ザ・ノンフィクション婚活漂流記から読み解く!30代女性に向けられた厳しい世間の目

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ザ・ノンフィクション婚活漂流記【前編】で注目を集めたミナミさん。
後編でも高い注目を集めた。
彼氏いない歴=年齢=31歳のミナミさんは、結婚相談所に登録し、意欲的に行動を始める。
前編では一回り以上年上の資産家とイイ感じになったところで、37歳介護士に心奪われるシーンで終わった。
後編では揺れ動くミナミさんの心と、その後の婚活について描かれている。

ぶっちゃけ、ミナミさんへの世間の評価は非常に厳しい。
ツイッターでは人間性を否定するような酷いコメントも数多く見られた。
私が感じたのは、30代女性に向けられた厳しい世間の目だ。
今回も、ザ・ノンフィクション「婚活漂流記・後編」のあらすじを感想を述べながら、30代女性が如何に婚活市場で厳しい立場に立たされているのかを考察しようと思う。

前編のあらすじや感想は、以下の記事まとめてあるので、是非読んでくださいませ☆
ザ・ノンフィクション婚活漂流記から読み解く結婚相談所で婚活地獄に陥る女性の特徴

ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合・後編」~コロナ禍の婚活漂流記~あらすじ

ミナミさんは31歳。
飲食店の正社員だが、月収は手取り13万円。
専業主婦を夢見て結婚相談所に登録し、やり手の担当者の元で絶賛婚活中だ。

前半では奥手な40代(恐らく後半)資産家と、積極的な30代(後半)介護士と同時交際を進めるところで終わった。
専業主婦になりたいなら、40代資産家が圧倒的に条件をクリアしている。
しかし、ミナミさんは積極的で年齢も近い30代介護士に夢中で、自分でも恋していると認める程気持ちが高まっている。

ただし、30代介護士と結婚する場合、共働きが前提し、男性もそれを望んでいた。
ミナミさんはパートタイムで働きながら、節約して結婚するのもありだと考え出したが、非常に考え方が甘かった。
生活をシミュレーションするためにメモにまとめものは、週3程度パートをし、その収入は5~6万円で、全て自分のお小遣いにすると考えていたからだ。
当然、担当者からは総ツッコミが入る。
そもそも専業主婦を希望していたのではないかと問われる。
それでも、ミナミさんは現在初恋中で、楽観的思考の元「頑張って協力すればどうにかなる」と言ってのけたのだ。

恋心爆発中、いよいよ30代介護士からおうちデートに誘われる。
ミナミさんはルンルンだ。
それなのに、おうちデート後に担当者に「交際終了したい」という連絡を入れるミナミさん。
「破けた座布団を使い続けている。生活にお金をかけず、趣味ばかりに浪費している。価値観が合わない」というのが理由だ。

結局40代資産家と本気交際に入るミナミさん。
ここでストップをかけたのが、なんとミナミさんの母親だ。
「育った環境が違い過ぎる」「合わないに違いない」など、娘の決定を否定しまくり。
最終的には、デート中気分が悪くなりパニック発作のような状態になったミナミさんを介抱中に「僕もパニックになったことがありますよ」と40代資産家の慰めの言葉を「パニック障害の持病がある」と曲解してしまう。
母娘結託して「重大な事実を隠して結婚に話を進めようとするのは何事か!」と、結婚相談所にクレームのメールを入れ、一気に「交際終了したい」という流れになってしまった。

担当者は憤慨しつつもミナミさんを呼び出し、パニック障害ではなく寄り添って発言しただけだと説明し、誤解を解く。
そして、「あなたに足りないのは人間力」とミナミさんを叱責。
誤解だったことを理解し、反省したミナミさんは、自己嫌悪に陥るが、担当者の励ましの元、40代資産家との交際は続けることになったが、いろいろあり過ぎたせいで、結局40代資産家との信頼関係を修復できず、交際終了となる。

なお、フジテレビホームページでも、あらすじが公開されています。
ザ・ノンフィクション 結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 後編

ミナミさんに向けられた厳しい世間の評価

ツイッターではザ・ノンフィクション婚活漂流記が脚光を浴びている。
特に、ミナミさん派の厳しい評価が多い。
代表的な意見を紹介しよう。

  • 人としてあまりにも未熟
  • 思い込みが激しく勘違いで人をののしる姿勢が恐い
  • 長谷川さん別れてよかったね!
  • 人に対する思いやりがない
  • 認知のゆがみが凄い

厳しい意見は、ミナミさんが30代なのも大きな原因のように感じる。
20代ならば、「まだ若いし、仕方ないかな」と周囲の目も優しくなるだろう。
しかし、30代になったとたんに「大人なのに情けない」「もっと常識を持て」と、急にハードルが上がるのだ。
恋愛に関しては、ミナミさんは超ド級の初心者だと言うのに、世間には関係ないのだろう。
重要なのは年齢で、30代というだけで、一気に要求が跳ね上がるのだ。

