けもなれ9話感想…辞表を出せない晶に共感する人はヤバイかも…

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獣になれない私たち第9話のラストは、ついにパワハラ九十九社長に晶がストレートに意見し、それを「代わりはいくらでもいる」「だったら辞めればいい」と爆弾投下され、結局辞表を出せずにその場を去るという、非常に後味の悪い終わり方になりました。

 

この時、会社の仲間が晶に賛同せず無言だったことや、結局辞表を出せない晶に共感する声が続出していますが、私はそれを非常に危険だと感じます。

 

会社を辞められない晶に共感できる人は、パワハラから逃れられないリスクを抱えていると思うからです。

 

今回は、派遣社員として多種多様なジャンルの企業で実際に働いた私が、けもなれの晶がなぜ社長から受け入れられないのか、なぜ晶に共感する心理が危険なのかを解説します。

※この記事は、晶をメタクソに書いているので、ガッキーファン、晶支持者はどうか読まないでください。

けもなれ晶は本当に優秀な人材?

獣になれない私たちの晶は、処理能力が高く人格者で「仕事ができる優秀な人材」というイメージがあります。

しかし、私はそうは思いません。

 

確かに、処理能力は高いし、基本的な社会マナーは網羅し、気遣いも素晴らしいと思います。

だけど、その程度の人材ならば、パワハラ九十九が言うように「代わりはいくらでもいる」わけです。

 

だって、結局晶がやっているのは、社長の指示の元的確に動くだけ。

そこに、論理的かつ効率的、創造的発展的な提案はありません。

 

それがないから、4年間もパワハラ社長に振り回され、自分の労働環境を改善しようとして結局首をしめているわけです。

ただ流されているだけ。

 

これが、獣になれない私たちの晶が幸せになれない理由でもあります。

 

彼女は派遣社員でしたが、自主的に正社員の仕事を探していたわけではなく、派遣先の上司に九十九・クリエイト・ジャパンを紹介されて採用という流れになりました。

思いっきり流されてますよね。

 

自分がどんな仕事をしたいのか、どのような働き方をしたいのか、如いてはどんな未来を生きたいのかといった具体的な指針がないんです。

 

流れ流れて今の会社に就職し、パワハラ九十九に疑問を感じながらも指示に従うだけ。

 

一体どこが優秀なんだ?

 

本当に優秀な人材は、自分の居場所は自分で決めます。

自分で決めたからこそ、居場所をより居心地よくするために、会社そのものを良くしようと考えて行動します。だから会社の戦力になるし、本当に会社の為になる優秀な人材になれるんです。

 

でも、晶がドラマ冒頭でしていたのは「営業アシスタントなのに営業以上のことをさせられる現状の改善案提出」です。

 

割に合わない状況を改善したいという思考は、他のことなかれ主義社員とどこが違うんでしょうか?同じじゃないか?

 

でも、結局パワハラ社長は「安い給料で色々やらせてしまった」と、晶の主張を誤認して、役職を付けて給料アップという形で誠意を見せるんです。

この時「そうじゃない」と声をあげられず、結局給料アップと仕事量アップの両方を受け入れた晶。

結局流されています。

 

その後も、あらゆるトラブルに精一杯対処するけど、パワハラ九十九に対しては建設的ない意見を提言できず、結局対処理法で終わっていきます。

 

パワハラな職場でストレスを抱えながらも「私がやればいいんでしょ」「私がやるしかない」「私がいなければ他の人が苦労する」と思って頑張る晶。

この時、晶は「必要とされている」というのを心の支えに頑張ってきたのでしょう。

でも、これが大きな間違いなんです。

 

必要とされるから頑張るという思考には、全く主体性がありません。

だから「あなたたちが必要とするから」と、相手に見返りを求める気持ちが湧いてきて、頑張りに対して周囲が充分な報酬をくれないことにストレスが溜まります。

 

「私、こんなに頑張っているのに、どうして皆わかってくれないの!?」

 

という憤りと悲しみ、虚しさを晶は抱えることになるのです。

 

けもなれ晶がパワハラ社長に爆弾投下された理由

自分の頑張りに対して、特にパワハラ九十九社長の無理解な態度に、ついに晶は爆発します。

爆発の原因が、自分ではなく辞めてしまった朱里に対する悪口雑言が引き金というのが、如何にも晶らしいですね。

 

