子供が発達障害かも…と思った時の対処法と相談窓口

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最近は発達障害ブームと言っても過言ではなく、ちょっと「あれ?」ということがあっただけで、「子供が発達障害かも…」と思ってしまうご時世になりました。

 

しかし、情報過多の中、本当に正しい情報は何なのかがわからず、ただただ不安な気持ちを抱えながら、「きっと違う」と否定して、だけどやっぱりちょっとしたことで「もしかして」と再び不安になり、普通の子供になって欲しくて、つい厳しくしてしまうという負のスパイラルに陥りやすいのが現状です。

 

実際、身近に発達障害児の育児をしている人がいないと、具体的な話を聞けず、どこに相談したら良いのかもわからず、モヤモヤとした気持ちを抱えて母親の精神が先にダウンしてしまうという話も聞きます。

 

そこで今回は、自閉症スペクトラムの息子を育児中の私が、「子供が発達障害かも…」と思った時の対処法を教えます。

あなたの子供が発達障害と決まったわけじゃないので、どうか気持ちを楽にして読んでください。

子供が発達障害かも…と思った時の対処法

「子供が発達障害かも…」

今、あなたは不安を感じているから、この記事に辿り着いたんですよね。

 

発達障害に関わらず、不安を抱えた育児はとてもしんどいものです。

不安を解消したくて、ネットで検索しまくっていることでしょう。

 

だけど、感染すれば似たような症状が出て、治療方法も確立されている病気とは違い、発達障害は子供によって特性が違います。

 

本当にあなたの子供が発達障害なのかどうかは、専門医じゃないと診断できないし、専門医ですら、意志によって判断が異なるケースもあるくらい、基準が曖昧で判断が難しいんです。

 

だから、「子供が発達障害かも…」と疑心暗鬼になるくらいならば、具体的行動に起こすのが最もベターな対処法。

 

発達障害のことは専門家に相談するのが一番です。

 

では、「子供が発達障害かも…」という悩みは、どこへ相談すれば良いのでしょうか。

 

かかりつけ医に相談する

「子供が発達障害かも」と思った時の、最も身近な相談窓口は、子供のかかりつけ医です。

子供が風邪をひいて受診した時など、ついでに「子供が発達障害かもしれないと感じるのですが…」と相談してみましょう。

 

ただし、小児科医だから発達障害に詳しいとは限りません。

 

と言うか、発達障害の診断は非常に難しく、小児神経科や児童精神科の専門医じゃないなら、あなたの悩みに対して的確な回答がない方が多いでしょう。

それでも、毎日多くの子供を見ている小児科の医師ならば、何かしらのアドバイスを得られるかもしれません。

 

具体的な相談窓口に行くのに抵抗感がある人は、「気楽な相談」ということで、一度かかりつけ医に子供の状態を相談するのは1つの対処法です。

(ちなみに、私はかかりつけ医に息子の発達障害について相談したことはありません)

 

役所または保健センターの発達相談窓口に相談する

お住いの役所または保健センターには、子供の発達相談ができる窓口があります。ここに相談するのも、「発達障害かも」と思った時に、すぐにできる対処法です。

地域差はありますが、大抵は保健士や心理士、栄養士が在中していて、子供の発達について個別での相談を受け付けているものです。

なので、地域の相談窓口に問い合わせをして、個別相談の予約をとると良いでしょう。

 

え?どこに相談窓口があるかわからない?

 

ならば、役所の総合受付に問い合わせをしてみてください。

発達相談に限らず、あらゆる相談事についての窓口がどこなのか教えてくれますよ。

 

また、市町村が発行している地域誌も要チェックです。

お住いの地区によっては、日時指定予約不要で発達相談を受け付けているところもあります。

その他、無料の子育てグループセミナーや、格安の親子教室などの情報も載っているかもしれません。

市町村が発行する地域誌は、子育て情報の宝庫です。

 

私の場合、療育センターに繋がるまでは、半年に1回のペースで自治体の発達相談を受けていました。

自治体主催の発達に不安がある子供のための親子教室にも参加しましたよ。

 

