放置OK?仕事をサボる人の心理と特徴!正しい対処法も伝授

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

同じ職場に仕事をサボる人がいると、イライラしてしまいますよね。
特に忙しいときに、横でのんびりサボられると、怒りすら感じるでしょう。

しかし、仕事をサボる人に心を乱されても、デメリットしかありません。
実害を受けず、あなたが心穏やかに仕事をするためには、仕事をサボる人の心理と特徴を理解し、正しく対処することが必要です。

そこで今回は、派遣社員としてさまざまなタイプと実際に仕事をしてきた私が、仕事をサボる人の心理と特徴を徹底解説!
正しい対処法やイライラ解消術も伝授します。

仕事をサボる人の心理4つ

仕事をサボる人に正しい対処をするには、彼らの心理を理解しなければなりません。
まずは、仕事をサボる人の心理を解説します。

できるだけ楽をしたい

ご想像の通り、仕事をサボる人には「楽をしたい」という心理があります。
頑張ってもサボっても同じ収入ならば、なるべくサボって楽に収入を得たいと考えているのです。

自分が楽をするためなら、周囲が苦労して構わないと思っています。
しかし、目をつけられて職場の居心地が悪くなるのは嫌なんですよね。
そのため、叱られず恨まれないギリギリのラインでサボります。
上司がいるときは頑張り、いなくなるとサボるのが典型的な特徴です。

何をして良いのかイマイチわからない

あなたは「サボっている」と思っている相手が、実は仕事の理解が遅く、何をして良いのかイマイチわからなくてフリーズ、あるいは現実逃避しているだけというケースもあります。
特に、丁寧に仕事を教えてくれる人がおらず、ざっくりと仕事を投げる職場に良くいるタイプです。

一見仕事をサボっていますが、実は右往左往しているだけ。
思考は右往左往ですが、行動がフリーズなので、サボっている人に見えてしまいます。

自分は期待されていないから適当にやろう

何をして良いかわからない状態で一定期間放置されると、「自分は仕事ができない」「どうせ周囲にも期待されていない」「いてもいなくても同じ」と、すっかり自信を失い、自暴自棄になってしまう人がいます。

忙しい職場だと能動的に仕事ができない人を構う余裕がありません。
後回し状態が続くと、本人はすっかり腐ってしまいます。
すると、最初は一生懸命頑張るつもりだったのに、「どうせ期待されていないし、適当にやればいいや」と、投げやりになってしまうのです。

周囲は「サボってないでちゃんとやれ」と思っているでしょうが、本人は「自分がこうなったのは周囲の責任」と考えています。
好きでサボっているのではなく、放置されたことに傷ついているのです。

成果を出しているんだからいいじゃないか

自分がやるべき仕事を終えたから休憩しているだけで、サボりとは思っていない人もいます。
仕事が一段落ついたからリフレッシュしているだけという心理です。

休憩は基本的に休憩時間(お昼休み含む)に取るべきですが、人によっては「今特にやることがない」という状況にもなるでしょう。
「暇なら仕事を探せ」と思うかもしれませんが、この手のタイプは「自分は充分仕事で成果を出している。何ならサボらず真面目にずっと仕事に取り組んでいるあの人よりも、ずっと結果を出している」と思っているかもしれません。
「時は金なり」の心理で、必要以上に努力をしたくないのです。

実は私、堂々と休憩するタイプです。
100%の集中力をずっと継続させるのは無理なので、一気に仕事に集中して一段落した後、10分くらいブレイクタイムを取っていました。
人によっては「堂々とサボっているヤベー派遣社員」かもしれませんね。

仕事をサボる人の特徴4つ

仕事をサボる人の心理はさまざまですが、そのような状態に陥りやすいのは性格や思考が原因です。
そこで、仕事をサボる人の性格や思考の特徴を解説します。

無気力で無責任

仕事をサボる人は向上心がなく、無気力で無責任な性格をしています。
「頑張ってより良い結果を出そう!」という高いい志がなく、「そこそこやって、仕事として通じればいいでしょ」と考えます。
「自分が頑張らなくても、周りが何とかするでしょ」と無責任です。

「どうせ期待されてないし」といじけてしまうのも、仕事をサボる人が無気力だからです。
「どうせ頑張らなくても給料は同じ」と、無責任に拍車がかかり、サボりを助長します。
「よし!頑張って期待される人材になるぞ!」とは考えません。

