ザ・ノンフィクション婚活漂流記から読み解く結婚相談所で婚活地獄に陥る女性の特徴

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ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合」~コロナ禍の婚活漂流記~が話題だ。
30歳の女性(番組中に31歳の誕生日を迎える)の婚活をリアルに追っている。

彼女は大学時代にキスまでした男性がいたが、正式な交際はしておらず、いわゆる「彼氏いない歴=年齢」の30代。
思い切って結婚相談所に登録し、本気で結婚しようと頑張りながらも、さまざまな壁にぶつかる姿は実にリアルだった。

過去、彼氏いない歴=年齢でこじらせていた私だから、彼女の葛藤や周囲から突っ込まれる弱さが良く分かる。
それと同時に、「彼女のようなタイプは、婚活地獄に陥りやすい」と強く思った。
まだ前編を観たばかりだが、これから婚活を考えている女性のために、婚活地獄に陥る女性の特徴を解説しよう。

ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合」~コロナ禍の婚活漂流記~あらすじ

まずは、簡単にあらすじを紹介しよう。
今回の主人公は、コロナ禍で婚活を始めたミナミさん(仮名)だ。
彼女は法学部の大学を卒業。
現在は飲食店の正社員で、年齢は30歳だ。
冒頭にも書いたが「彼氏いない歴=年齢」で、恋愛経験はほぼゼロ。
コロナにより外食産業は厳しい状況に立たされており、ミナミさんも例外なく収入厳に陥り、月収は手取りで13万円程度。
仕事は真面目に取り組むが、続けたい職種ではなく、専業主婦を夢見て結婚相談所に登録した。

しかし、結婚相談所の担当者から「今時妻に専業主婦を求める男性はいないと思った方がいい。ただし、年齢を一回り上でも良しとするなら、専業主婦の道もある」と言われる。
ミナミさんは担当者からの助言を受け、文字通り一回り以上年上(40代以上)の男性とのお見合いを繰り返すことになる。

確かに、対象年齢をグッと挙げたことで、ビックリするような裕福な男性とのお見合いが実現できた。
しかし、ミナミさんは話を進めず断ったり、逆に断られたりを繰り返す。

何度目かのお見合いで、40代資産家男性と出会う。
彼はいわゆる奥手で恋愛に不慣れなタイプ。
口下手でお見合いでの会話が弾みにくいという担当者の認識だ。
しかし、ミナミさんの明るさに惹かれたのか、会話のキャッチボールが続き、お見合い後そのままデートに行く流れになる。
明らかに男性は乗り気で、ミナミさんもまんざらでもない様子だ。

うまくいくかと思いきや、2回目のデートでミナミさんのこじらせスイッチON。
「資産家なのに量販店の服を着て、その辺のスーパーで買い物をしている。食事の場所も高級店ではないし、ケチなのではないか…」という考えが過ぎり、そのまま担当者にメールで気持ちを伝えてしまう。
担当者は「それはケチではない。普通の感覚だ」とミナミさんを叱る。
ここでミナミさんの心が折れてしまった。

上手くいかない婚活地獄に陥り、酷く落ち込んで一時活動休止状態になるほど悩むミナミさん。
このタイミングで会社から「経営状況が厳しく、雇用を継続できないかもしれない」という話が入る。

普通ならば、「婚活も仕事も上手くいかない…」と大打撃を受けるだろうが、ミナミさんは違った。
むしろ、どん底に陥ったことで吹っ切れて、「こうなったら婚活頑張るしかない!」と、再びやる気スイッチが入ったのだ。

ミナミさんは新たにお見合いの予定を入れながら、婚活を続けつつ、40代資産家男性と3回目のデートをする。
その日はミナミさんの誕生日。
40代資産家男性は、彼女にオープンハートのネックレスを誕生日プレゼントに渡す。
ミナミさんはとても嬉しそうだった。
その姿を見て、彼は「きっと結婚まで進む」と期待しただろう。
しかし、ミナミさんは直前にお見合いした30代介護士男性に強い好意を抱く。

ここで前編は終了。
後編は、40代資産家男性と30代介護士男性の間で揺れ動くミナミさんの婚活結果を放映予定だ。

なお、あらすじはフジテレビのHPにも掲載中です。
ザ・ノンフィクション 結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 前編

結婚相談所で婚活地獄に陥る女性の特徴

結婚相談所は結婚に向けてグイグイとアシストをしてくれるので、本気で結婚を考えている人にはおすすめだ。
しかし、誰もが向いているわけではない。
ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合」~コロナ禍の婚活漂流記~のミナミさんは、結婚相談所で婚活を難航させる典型的なタイプだと思った。
そこで、この番組を題材に、結婚相談所で結婚地獄に陥る女性の特徴を解説しよう。