ダイレクトに療育センターに相談する

こちらも地域差がありますが、今時は多くの地域で療育センターが設置されています。

その内容も地域差がありますが、発達に不安を感じた親子の相談窓口になっていて、自治体の相談窓口よりも具体的な相談が可能です。

 

私の息子が通っている療育センターでは、発達障害専門医の外来もあり、相談、受診、療育、その他必要な作業療法や言語療法など、総合的な支援を受けられます(地域によっては療育のみのところもあります)。

「子供が発達障害かも」という不安が確信に近い場合は、地域の相談窓口をかっとばして、ダイレクトに療育センターに相談するのも1つの対処法です。

 

ただし、発達障害ブームですから、療育センターは大抵込み合っていて、予約が数か月待ちというのは良く聞く話。

 

「どうしよう…」と悩んでいると、どんどん相談できる時期が先になってしまうので、とりあえず予約だけ入れておくのをおすすめします。

待っている間に、「やっぱり子供は発達障害じゃなさそう」と思ったらキャンセルすれば良いだけです。

 

私の息子は、2歳から年少入園する4歳までは、自治体の発達相談窓口で、毎回心理士さんにみていただいていました。

だけど、年少に上がってからの相談で、心理士さんが首をかしげて「う~ん、ずっとここで相談するより、療育センターに一度行った方が良いかも」と言われて、療育センターのパンフレットをもらい、電話でアポをとるという形で流れ着きました。

 

療育センターでは心理士のみの相談と、医師の診察を含む相談が選べましたが、子供がADHDのママ友から「どうせやるなら絶対受診」とアドバイスをもらったので、医師の診察を受けることに。

そして、見事自閉症スペクトラムの診断がおり(見事っていうのもなんか変だけど)、今に至ります。

 

専門医に相談する

発達障害の診断は専門医じゃないとできません。

心理士さんは子供の発達相談を受けてくれ、時には発達検査もしてくれ、具体的なアドバイスをしてくれますが、診断はできません。

そして、これも地域差がありますが、診断がないと必要な支援が受けられないケースもあります。

 

そのため、「子供が発達障害かも」と悩むだけではなく、具体的に育児の困難さが強く、然るべき支援の必要性を感じているなら、診断をもらうために専門医に相談するのが最も手っ取り早い対処法と言えます。

 

しかし、発達障害の専門医はとても少ないです。

近くに専門医がいない可能性は高いし、なんとか受診できる専門医を見つけても、既にいっぱいで初診を断られたり、何カ月も受診を待たされたりする可能性があります。

 

何より、「いきなり病院」というのは、あなたも心の抵抗感が物凄いと思います。

 

だから、「子供が発達障害かも…」と思ったら、まずは地域の相談窓口に問い合わせをして、それと並行してその他の対処法を行うのが、心の準備としても納得できる順番だと思います。

 

何もせず気楽に育児する

「子供が発達障害かも…」という不安はあるけど、例えば、以下のように誰も困っていない場合は、何もしないという対処法も大いにありです。

 

  • できないことが多くても子供は概ね笑顔
  • 発達に不安はあるけど親子関係は良好で育児そのものは楽しい
  • 保育園や幼稚園、習い事など、集団生活でそこまでの困り感がない

 

今は情報が溢れているので、勉強熱心な母親程、子供のちょっとしたしぐさで「あれ?」と不安を覚えてしまいがち。

だけど、昭和の時代なんて、今なら「発達障害でしょ?」と思われるような、ちょっと集団からはみ出た子供も、普通に幼稚園に行って、小学校に行って、中学校に行ってました。

そして、発達障害かもなんて思わずに大人になって、それなりに生活できています。

 

だから、あまり神経をピリピリさせずに、「子供が発達障害かもと思う時もあるけど、特に困ってないから、ま、いっか!」と、気楽に構えて育児するのも、私は対処法の1つだと思うんです。

 

日本は体制が整っていて、1歳半健診、3歳児健診、就学前健診と、段階を踏んで子供の発達をみてくれます。

ここでひっかからないなら、個性の範囲内ということです。

 

もちろん、健診をスルーして小学生以降に発達障害の診断が下りるケースもあるけど、今親子で大して困っていないなら、健診で「問題あり」と言われるまで放置してもいいんじゃないかな~なんて思います。

 

ちなみに、うちの息子は1歳半健診で発語が少なく要観察。

3歳児健診では、既に自治体の発達相談をしていたのでスルーでしたが、質問に対して背を向けて拒否していたし、できないことも多かったので、1歳半健診でひっかからなくても、ここでひっかかっていたと思います。

 

この辺の話は、次の記事に詳しく書いてあるので読んでみてくださいね。

息子が自閉症スペクトラムと診断されるまで…体験談語ります!