受け身な指示待ち人間

受け身な指示待ち人間も、仕事をサボっていると認識されやすいです。
手が空いても能動的に仕事を探せないので、結果的にダラダラと過ごすことになり、サボっているように見えてしまいます。
「この仕事が終わったらやることがなくなる…」という状況になると、より一層のんびり仕事をして、帳尻を合わせようとするので、周囲を良く見ている人は「あいつサボってる」と思うかもしれませんね。

このタイプは、次から次へと仕事を投げられれば、一生懸命頑張ります。
柔順な性格なので、言われたことをその通りにこなすのは得意なのです。
それなのに、「仕事量が少ない」「周囲があまり目を配ってくれない」という職場の環境が原因で、仕事をサボる人のように見えてしまいます。

効率重視の超合理主義者

仕事をサボる人の中には、「できるだけ短時間で楽に仕事を終えたい」という、効率重視の超合理的主義者もいます。
「どうすればもっと簡略化できるか」「正確にスピードアップができるか」を常に考え、自分の知識の更新も怠りません。

まるで仕事をサボっているように見えて、実は人よりも多い仕事量をこなします。
しかも、結果もきちんと出しているケースは多いです。

仕事はお金のためと割り切っている

「無気力」「無責任」「受け身」「超合理主義者」、どれをとっても仕事をサボる人は「お金のために働く」と、仕事を完全に割り切っています。
能力の有無関係なく、「給料分働けば充分」「いるだけで給料もらえるんだから手抜きしても問題ない」と、労働に対してクールです。

「仕事が生き甲斐」「夢を仕事に」とは真逆にいる人たちです。
あくまでも仕事はお金のために存在し、それ以上でも以下でもありません。
だから、クビや減給になるようなサボり方はしないのです。

仕事をサボる人への正しい対処法

あなたの職場に仕事をサボる人がいた場合、どのように接すれば良いのでしょうか。
仕事をサボる人への正しい対処法を伝授します。

仕事をこなしているなら黙認と言う名の放置

仕事をサボっても、与えられた仕事をそれなりにミスなくこなしているなら、サボりを黙認しても良いでしょう。
黙認という名の放置でもあります。

「仕事をサボるのはいけない」という固定概念を捨てて、「仕事に支障が出るか否か」だけに注目するのです。
すると、指導すべきことが明確になり、不要な関りでの疲弊を防げます。
仕事をサボっていても、結果的に仕事に支障がなければ良し。
一方、仕事に一生懸命でもミスだらけ、納期アウトならば指導の対象となります。

自分の仕事に悪影響がないよう防御する

仕事をサボっている人に実害があるならば、あなたの仕事に悪影響が出ると大変です。
この場合、仕事をサボる人の修正ではなく、被害を受けないよう防御に徹しましょう。
仕事を指示して結果的に自分が大変になるなら、別の人に頼んだり自分でやったりした方が確実です。

しかし、仕事を全く与えないのはパワハラ行為に相当します。
サボっても充分間に合う納期の仕事を与えたり、サボって仕事に悪影響が出ないよう指導をしたりなど、防御と同時に適切な対応が必要です。

仕事を細かく与えて進捗を管理する

仕事をサボる人を効率的に働かせたいなら、仕事を細かく区切り、短い納期で頼むのが良いでしょう。
必然的に仕事量が少なくなり、サボって遅れた場合のダメージを最小限にできます。
少量なので進捗を管理しやすいのもメリットです。

しかし、仕事量が少なくても「今日中」「明日まで」となると、「なぜそこまで緊急の仕事ばかり渡してくるのか」と、不満を感じさせてしまいます。
とりあえず明日までには充分終わる仕事量を、「明後日まで」と余裕を持って頼むと良いでしょう。

サボっているときに手伝いを依頼する

サボっているように見えて、実は何をして良いのかわからず呆然としている可能性もあります。
あなたが「あ、サボってる」と気付いたら、「サボってるのではなく、やることなくて困ってるのかも」と思考を転換してみましょう。
そして、手伝いをお願いするのです。

「もしかして、今時間あるかな?」と話しかけ、問題なければ簡単な仕事から頼むと良いでしょう。
あなたの仕事も捗り、相手もやることが見つかって、ウィンウィンの関係になれます。

手に負えないなら上司に相談

相手が仕事をサボって職場に甚大な害が出るようならば、あなたが問題を抱えるのは非常にリスクが高いです。
手に負えない相手と判断し、さっさと上司に相談しましょう。
人材を管理するのが管理職の務めです。

ダメダメ管理職で「現場で適当に対処してよ」と無責任ならば、報告と相談の証拠を残してください。
口頭だけではなく、メールでも対応して「いつ、どのような相談をしたか」をしっかり記録しておくのです。

仕事をサボる人によるイライラの解消術

「実害があろうがなかろうが、仕事をサボる人を見るとイライラするー!」というあなたのために、仕事をサボる人によるイライラ解消術を伝授します。

とにかく気にしないのが一番!