恋愛経験が極端に乏しい

結婚相談所は婚活の中でも非常に手厚いサポートを受けられる。
だからこそ、恋愛経験が乏しい人には向いている婚活だ。
右も左もわからない恋愛初級者に、結婚に至るためのノウハウを丁寧に教えてくれるからだ。

しかし、女性の場合は注意が必要。
恋愛をかっ飛ばしていきなり結婚へ直行するということは、さまざまな手順を省いていきなり男性と接近し、夜の生活に突入するのと同じだからだ。
男性に免疫がない女性ならば、頭では理解していても、生理的に受け付けないケースもあるだろう。
心がときめかないのに、男女の関係前提の結婚に足踏みしてしまうのは当然だ。

今回のミナミさんも、番組を通じてその様子が見られた。
彼女はお見合い相手に色々とケチをつけて担当者に叱られているが、私は生理的に無理なだけで、言葉を変えて理由付けしているように見えた。
彼女が指摘した問題点はささいなことだ。
それこそ、心ときめき異性として好きならば、いくらでも共用できる範囲と言えるだろう。
その点が気になってお見合いを継続したくないのは、実は「生理的に受け付けない」という全く別な理由が隠れているのだと思う。
そして、ミナミさん本人も、本当の理由に気付いておらず、「何かよくわからないけど嫌」という気持ちに、後付けで具体例をくっつけているように見えた。

恋愛経験が極端に乏しいからこそ、自分の気持ちに気付かず、あれこれ理由を付けて逃げてしまう。
経験が乏しいから想像が現実とはるかに乖離し、結婚したいけど先に進めず、葛藤して疲れてしまうのだろう。

自己決定力がない

結婚するには自己決定力が必要だ。
最終的には自分自身が「この人と結婚したい!」と強く思わなければ実現できない。
「選ばれたい」と思っている時点で無理。

結婚相談所の婚活でも、担当者の押しに流されてお見合いをしていく。
これこそが結婚相談所のメリットなのだが、自己決定力がないので、自分の強い意志で「この人と交際したい!」という意見が全く出てこない。
担当者に言われるがまま、何となく交際を開始し、すぐ相手の粗が見えてお断りするパターンだ。
お断りの決断はできるが、結婚のために妥協する決断、自分から積極的に行動する決断ができない。
これでは、婚活地獄に陥るのも当然と言えるだろう。

自分の理想の高さに気付いていない

自分の理想の高さに気付いていないのは、婚活地獄に陥る多くの女性の共通点だ。
番組冒頭でミナミさんは年齢が近く年収1000万円以上の男性ばかりにお見合いを申し込み、すべて断られている。

賢明な方なら、「年収1000万円で30代女性と釣り合う年齢の男性は超ハイスペック」とわかるだろう。
ちょっと想像力を働かせれば、そのような女性は若い美人、もしくは自分と釣り合う知性と品位を持った女性を選ぶとわかるものだ。
しかし、ミナミさんは違う。
恐らく、数打てばいつか当たりが出るとでも思っているようだ。

担当者から「結婚相談所に登録している男性の平均年収はいくらだと思う?」と聞かれ、ミナミさんは「600万円くらい?」と答えている。
だから、「1000万円以上は確かに高収入だけど、高望みとまではいかない」とでも思っていたのだろう。
しかし、実際の男性の平均年収は400万円台。
日本の平均年収を見ても妥当な数字と言える。
この数字を聞いて、ミナミさんは絶句してしまった。

結婚相談所で婚活地獄に陥る女性は、現実を知らず、情報収集が甘い。
その結果、自分がとんでもない高望みをしていることに気付かず、条件を下げられずにいつまでも理想の相手を追い求めてしまうのだ。
奇跡でも起きない限り、婚活が上手くいかないのは必然である。

恋愛への憧れを捨てきれない

「恋愛と結婚は別物」は、結婚相談所の大前提である。
なぜならば、全ては条件から話が始まるからだ。
担当者も、ミナミさんに幸せな恋愛相手を探しているわけではない。
専業主婦の夢をかなえるために、条件に合うパートナーをマッチングしているのだ。