 

しかし、現在5歳で来年度は就学前健診がありますが、今の息子を見ると、ここはスルーできちゃいそうかな~なんて思ったりして。

もちろん、その前に就学相談するので、就学前健診のカルテにはそのことが先に記載されていると思うけど。

 

あ、うちの息子、発達障害では結構軽度な方だと思いますよ。

それでも、バッチ健診でひっかかってるので、「子供が発達障害かも」と思っても健診スルーなら、もう少し気楽に構えても良いと思います。

 

「子供が発達障害かも」と周囲から言われた時の対処法

発達障害ブームの今、あなたが何も感じていなくても、周囲から「あなたの子供、発達障害かも」と言われるケースもあります。

これ、一番困るんですよね…。

 

しかも、そういうこと言う人って、大抵が健常児育児しかしたことない人。

 

発達障害の親は、周囲から指摘された時の辛さを知ってるから「お仲間かな?」と思っても、具体的に相談されない限りは指摘しませんから…。

 

もしも、通りすがりのママ友程度に言われたら、「そうかな~」なんて流して、静かにフェイドアウトするのが、最も面倒臭くない対処法です。

 

でも、「あなたの子供、発達障害かも」と言うのが、あなたや夫の親兄弟だった場合、逃れられないのが辛いところ。

あなたと子供のことを思っての発言だけど、一番言われたくない相手ですよね。

 

この場合、「そうかな~」と流すだけでは、周囲が更に不安になって「あれやれ、これやれ」と言ってくるかもしれません。

 

だから、言われたくないなら「私も子供のことを真剣に考えている。だから、言わないで欲しい」とまっすぐ伝えるしかありません。

 

あなたの子供を育てるのはあなた自身。子供をどうするかの判断は夫婦で決めれば良いのです。

定型児しか育てたことがない人の意見程、発達障害児の親の気持ちを逆撫でするものはありませんから、ここは毅然とした態度でいましょう。

 

だけど、「子供が発達障害かも」という指摘が、所属している保育園や幼稚園、小学校からなら、対処法は大きく変わります。

 

園や学校からそのような指摘があるのは、かなり余程の事態で、本人も先生も、場合によっては周囲の友達もすごく困っている状態です。

 

辛いかもしれないけど、素直に耳を傾けて、どんな問題があるのか、今後どうするべきなのかをじっくり話し合ってください。

 

子供が発達障害かも…と不安を抱えるあなたに贈りたい言葉

「子供が発達障害かも…」と思って、インターネットで調べれば調べる程、不安な気持ちはふくらむかもしれません。

この記事を読んで「え?病院に相談とか…そんなレベルなの?」と、更にモヤモヤさせてしまったらごめんなさい。

 

でも、1つだけ聞いて欲しいことがあります。

 

子供が発達障害だろうがなかろうが、大事なのは我が子の姿をきちんと見ること。

子供はオーダーメイド品で、共通の取扱書なんてありません。

 

仮に発達障害だったとして、傾向の似た子供に適した対処法というものはあるけれど、それが100%我が子に通用するかどうかは、また別の話。

仮に、発達障害じゃなかったとしても、この先成長するにつれて違った悩みが発生するのが子育てです。

 

そんな時は、周囲に惑わされず、子供がなにに困っているのか、自分に何を求めているのかを見つめてあげてください。

 

大変なことも多いけど、子供って振り返るとあっという間に大きくなってしまいます。

だから、今の可愛い姿を目に焼き付けて、思う存分可愛い盛りを愛でて楽しんで欲しいと思います。

私には定型児も発達障害児もいますが、どっちも面白可愛いですよ。

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