僕らは奇跡でできている第8話は発達障害児の母親に観てほしい!

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僕らは奇跡でできているの主人公一樹は、設定上は「変わり者」ですが、見る人が見れば、「ああ…発達障害だな…」と思う特性があります。

 

僕らは奇跡でできている第8話は、なぜ母親である山田さんが、家政婦として一緒に暮らしてきたのかの謎が解明されました。

この時、一樹の幼少期と、その時の山田さんの気持ちが、山田さんの口から語られました。

 

私の息子は自閉症スペクトラムと言う発達障害ですが、山田さんの言葉に胸を打たれ、そして第8話のラストの一樹の言葉に号泣してしまいました。

 

今回は、僕らは奇跡でできている第8話を完全ネタバレしながら、感想を語らせていただきます。

タイトルの通り、このドラマは今現在発達障害児の育児で疲れている母親、辛いと感じている母親に観て欲しいです。

僕らは奇跡でできている…山田さんが家政婦として住んでいた理由

僕らは奇跡でできているで、一樹の母親である山田さんが、なぜ家政婦として住んでいたのか理由を、第8話のドラマ渦中で山田さんが自ら語った台詞全文載せて説明します。

 

山田さんが語った一輝が幼少期の時の辛さ

 

一輝さんを妊娠した時、本当にうれしくて、幸せいっぱいでした。

一輝さんが生れて、会えた時の感動は、忘れたことはありません。

 

なのに、私は…一輝さんが4歳の時、家を、出ました。

 

あの頃の私は、一樹さんの個性を欠点だと思い込んでいました。だから、欠点を治そうとしました。

自分の思い通りに、思い描いた通りの子育てができなくて、自分はダメな母親だと思いました。周りからも、ダメな母親だと思われているって、思いました。

だから、余計に、一樹さんのことを、皆と同じことができるようにと必死になりました。

 

一輝さんが、3歳の時、ようじさんが…一輝さんのお父さんが亡くなりました。

 

私は、もっと頑張らなくてはいけないって、必死になりました。必死になればなるほど、一樹さんを苦しめてるってことに気付けませんでした。

 

そして…、あの日…、買い物に出かけました。

 

そのまま、家には戻らず、温泉に行きました。一泊したら変えるつもりでした。

明日は帰ろう、明日は帰ろうと思っている内に、帰ることはありませんでした。

 

取り返しのつかないことをしました。

 

お父さんとお母さんが、一樹さんを育ててくれました。

 

一輝さんが、15歳の時、バッタリお父さんに会いました。こっそりと、一樹さんの運動会を見に行った時でした。

お母さんが少し前に亡くなったことを聞きました。そして、戻ってこないかと言っていただきました。

 

私は、母親としてではなく、家政婦として、この家に戻ることにしました。

母親だと、一生名乗らないって決めました。

 

それが、私が自分に与えた罰です。

 

家政婦として、一生、ここにいると決めました。

これが、全てです。

申し訳…ありませんでした。

 

引用:僕らは奇跡でできている第8話

 

買い物とは、4歳だった一輝が「丸ごとのタコが見たい」と言って、山田さんが買いに出かけたことになっています。

 

しかし、実は山田さんが育児で憔悴していることを心配した義高が、山田さんに2万円を渡して「温泉にでも行ってきたら」と促したのです。

子供と離れて休養すれば、少し元気を取り戻してくれるのではないかと思ったのでしょう。

 

だけど、それがきっかけで、山田さんは戻れなくなってしまったんです。

きっと、最愛の夫を亡くし、1人で全て背負って頑張ってきた心が折れてしまったのだと思います。

 

その後、一樹が15歳の運動会で義高に発見されてしまい、セリフの通りの流れになりました。

恐らく、山田さんは15歳の運動会だけではなく、きっと毎年、運動会を見に来ていたんじゃないかなと、私は思います。

 

山田さんの言葉は、母親の気持ちそのものだと思います。

 

我が子が生まれた時の喜びと感動。

自分が立派な大人に育てなければという責任感。

育児が上手くいかない時の不安と苛立ち。

我が子が問題を起こせばどうしても気になる世間体。

 

子供が発達障害でもそうじゃなくても、今の母親は多かれ少なかれ、愛情と責任の葛藤で苦しんでいます。

 

一輝が山田さんに語った自分の気持ち…号泣しました!

山田さんに真実を聞く前、一樹は自分が「山田さんから生まれてきたんですよね」と言ったことで気まずくなった雰囲気を、どうすれば良いのかわからずかなり困っていました。

 

だけど、山田さんから真実を聞いて、一樹なりに自分の気持ちに整理を付けるために、1日外出します。

そして、戻ってきた後、清々しい笑顔で、一樹は山田さんに自分の気持ちを伝えました。

 

この時の言葉は、母親全てに聞いて欲しい!