そんな中でも、「彼女は毒親持ちだったのか」「あの母親では仕方がない」と、強すぎる母の存在に同情する声も見られた。
私もミナミさんの決断を簡単に覆す母親に違和感を持たずにはおれない。
母親の姿勢は、どこかしら「あなたが私より幸せになるなんて許せない」「私の知っている枠の中で生きてほしい」という思惑を感じたのだ。

担当者からも「反抗期なかったでしょ」と指摘される。
今まで母親に従順なまま生きてきたのだろう。
もちろん、母親の愛情があってこそだが、愛情故に子供を強く束縛し、親のレールから外れるのを許さなければ、毒になってしまう。

40代資産家をパニック障害持ちだと誤解し、怒りと共に「交際終了」のメールをミナミさんが送ってしまったのも、元々その結婚に乗り気じゃなかった母親があれこれ吹き込み操作したのではないかとすら思った。
単なる憶測だけど。

ザ・ノンフィクション結婚したい彼女の場合【後編】を観た感想

ミナミさんの婚活迷走っぷりは、確かにすごいと思う。
お相手が優しい方だったので、振り回されて可哀想という意見もわかる。
しかし、彼女は30代だけど、恋愛は超初心者。
恋愛年齢があるとすれば、12歳くらいではないだろうか。
好きな人ができてキャッキャして、でも、いざ現実が目に入ると「ちがったかも…」なんて思う。
誰もが恋愛で通る道だ。

ミナミさんの場合、30歳になってから結婚相談所でその道を通っただけ。
ピンとこない人とお見合いしても気が乗らなかったり、「やっぱ違う」とドタキャンのようにお断りをするのは、恋愛初心者ならあるあるだろう。
1回で運命の出会いを果たす方が奇跡なのだから。

しかも、結婚相談所は出会いから結婚まで豪速球のスピード勝負。
恋愛結婚なら相手を見つけて少しずつ愛を育み、少しずつ相手のよい部分も悪い部分も受け止めながら時間をかけて結婚に至るが、結婚相談所は条件から入り、出会って数回でお互いを深掘りしながら結婚へのすり合わせを行う。
恋愛初心者がとまどってとちくるった行動を起こすのは、必然であろう。
恋愛経験ゼロなのに、結婚相談所だから問題なくスムーズにまとまると考える方がおかしい。

そのような状況を一切考慮されず、世間の目はミナミさんに厳しいのだ。

30代にもなって、現実がわかっていない。
自分勝手過ぎる。
お相手が気の毒だ。

なんて言ってのけるのだ。
なんだ?
30代になったら失敗は許されないのか?
それじゃ、恋愛や結婚に限らず、30過ぎたら新しいチャレンジは無理じゃないか。
なんなの?この失敗に対する異常な攻撃性は。
あーやだやだ。

というのが、私の純粋な感想である。

「付き合うのはいいけど、結婚相手としては無理」というのは、よく聞く話じゃないか。
ミナミさんにとって30代介護士がそういう存在だっただけだ。
結婚相談所だから、「好き→付き合いたい→結婚無理」の展開が早すぎただけ。
愛があれば女性は男性に尽くせと言うのか?
男性が「君のためにもっと稼ぐよ!転職するよ!」という期待をかけてはいけないのか?

ミナミさんは30代介護士との出会いによって結婚の現実を知る。
そして、40代資産家との交際を決断するのだ。
この流れだって、恋愛あるあるじゃないか。
好きで好きで仕方がなかったけど経済力ゼロの彼氏と別れた後、「やっぱりお金も大切」となるのは、むしろ自然の流れだろう。

40代資産家と結局ゴールインしない結果も、恋愛あるあるだと思う。
ミナミさんは彼の条件に惹かれていたが、男性としての魅力はあまり感じていないように見えた。
そこへ来て母親からの反対に合い、葛藤があったのだろう。
結婚が決まる前に不動産屋に行った話も、彼女の葛藤が生んだ迷走のように感じる。
「結婚したい」「条件通りの男性と結婚するチャンス」「これが私の幸せ」「でも、本当に幸せ?」という無自覚のジレンマがあったのでは?
自分を納得させるために暴走し、その結果極度のストレスでパニック状態に陥ったのだとしたら?
担当者からごり押しされて本気交際に進展したが、きっと彼女の答えは最初からNOだったのだろう。

40代資産家とのデートの様子から、ミナミさんなりの気遣いが見られた。
1周り以上上の男性に気を遣い、場を明るくし、話題を提供するのは偉いと思った。
彼女のコミュニケーション力がネットでは問われているが、私はごく平均的だと思う。
ただ、無理をし過ぎる反動が、メールに表れているだけで。