だけど、今まで散々パワハラ九十九に振り回されることを受け入れ、チョイチョイ意見するも女性らしい感情論で具体的解決案がないため「調子に乗っている」と一言で切り捨てられるような晶が、他の社員がいる公然の場で社長に文句を言っても、受け入れられるはずがありません。

 

っつーか、4年もパワハラ社長と働いてきて、このような方法で訴えても無意味ってことに気付かないのが、晶の弱点であり欠点で、何より人を見ずにスポットの照準が自分であることの証拠。

あんな意見で「そうか、自分が悪かった」と、態度を改めるような社長なら、元々こんなにギスギスしないっつーの。

 

社長にしてみれば、単なる雇人で、処理能力が高いだけの晶に、公然と責め立てられてば、激昂するしかないでしょう。

あそこで受け入れたら、社長の立場が音を立てて崩れますよ。

 

晶が本当に会社を良くしたいと思うなら、社長の性格を理解した上で、どのようにアプローチすれば良いのか考え、段階を踏んで改善できるようコントロールするべきだったんです。

 

パワハラ九十九に対する晶の発言は、恋人に不平不満があるのにそれを言葉に出さず「察してよ」と相手に求めるだけで、結局わかってもらえず突然キレる女と一緒。

プライベートのようなやりとりを会社に持ち込む晶は、誰よりも女性的だなと思いました。

 

あそこで晶に賛同しない社員たちを責める声もあるけど、彼らは理性的なだけでしょう。

 

佐久間も「そんなやり方じゃ、社長は変わらないよ」と心の中で呟いたんじゃなかろうか。

私は、こっそり転職準備をして、九十九に「経営者に向いてない」と助言する佐久間に一番共感します。

優秀な人程、何も言わずに会社を去るものです。

 

また、晶の客観性のなさは、朱里が九十九クリエイトに就職するのを止めなかったことです。

京谷から朱里のことは聞いていたでしょうし、実際に話して彼女の性格や力量は大体把握できたはず。それなのに、パワハラブラック社長がいる自分の会社に、よくぞ朱里が就職するのを受け入れたものだ。

 

「働けなかった…」と泣く姿をなぜ想像できなかったのだろう。自分ですら、ホームに吸い込まれそうになった恐怖心を味わったというのに。

 

晶の優しさは、ただ流されて受け入れるだけの優しさで、結果的に人のためにはならない。

彼女と行動を共にしても、相手は本当の意味で幸せになれない。

だから、晶は人から選ばれないのです。

獣になれない私たちにイライラ!晶は美人なのに大切にされない女性の典型

 

けもなれ九十九「代わりはいくらでもいる」発言は真実

獣になれない私たちのパワハラ九十九社長は、啖呵を切った晶に対して「代わりはいくらでもいる」「前の営業部長が辞めた時もなんとかなった」「辞めたらいい」「ここは自分の会社だ」と言ってのけます。

ネット上では「酷過ぎる!!!」という声もあがっているけど、これは紛れもない真実。

 

多くの会社で就業したけど、会社という形をとっている限り、どんな人材でも代わりはきくんです。

逆に、たった1人辞めただけで揺らぐような会社の方がヤバイ。

 

晶は「必要とされていなかった」と悲しみますが、自分を過大評価し過ぎですね。

「私がこの会社を助けてやっている」「私がいなければ会社がヤバくなる」とでも思っていたんだろうか。

んなわきゃないじゃん。どんだけすごいんだよ。

 

長い派遣社員生活で、優秀な人材をたくさん見てきました。もちろん、無能な人材も。

でも、それがごっちゃになって会社という集合体ができあがっているわけで、その場にいるメンバーによって、バランスなんていくらでも変わるんですよ。

 

晶は流されて頑張るタイプで、無自覚に自分に仕事が集中するような言動をとっていただけ。

晶がいなくなれば、他の人に仕事がふりかかり、それで追いつかなければ新たな人材を雇うだけ。

 

これが真実です。

だから、幸せに働くには主体性が必要なんです。

 

