという有様でしたが、今回はきちんとコースを走り切りましたよ~!

しかも笑顔で!やったね☆

 

障害物競技

年少はありませんが、年中からお友達とペアになって行う障害物競技があります。

年中は、フラフープをペアで持って、小さなハードルを飛んだり、ポールの周りを1周したりして次の走者にフラフープを渡します。

 

これも、できるだろうかと担任の先生に「どうですか?」と聞いていたのですが、「できてますよ~!」とのお答えだったので、安心して見れました。

 

息子はニコニコと良い笑顔で、お友達と仲良く障害物競技をこなしていました。

他の子供と比べても、何ら遜色ありませんでしたよ。

 

親子競技

幼稚園の運動会の醍醐味、親子競技はパパとの参加です。

年少の時、ほぼほぼ半泣き状態だった息子ですが、親子競技だけは笑顔でできました。

年中の今年も、パパと一緒の親子競技はニッコニコでしたよ。

 

息子に対しては全く違和感ありませんでしたが、遠目に見た旦那の腹が明らかに前に出ていて、しかも動きに機敏さが感じられず、「年取ったなぁ…」としみじみしてしまいましたよ。

 

ダンス&パラバルーン

さて、幼稚園の運動会、年中最後の競技がダンス&パラバルーンです。

 

ちょっとした飾りを首元と手首につけるのですが、練習した時息子が「なんで~?」と泣きながら拒否したと聞いていたので、準備の時に付き添って、私が飾りをつけました。

幼稚園での運動会の予行演習で、つけられなかったとはいえ一度見ていたというのと、「ママがつけてあげるからね」と事前告知をしっかりしていたのが良かったのか、息子はスムーズに飾りをつけてくれました。

 

だけど、キラキラふさふさした手首の飾りは、少し苦手な触感だったのか、手首を気にしている様子の息子。

それでも泣かないのが偉い!

入場シーンでは笑顔すら見せてくれましたよ。

 

だけど、ダンスはやっぱり全然踊れないーーー!

 

担任の先生が横についてくれ、曖昧な笑顔で棒立ち状態の息子に色々と語り掛けてくれるようですが、殆どフリーズ状態。

それでも、サビの部分は先生と一緒に手だけ動かすことができました。

 

ダンスの後のパラバルーンは、先生の補助は全く不要でパーフェクト!

 

ああ、パラバルーンは完璧なのに、ダンスがとことんできないって、謎だよなぁ…。

 

最後の退場シーンでは、両手を上に挙げて振りながら走るようですが、息子はただ走っているだけでした。

それでも、年少の時のダンスは、泣きながら棒立ちだったんだから、笑顔で参加できただけでも花丸です!

 

幼稚園の運動会で自閉症の息子はとっても頑張りました!

幼稚園の運動会は、自閉症の息子にとってかなり負荷が強いです。

それを証明するかのように、好物で固めたお弁当も少ししか食べられませんでした。

 

実は息子、緊張したり心配事があったりすると、食べられなくなるタイプなんです。

 

胃腸が繊細なのは、私に似たんだろうな…(夫の頑強な胃腸に似れば良かったのに)

 

それでも、息子は本当に頑張りました!

 

ダンスこそできませんでしたが、泣くこともなく参加でき、それ以外の競技は100点満点です。

 

この日、10月にしては非常に蒸し暑く、しかも明け方雨が降った為準備に時間がかかり、幼稚園の運動会のプログラムは後ろ倒し状態で、終わったのが午後4時です。

閉会式の時には、緊張の糸が切れ、お弁当があまり食べられなかったせいで空腹になり、疲労も相まって、最後の最後で泣いてしまいましたよ。

 

息子がすごく頑張っていたことはわかっていたので、抱っこで対応しました。

本当は食べたかったお弁当、全然食べられなかったことが悔いに残っていたようです。

 

私が抱っこしている息子に、体操の先生が「息子君最後まで頑張って」と声をかけてくれましたが、もう限界だよね。頑張れないよね。

涙涙の閉会式でしたが、それが終わってお菓子を少し食べると、機嫌も回復。夕食後は夫とキャッキャ言いながら遊んでいましたよ。

 

運動会のストレスから解放されて、吃音の方が爆発するかと思いきや、今回は影響を受けず、体調も崩さずに、いつもの調子をすぐに取り戻した息子です。

 

幼稚園の運動会は、自閉症の息子にとっては大きなストレスですが、それでもたくさんの経験値を積んで、いっぱい成長してくれました。

 

本当にがんばったね!えらかったよ!

 

自閉症児の親をやっていると、幼稚園の行事は他の子供と我が子を比較して辛くなることもありますが、比べるべきは昨年の我が子です。

小さな成長、大きな成長、いっぱい見つけてた私にとって、幼稚園の運動会は大満足でした。

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