今回結婚に至らなかったが、私は彼女にとってよい結果だと感じた。
疑問や不安を感じ、納得いかないまま結婚するには、彼女は頭が良すぎる。
ミナミさんの弱点は、頭がいいのに行動力がない点だ。
行動力がないから流され、頭がいいから「自分が求めているものじゃない」と気づいてしまう。
柔順に流された方が、幸せになれるシーンもあるだろうに。

ミナミさんの流されやすさは、親の影響が非常に大きいだろう。
小さなころから習い事をし、中高一貫校に通い、大学では法学部を出る。
恐らく、親に敷かれたレールを素直に歩んできたのだろう。
条件の悪い仕事を辞めずにここまできたのも、もしかしたら親からの意見があったからかもしれない。

今回は、結婚相談所の担当者の言いなりになるところだった。
もちろん、担当者はミナミさんの幸せな結婚を願っている。
それでも、40代資産家との真剣交際への行には強引さを感じた。
多少強引にしなければ話が進まないという思いがあったとしても、やはりそこには結婚相談所の思惑があったように見える。
ミナミさんからの「100億円積まれても、結婚しません」というメールは礼儀知らずだが、最初から納得できないまま強引に押し切られた感があったからこそ出てきた言葉だろう。

ミナミさんは職場にも流されている。
前編ではコロナの経営難により、今後の雇用の保証ができないと職場から言われている。
正社員とは言え厳しい印象教会で手取りもたったの13万円。
法学部卒なのに転職を今までしなかったのは、彼女の流されやすさを証明しているようなものだ。

結婚相談所の活動で自分と向き合い始めたミナミさん。
彼女の婚活はまだ始まったばかりだと私は思う。
どんな形であれ、親の意見に反論し、逆ギレでも結婚相談所の担当者に意見した彼女は、これからもっと自分と向き合い、自分が何を求めどうしたいのかを追求してほしい。

結婚損暖所ですぐに結婚が決まらなくてもいいではないか。
正当な料金を払っているのだから、いくらでも利用すればいいのだ。
担当者への迷惑など考えず、自分の幸せのために、失敗を繰り返したっていい。
自分の幸せだけを追い求めてほしい。
その先にきっと、「この人を幸せにしたい」という男性との出会いがあるはずだから。

ミナミさんから読み解く恋愛初心者が婚活で心構えるべきこと

さて、このブログは一応人間関係の学びを得るためのものである。
今回は、ミナミさんの行動から、30代恋愛初心者がいきなり婚活するときの心構えを読み解いていこう。

婚活市場で女性30代は年齢的に不利

今回のザ・ノンフィクション婚活漂流記から一番痛感するのは、婚活市場における30代女性への風当たりの強さだ。

30代の女性なら、常識とマナー、人間的魅力があって当たり前。

自分のことを棚に上げて、周囲は高いハードルを30代女性に求めてくる。
40代の男性が一回り以上年下の女性をリードできなくても「資産家」という一点だけで寛容になるのに、30代というだけで女性に「そんなこともわからないのか」と強気に出てくるのだ。

巷に出れば、30代独身女性はゴロゴロいる。
同じく30代独身男性はもっといるし、40代独身男性だって珍しくない。
だからと言って、婚活市場で「30代女性は当たり前。普通に求められる」と思ったら大間違い。
婚活市場では20代女性が圧倒的有利である。
特に頭がよく計算ができる20代女性という強敵を相手にすることを、肝に銘じてほしい。

婚活とは決断力と判断力が求められるものだ

婚活には決断力と判断力が必要だ。
膨大な男性の中から「誰とお見合いするか」を決めなければならない。
お見合いをしたら、短時間で相手を見極めて「今後も会うか」を即決しなければならない。
しかも、複数同時進行が可能なので、比較、判断、決断が常に求められる。
更には、数回しか会わないのに、「結婚を前提とした本気交際にするべきか」を決めなければならない。

婚活は決断の連続なのである。
しかも、自分の決断が相手の気持ちによって容易に覆される。
「決めるのが苦手」「誰かに選んでほしい」と思う人には、正直向かない。
また、自分の決断に自信が持てず、すぐに後悔するタイプも、婚活はストレスに感じるだろう。
婚活は常に決断が迫られるという大前提を忘れてはいけない。

恋愛への憧れが捨てられないなら婚活はまだ早い

婚活とは結婚相手を探す作業だ。
ザ・ノンフィクションで担当者も言っていたが、「恋愛する場ではない」のである。
もちろん、恋愛感情ゼロの相手との結婚は難しいだろう。
それでも、「時間をかけてお互いを知り、何カ月、ときには何年もかけて交際を続け、じっくり結婚について考える」という恋愛の醍醐味はない。
まずは条件、そして相性、短期間で結婚生活の現実的なすり合わせを行うのが婚活だ。