そのため、恋愛への憧れを捨てきれないと、結婚相談所での婚活は辛いものになる。
結婚の条件を満たし、且つ恋愛相手として魅力的な相手は、ぶっちゃけなかなかいないのが現実だ。
正直、恋愛未経験の30歳に、条件だけを満たした40代以上のおじさんを紹介するのは、かなり酷だと見ていた思った。
うちの旦那が40代アラフィフだが、30代から見れば「すんげぇおじさん」「なんなら初老に片足突っ込んでいる」と感じるだろう。
芸能人張りの魅力的な男性ならばときめくだろうが、一般人の40代後半はただただおじさんだ。

それでも、「幸せな結婚生活を送る。恋愛はもう結構。家族愛さえ育めればいい」と割り切っていれば、上手くいく可能性は高まる。
しかし、恋愛への憧れを捨てきれなければ、「初めて恋する相手がおじさん…無理…っつーか愛せない…」となって当たり前だ。
恋愛への憧れを捨てきれないなら、結婚相談所以外の場所で、まずは恋活から始めた方がいいだろう。

白馬の王子様を待ち続けている

ミナミさんは典型的な他力本願タイプ。
手取り13万円の職場でやりがいも感じず、ただひたすら働くだけの様子を見ればわかる。
恐らく、進路も親の言いなり状態だったのだろう。
恋愛でも白馬の王子様を待ち続けた結果、「彼氏いない歴=恋愛」を更新し続けた可能性が高い。

そのような女性が結婚相談所で婚活すると、泥沼に陥りやすい。
数万、数十万規模で登録されている男性の中には、文字通り「白馬の王子様みたいな男性」がいるからだ。
自分と年齢が釣り合い、年収が高く、しかも容姿にも問題がない。
そのような男性のデータを見てしまえば、「続けていれば会えるかも」と期待を膨らませてしまうだろう。

しかし、白馬の王子様を待ち続けるタイプは他力本願。
自分で幸せを貪欲に勝ち取ろうとする行動力も意欲もない。
結婚相談所ほどシビアに条件を突きつけられる場はないのに、なぜか自分の条件の低さは棚上げできてしまうのだ。
「結婚相談所には高いお金を払っているんだから、私の希望する男性を紹介してくれるはず」と、いつまでも白馬の王子様を待ち続けてしまう。

実は頑固で融通が利かない

他力本願で自己決定力がないなら、担当者に任せてしまえば結婚できそうだと感じるだろう。
しかし、ミナミさんは実はとても頑固で融通が利かないところがある。
自分から行動しないのに、流されるのは嫌なのだ。
そして、結局担当者や相手にケチをつけて、結婚への道のりを自分でぶった切ってしまう。

もちろん、結婚という大きな決断をするのに、自己決定は重要だ。
流されて担当者の言いなりで結婚しても、幸せにはなれないかもしれない。

結婚にはこだわりも重要だ。
問題なのは、ミナミさんが自分の頑固で融通が利かない性格を自覚できていないこと。
無自覚だから相手に自分の価値観を当然のように押し付け、妥協ではなく譲歩する思考が全くないのである。
これでは、仮に結婚できたとしても、相手が神様のような包容力と柔軟さと優しさがない限り、不満の募る結婚生活になってしまうだろう。

ザ・ノンフィクションから見る結婚相談所の思惑

結婚相談所の南さんの担当者は、なんと成婚率8割の実力者だ。
しかし、それゆえに強引さが感じられた。

今回、ミナミさんは専業主婦を希望していたが、それに対して「1周り年上なら条件が合う人がいる」と紹介を始める。
私は非常に打算的だと感じた。
恐らく、アラフィフ男性で「35歳未満の女性を希望」とする、女性にモテなさそうなタイプの男性がゴロゴロいるのだろう。
ミナミさんが恋愛経験が乏しく、一見流されやすそうなか弱さがあり、専業主婦希望しているから「上手い事マッチングできそう」という思惑が働いているように感じた。

冷静に考えれば、30歳の恋愛初心者に40代後半の男性を紹介するのは酷い行為だ。
普通の感覚なら「そりゃ無理でしょ」「あんまりだろ」と思う年齢の組み合わせだと思う。
私が30歳の時に、40代後半の男性を紹介されたら、激怒レベルだ。
それだけ、アラフィフ男性がアラサー女性を結婚相手に求めるのは非常識なのである。

しかし、ミナミさんの条件もかなり非常識だ。
美人でもなく、30歳ととりわけ若いわけでもなく、学歴はあっても職歴は乏しく、ハイスペックな男性から選ばれる女性とは言えない。
それなのに、専業主婦を希望して年収1000万円以上の男性を希望しているのだから、常識的な人は「高望み過ぎる」と思うだろう。

