結婚しない30代の割合と結婚しない理由!40代で結婚したくなったら間に合う?

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30代は結婚について悩む時期ではないでしょうか。
恋人がいてもいなくても「この先どうするのか」「婚活を始めるのか」「結婚しない人生を選ぶのか」を真剣に考える人は多いでしょう。

30代で結婚について考えるのは、子どもを持つ人生か否かを迫られる時期だからかもしれません。
医療の発展が目覚ましく出産年齢は上昇傾向ですが、40代以降の妊娠出産はリスクが増え、また妊娠できる確率も下がるので、嫌でも考えざるを得ないのです。

しかし「結婚したい!」という強い意志がなければ、婚活など具体的な行動を起こすのは難しいですよね。
かといって「結婚しない」という選択を積極的にする決断も難しいでしょう。
中には「30代で結婚しない人ってどれくらいいるのかな」と、周りのことが気になるかもしれません。
自分と同じ世代が結婚についてどんな考えを持っているのか知りたいのは当然の感情です。

そこでこの記事では、結婚しない30代の割合を年齢別、男女別にまとめてみました。
30代で結婚しない人にはどのような理由があるのか、40代になってから結婚したくなっても間に合うのかについても考察しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事の表は国税調査のデータを元に表を作成しています。
参照:e-Stat

結婚しない30代の割合【男女別・年齢別】

令和2年度に行われた国税調査では、結婚しない未婚の30代の内訳は以下のようになっています。

全体 男性 女性
30歳 45.5% 50.4% 40.5%
31歳 41.7% 46.7% 36.5%
32歳 38.4% 43.4% 33.3%
33歳 35.6% 40.6% 30.5%
34歳 33.1% 38.2% 27.9%
35歳 30.8% 35.8% 25.8%
36歳 28.9% 33.6% 24.0%
37歳 27.4% 32.1% 22.5%
38歳 26.1% 30.8% 21.3%
39歳 25.2% 29.8% 20.5%

※令和2年度国税調査より表を作成

女性より男性の方が未婚率が高いのが特徴です。
また、男女全体の未婚率は30歳で45.5%と半数近いですが、39歳では25.2%まで減少して未婚者は4人中1人になります。

30代になったばかりのときは「結婚しない人は多い」と感じるかもしれません。
しかし、多くの人は30代のうちに結婚について真剣に考え、結婚したい人は具体的な行動を起こして結婚に至っていると考えられます
もちろん「結婚しないこと」を選んだ人や、「結婚したいけど縁がなかった人」も未婚者に含まれますが、結婚を意識し行動を起こす人が30代に多いのは確実でしょう。

30代で「一生結婚しない」と考えている人の割合は?

国税調査の未婚者の中には「結婚しない人生を選んだ人」「結婚したいのにできない人」どちらも含まれます。
では「一生結婚するつもりはない」と、自ら結婚しない人生を選んでいる人の割合はどれくらいなのでしょうか。

2021年に国立社会保障・人口問題研究所が行った「第16回出生動向基本調査 結果の概要」では、以下のような結果が出ています。

「一生結婚するつもりはない」と答えた30代の割合

  • 30-34歳男性:27.2%
  • 30-34歳女性:20.4%

参照:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 結果の概要」

男性の約4人に1人、女性の約5人に1人が自らの意思で「結婚しない人生」を選択しようとしています
この結果を見ると、国税調査の39歳の未婚率と非常に近い値です。
「結婚したいけど縁に恵まれず未婚」という人は、実は意外と少ないのかもしれません。

30代で結婚しない理由とは?

では、実際のところはどうなのでしょうか。
2021年に国立社会保障・人口問題研究所が行った「第16回出生動向基本調査 結果の概要」では「独身でいる理由」について、以下のような結果が出ています。

出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 結果の概要」
引用:https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16gaiyo.pdf

25-34歳では、男性も女性も「適当な相手にまだめぐり会わないから」が最も多い理由です。
「一生結婚しない」と決めて未婚を貫いている人は、実際には多数派ではないのかもしれません。

次いで「独身の自由な気楽さを失いたくないから」「結婚する必要性をまだ感じないから」「今は、趣味や娯楽を楽しみたいから」と続きます。
未婚率の上昇に若者の貧困が取り上げられていますが「結婚資金が足りないから」を結婚しない理由に選んだのは全体の13.4%程度
しかも、前回調査より4ポイントも減少しています。

この調査は18-34歳までの男女が対象なので、30代全体とは傾向が違う可能性もありますが、30代で結婚しない人は「機会に恵まれない」もしくは「自分の時間を大切にしたい」の2パターンに傾向が分かれるのかもしれません。
この場合、若者の貧困が解決したとしても「お金を自分のために使いたい」と思っているそうは結婚への意欲が上昇しないですし、縁がなければ結婚したい人もできないことになります。

40代で結婚したくなったら間に合うのか?

30代前半で「結婚の必要性を感じない」という人が一定数いましたね。
では、40代になってから「やっぱり結婚したい」となった場合、果たして間に合うのでしょうか。

令和2年度国税調査によると、40代の未婚率の推移は以下のようになっています。

全体 男性 女性
40歳 24.3% 28.8% 19.7%
41歳 23.6% 28.0% 19.1%
42歳 23.1% 27.5% 18.7%
43歳 22.8% 27.0% 18.4%
44歳 22.4% 26.7% 18.1%
45歳 22.1% 26.5% 17.7%
46歳 21.7% 26.0% 17.3%
47歳 21.5% 25.8% 17.0%
48歳 21.1% 25.5% 16.6%
49歳 20.8% 25.2% 16.3%

※令和2年度国税調査より表を作成

30代では30歳と39歳の未婚率の差が約20ポイントだったのに対し、40代では40歳で24.3%、49歳で20.8%と4ポイント未満しかありません。
この結果が「40代で結婚したくなる人の少なさ」を表しているのか、それとも「結婚したくても40代になると困難になること」を表しているのかは不明です。
だとしても、40代以降の結婚はかなりの少数派であることは間違いありません。

30代は結婚について真剣に考える時期

30代は友人や家族の結婚や出産の経験を目にすることで、自身の将来や家族形成についての考えが深まっていく時期でもあります。
女性の場合、子どもを持つ人生について考えざるを得ない時期でもあるでしょう。

今は人生の多様化が進み、自分で選択できる時代です。
だからこそ、結婚するかしないか悩み、答えを出せずに苦しい思いをするかもしれません。
しかし、苦しいからと言って先延ばしにすると、取り返しがつかなくなる可能性があります。
周囲の動向が気になる気持ちはわかりますが、結婚はあなたにとって大きな問題ですので、逃げずにじっくり考えてくださいね。

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