ミナミさんはこのスピードに乗れない典型例。
恋愛への憧れが捨てきれず、「素敵」という感情に引っ張られてしまう。
しかし、恋愛感情が苦労を乗り越えるほど育まれる前に、結婚の現実を見せられてしまう。
だって、婚活だもの。
長らく交際していれば、「まぁ、お互い良く知ってるし、こうすれば何とかなるでしょ」という見通しがつくものだが、婚活にはそれがない。
即時即断だから、恋愛をゆっくり楽しむ前に結婚問題にぶち当たるのだ。

だから、恋愛への憧れを捨てられないなら、まずは恋活から始めるべきだ。
恋愛アプリでも街コンでもいいから、どんどん出会いを増やして「恋愛だけ」をメインに楽しめばよい。
運が良ければ、そのまま恋愛に至る可能性もゼロではない。
もちろん、結婚するタイミングは遅れるかもしれない。
結果的に「やっぱりすぐに婚活すべきだった」と後悔するかもしれない。
それでも、憧れは厄介なもので、場合によっては結婚した後も「恋愛してみたかった」という欲求が抑えられなくなる場合もあるのだ。
憧れが強い自覚があるなら、心残りにならないように、恋愛に注力する時期を作った方がいい。

結婚で人生を変えようと思ってはいけない

女性の中には「結婚して人生逆転したい」という欲求を持つ人がいる。
ミナミさんも「辛い仕事を辞めて、優雅な専業主婦をしたい」と、結婚で人生を変えたいと思っていた。
しかし、結婚で人生を変えようとする考えは、とても危険な思想である。
なぜならば、「こんなはずじゃなかった」と思ったとき、結婚生活が一気に苦痛になるからだ。

結婚はギブアンドテイク。
支え合い、協力し合い、助け合うのが結婚生活だ。
「私を幸せにしてください」は幻想である。
夫婦は対等なのだから、「お互いを幸せにしよう」が正解なのだ。
むしろ「私が彼を幸せにする!」くらいが丁度いい。
「彼が職を失って無収入になっても、一緒にいたいか」を踏み絵にするといいだろう。

恋愛初心者ほど、結婚への期待値は高い。
異性を知らないから、結婚生活も綺麗な部分ばかり思い描いてしまうだろう。
しかし、相手は人間であることを忘れてはならない。
結婚相手はあなたの人生を変える存在ではない。
一緒に幸せな人生を形成するパートナーなのだ。

私はミナミさんにエールを送る!

長々と書いたが、私はミナミさんにエールを送りたい。
無様に失敗して、悩んで泣いて、そんな姿が愛おしいと思う。

今、彼女は成長の最中だ。
彼女がこれからどんな男性と出会い、どのような決断を下すのかわからない。
それでも、「自分が決めたことだ」と納得して、自分の人生を謳歌してほしい。
そうすれば、きっと自分の力で幸せを手に入れられると思う。
その隣に、彼女と一緒に幸せになることを求め、一緒に歩んでくれる男性がいれば最高だ。

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コメント

  1. くま より:

    こんばんは。ブログ拝見しました。
    ミナミさん責められてますね…
    衝撃的な出来事は確かですが、大きな決断を連続で短時間で出す状況に混乱していたのは理解できます。
    初恋なら尚更ですね。
    おそらく厳しいご家庭で育ったのでしょう、異性との関わりが暗黙的にご法度ではないかと思いました。
    何分自分も毒親育ちなもので、母親とミナミさんのやり取りを見て自分達親子のようでした。
    年齢は31でも、人との関わり度数?が小さいのでしょう。自分もそうです。
    これからいろんな人と関われば変わると思います。

  2. ゆるり より:

    twitterでミナミさんがボロボロに叩かれてて、私も同様に「あんな強引に、九州かつ義両親兄弟同居という条件の男性とマッチングさせられて、押しが強い担当者に流されて、先に進もうとしてしまったけど、心のなかで納得できなかったんだろうなぁ、、、それを、人間性が足りないと人格否定までされて、立ち直れるのかなぁ。30代独身って恋愛で失敗することが許されないのか。」と何とも言えない気持ちになりました。このブログを読んで、番組観覧後に思ったことがすべて言語化されていてスッキリいたしました。ミナミさん本人が、どこかで違和感を感じているのに植草さんが無理やり成婚へ持ち込もうとしていて、客観的に見てもマッチングが上手とは思えなかったです。世間の厳しさを目の当たりにして苦しい気持ちになりましたがブログを読んですこし昇華されました。

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