担当者がしたのは、非常識同士の引き合わせなのだ。
それぞれ「あなたはこんな条件をだしているんでしょう。なら、ここは妥協すべきでは?」と正論のように主張してマッチングした。
このやり方で、きっと何度も成婚させているのだろう。
確かに、恋愛経験が乏しくても、柔順で結婚生活はお金と割り切れるタイプの女性ならば、担当者の引き合わせにより幸せな結婚に至るケースがあっても不思議はない。
柔順で割り切れるタイプならば。

ミナミさんは残念ながら割り切りが非情に下手だ。
何より、恋愛への憧れを捨てきれていない。
自分をお姫様のように扱い、しかも自分が男性としてときめくことができる相手を求めている。
高い条件を出しているが、彼女が本当に優先したいのは「恋愛のときめき」なのだろう。

それを証明するかのように、番組の最後で「30代介護士男性」が突如現れる。
彼はミナミさんを褒めたたえたようだ。
恐らく、今までのような受け身の男性ではなく、コミュニケーション力がそれなりに高く、女性を楽しませることができる男性だったのだと思われる。
今までおっさんに気を遣い、自分が会話を盛り上げリードしていたミナミさんから見たら、スーパーイケメンに思えたに違いない。
ミナミさんが彼に惹かれるのは当たり前なのだ。

本来ならば、担当者は「専業主婦は難しい。あなたも働き方を考えて、2馬力で結婚生活を送ることを前提として動いた方がよい。そうすれば、年齢が近く、価値観も合う男性と出会える可能性が高まる」と言うべきだった。
きっと、担当者には「若い女ばっかり求めてどうにもならないおっさん集をどうにかしたい」という思惑があったはずだ。
だから、高望みするミナミさんが格好のターゲットとなった。
ミナミさんの婚活地獄は、担当者の思惑と打算が要因の1つではないかと私は考える。

ザ・ノンフィクション結婚したい彼女の場合を観た感想

ツイッターを見ると、ミナミさんの叩かれ具合がすごい。
確かに、「自分を棚上げして何言ってるんだよ」と思うような場面は多々ある。
しかし、ミナミさんは恋愛初心者だ。
何より、30歳の女性が40代(しかも後半と思われる)を紹介されれば、あれこれ嫌な部分が目に付くのは当然だろう。
なぜ、資産家、収入が高いというだけで、男性が嘘みたいに若い女性を求めることへの批判が目立たないのか不思議だ。

本来、恋愛は楽しいものである。
それなのに、「婚活は大変で当たり前」「厳しくて当たり前」「妥協当たり前」という前提が、もう苦しくてたまらない。
もちろん、婚活を楽しみながら、早いタイミングで運命の人と出会えることもあるのだろう。
ザ・ノンフィクションは人生に苦労する人をピックアップするから、「婚活は辛い」というメッセージが込められるのは仕方がないのかもしれない。

それでも、番組の最後に嬉しそうに「好きだって認めなさいと言われれば認めますけど」と笑顔を見せたミナミさんを応援したいと思う。
彼女は恋をしたのだ。
彼女の婚活の結果は後半に続くが、上手く行っても行かなくても、恋心を抱けたことが、結婚相談所を利用した最大の収穫だと思う。
日常の中では得られない出会いを婚活で得たのだから。

幸せな結婚に必要なのは自主性と自己決定能力

結婚に必要なのは、自主性と自己決定力だ。
ミナミさんは「結婚したい」と自主的に結婚相談所で婚活を始めた。
恋愛初心者故に、壁にぶつかり、上手く行かずに悩み、自暴自棄気味になったこともある。
しかし、実は誰もが恋愛でぶつかる壁で、彼女はたまたまその馬が結婚相談所だっただけだ。
番組なので周囲からは様々な意見が見られが、あまりにも彼女に厳しすぎると感じた。
だれだって、恋愛初級者の時代があったはずだ。
誰にも言えない赤っ恥な言動だってしていただろう。
過去を埋めたい人だっているかもしれない。
(私は埋めたい)

後編では、恋心と条件に揺れるミナミさんが放映される。
彼女がどんな結論を出すのか、今から楽しみである。
恋愛と結婚は別物と言うが、完全に割り切れる人は少ない。
少なくとも、「この人のために何かしてあげたい」「この人の喜ぶ顔が見たい」「この人と一緒にいたい」という思いは必須である。
その気持ちがなければ、それは結婚ではなく、結婚と言う名を借りた仕事でしかない。

後編が放映されましたので、あらすじと感想を書きました☆
ザ・ノンフィクション婚活漂流記から読み解く!30代女性に向けられた厳しい世間の目

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