 

我が子に言われたら…と思うだけで、号泣した私です。

一輝の言葉を載せます。

 

山田さんから生まれてきてよかったです。

山田さんありがとうございます。

 

それから、僕は大きな勘違いをしていました。

僕が先送りが得意なのは、山田さんが僕に「先送りが得意だ」と言ったからだと思っていましたけど違いましたね。

 

山田さんが、先送りが得意なんです。

 

言ったじゃないですか。温泉に行った時、明日帰ろう明日帰ろうと思っている内に帰れなくなったって。

それを聞いた時、最初ちょっと、嬉しかったです。僕の先送りは山田さんの先送りに似たってことですから。

 

それから、タコが食べられない謎も解けました。

 

僕がまるごとタコを食べたいと言ったから、山田さんがいなくなったと思って食べられなくなったんです。

それから、僕にとってタコは、嫌なことの象徴でした。

 

(ここで、1日かけて釣り上げたタコをクーラーボックスから取り出して山田さんに見せる一輝)

 

丸ごとのタコです。

 

でも、僕にとってタコは、嫌なことの象徴じゃなくて大好きの象徴だったのです。

タコが食べられなくなる程、あの頃の僕は山田さんのことを大好きだったってことですから。

 

引用:僕らは奇跡でできている第8話

 

もうさ、こんなこと我が子から言われたら、絶対号泣するよね!?ね?

 

4歳だと、物心が付くかつかないかの時期で、記憶が曖昧だけど、山田さんの言葉で、その時の自分の気持ちを一輝は思い出したのでしょう。

 

もしかしたら、一樹は「お母さんは自分が嫌いだからいなくなった」と思い込んでいて、無意識に封印していたのかもしれません。

曖昧で謎だった自分の記憶が鮮明に呼び起こされたのは、山田さんの言葉に、自分への愛情を感じて「愛されてる」って実感できたからじゃないかな。

 

だから、自分が山田さん…お母さんを大好きだと、一生懸命伝える事ができたのでしょう。

 

子供が発達障害で悩む母親の辛さは先が見えない辛さ

私の息子は自閉症スペクトラムで、まだ5歳です。

第二子だし、私は持ち前の楽観的思考と適当な性格、そして何より息子の穏やかな性格もあって、心配事は多いけれど、辛さを感じずに育児ができています。

 

恐らく、第一子の娘が、定型ではあるものの、かなり繊細で泣き虫で、そんな娘が今普通に逞しく小学5年生になっているから、第二子の息子の未来を悲観せず、ポジティブに育児で来ているのだと思います。

 

だけど、第一子が発達障害で、しかも、健診をスルーできて診断がつかないような場合、母親としては「自分の育児が悪いのでは?」「普通にしなければ」と考えるのは、とても普通のことだと思うんです。

 

しかも、山田さんは最愛の夫を亡くしています。だけど、まだ3歳の一樹がいて、悲しみにくれるわけにもいかず、より一層頑張ったんだろうなぁ。

頑張ってもから回って上手くいかず、夫を亡くした辛さもあって、どうしても明るい未来を描けなかったんだと思います。

 

発達障害児の育児って、先が見えないから辛いのだと、私は思います。

 

義高から語られた4歳の頃の一樹は、好奇心旺盛で、いつまでもありの行列を眺めていたり、延々とドングリを拾い続けたり、人との目の付け所がちがう幼児でした。

過集中だから、山田さんが「帰ろう」と言っても聞こえなかっただろうし、無理矢理連れ帰ろとしたら、癇癪を起こしていたかもしれないですね。

 

普通の育児が通じない辛さは、「この先もずっとこれが続く」という恐怖でもあります。

 

だって、普通じゃない育児の未来予想図って、どこに行けば見れるのかわからないから。

 

だからこそ、私は僕らは奇跡でできているを、発達障害児の母親に観て欲しいと思います。

 

子供は成長する力を持っていて、今現在しんどい育児かも知れないけど、この先もずっと同じことが続くわけじゃありません。

そして、頑張り過ぎて、時には苦しめてしまう強すぎる愛情も、子供はきっと受け止めてくれます。

 

子供は無条件に母親を愛しているんです。

そんな、母親にとって都合の良い夢のようなことを、「そうかもしれない」と信じさせてくれるのが、このドラマです。

 

山田さんは疲れ果てて、自分を責めて、帰れなくなって、そんな自分を更に責め続けていたのでしょう。

でも、長い時を経て、2人の愛情が本当の意味で繋がって良かった!

 

山田さんと一輝が幸せだったのは、そんな2人を責めず、理解してくれる人がいた点です。

義高と、今は亡きその妻は、ずっと山田さんと一輝のことを思い、優しく守ってきたのでしょうね。

 

やはり、このドラマのテーマは「自分の居場所」であり、「人と人とのつながり」であり「自分を理解してくれる人が、どれほど人を励まし幸せにするか」だと思います。

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