流された場所で「私がいなければ」なんて勘違いして頑張ってつぶれるなんて、自分から行動を起こす勇気がない、ある意味狡い人がすることだよ。

そういう人は、自分で行動して「あんな会社はさっさと見切りをつける」という人に対して「世の中そんなに簡単じゃない」「そうできない人もいる」なんて言うんだ。

 

見切りをつける人が、まるで簡単に切り捨てて転職しているかのように言うけれど、自分の居場所を自分で決めようと努力する人の方が、流されて「苦しい苦しい」って言ってる人より、よっぽど頑張ってるんだっつーの。

 

受動的な人材より、能動的な人材の方が優秀で、その人がより良い職場にいくのは当然だと思わないのかな。

 

けもなれ第9話で辞表を出せない晶に共感する人がヤバイ理由

晶が一体九十九からどれだけの給料を貰っていたかは謎です。

でも、もしも他の人よりも格段に高い報酬を受けていたのだとしたら、それなりの働きをするのは当たり前。

 

それが嫌なら、最初の時に「給料の問題ではありません。私の能力的な問題です。九十九社長のご期待に全て添える自信がありません。どうか、給料は据え置き、もしくは期待外れならば下げて下さって構いませんので、仕事内容の明確化と仕事量の調整をお願いできませんか?」と言うべきだった。

 

自分の状況を的確に伝えられず、不満を抱えて上手に訴えられず、流されて最終的に不満を爆発させ、それでも辞める選択をできない晶に共感する人には、次のような共通点があると思います。

 

  • 論理より感情を優先
  • 受動型
  • 流されていた方が楽
  • 環境を変える勇気がない
  • 人に幸せにして欲しいと思っている
  • 情報収集が下手
  • 客観性がない
  • 観察力がない
  • 決断力がない
  • 他力本願
  • 責任転嫁する

 

え?酷いって思う?でも、そういうところ、多かれ少なかれありますよね。

 

世の中、会社なんてたくさんあるし、働き方だって選べる時代。なのにどうして、こんな会社にしがみつくのか。

それが「他の会社より著しく給料が高い」という理由であれば、それを受け取りつつ社長を上手にコントロールする術を身につけるしかない。その能力が自分にないなら、ストレスとお金を天秤にかけるしかないんです。

 

現実はシビアですよ。

それを認めず、あーだこーだ言って身動き取れない自分に言い訳しているだけでは、苦しい状況を打開できません。だって、結局何もしていないんだから。

 

困難にぶつかったとき、自分で舵をとれずに人に流されるタイプは、パワハラな職場に運悪くあたっても、どうにもできずにそこに留まってしまいます。

そして、精神が壊れる前に離脱できるかどうかは、周囲に恵まれているかどうかに左右されます。

自分の未来が運任せになるから、晶に共感する人はヤバイんです。

 

けもなれ晶が幸せになるために必要なこと

獣になれない私たち、次回はいよいよ最終話ですが、着地点をどうするんだろう。

獣になれない私たちの意味が「不器用な私たち」という意味があるなら、きっと完全なハッピーエンドは無理だろうと思います。

 

でも、晶が幸せになるヒントを見つける形で終わって欲しいなぁ。

そうじゃないと、救いがなさ過ぎるもん。

 

けもなれ晶が今まで幸せになれなかったのは、受け身で相手に察してもらう事ばかり求めていたから。

 

京谷に対しても、言葉で不満を伝えず、具体策を提示せず、「私苦しんでます」アピールをするだけで、最終的には切り捨ててしまいました。

致命的にコミュニケーション不足の2人が破局するのは、避けられない道だったんだろうと思います。

でも、お互いがもっと本音で話し合い、相手を思いやりながら未来を相談していたら、別の道もあったんじゃないかなぁ。

 

恒星に対しても、9話で結ばれた形で終了しますが、これも流れでなんとなく…ですよね。

 

最終話で晶には、自分で考えた結論を実行して欲しいと思います。

 

流される人生は、人に幸せの手綱を任せているのと一緒。自ら流されておきながら「私を不幸にしたわね!?」というのはお門違い。

 

自分で決めて、自分で行動することが、晶の幸せには必要だと思います。

仕事や恋愛がめでたしめでたしで決着つかなくても、最後は「自分で決めたことだから」と清々しい笑顔の晶が見たいです。

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