イライラの原因を取り除くのが理想的ですが、仕事をサボる人が簡単に仕事を頑張る人に変わるはずがありません。
変わらない相手に「なぜ、仕事をサボるのか!」とイライラしても、体力と精神力を消耗するだけ。

納得いかないかもしれませんが、仕事をサボる人のことは、とにかく気にしないのが一番!
あなたの仕事に害がない限り、無関心を貫きましょう。

といっても、無視をするのは社会人としてNG行為。
挨拶など同じ職場で働く人への最低限の礼儀とマナーは重要です。
イライラを顔に出さず、よそ行きの笑顔で大人の対応をしてくださいね。

仕事の関りを極限まで減らす

仕事をサボる人を気にしないためには、仕事の関りを極限まで減らす必要があります。
できるだけ、あなたの仕事の領域に関わらせないよう、さり気なく距離をとりましょう。

仕事の担当を決める際は、仕事をサボる人とチームにならないよう、動向を良く見て上手く立ち回ることが重要です。
仕事をサボる人と同じ仕事にならないよう、日頃からスキルアップして差別化を図りましょう。
あなたの立ち位置に仕事をサボる人が入り込めないくらい優秀な人材を目指すのです。

むしろ観察してネタにする

「気にしないなんて無理。どうしても目に入ってくる」というなら、むしろ仕事をサボる人を観察して、話題のネタにするも1つの方法です。
そうすれば、仕事をサボっている姿を見ても、「今日もいいネタありがとう」と、寛大な気持ちでいられるでしょう。

また、「なぜ仕事をサボれるのか」と、別の角度から観察するのもおすすめです。
あなたには思いつかないような方法で、実はものすごい合理化や効率化をしているかもしれません。

あなたとは全く違う理解の及ばないタイプだからイライラします。
だからこそ、観察することで多くの発見があり、あなたが成長するヒントになるかもしれません。

イライラする自分を分析する

仕事をサボる人が原因で、いつもあなたが苦労をしているならイライラするのは仕方がありません。
しかし、直接的な実害がないのに、仕事をサボる人にイライラするならば、自己分析する必要があります。

例えば、以下の点に思い当たる節があるなら、イライラの本当の原因が別にあるかもしれません。

  • 仕事をサボる人の方が自分より人気や評価が高いことにイライラする
  • 仕事をサボる人への指導をしない職場が理解できない
  • 上司や同僚など、人間関係に不満がある
  • 自分の仕事に正当な対価が払われていないと感じる
  • 常に仕事に追われていて心に余裕がない
  • 職場では自分が損しているように感じて辛い
  • 自分の能力不足がもどかしいと感じる

もしかしたら、職場や仕事そのものへの不満や、自分に対する負の感情を、「仕事をサボる人」にぶつけているのかもしれません。
イライラする本当の原因を見つけて解決しない限り、仕事をサボる人が仮にいなくなっても、あなたの心のモヤモヤは晴れないでしょう。

仕事をサボるのが必ずしも悪ではない理由

「就業時間は精一杯働くべき」「サボりは悪」と、あなたは考えているかもしれません。
しかし、実害がないタイプも存在します。
仕事をサボる人にイライラしたら、次の点に着目しましょう。

  • サボる人が原因で仕事に支障が出るのか
  • そもそもサボる人は本当にサボっているのか
  • サボる人を有効活用する方法はあるか
  • サボる人に自分や職場は適切な対応をできているか
  • サボる人が実は仕事に素晴らしい工夫をしているか

仕事をサボる人が悪なのかは、総合的に判断するのがポイントです。

集中力には個人差がありますし、同じやり方が全員に適しているとは限りません。
仕事をサボる人は、小休止して集中力を回復させ、自分にとって最も効率の良い方法で仕事をしている可能性もあります。

仕事をサボって職場に迷惑かけまくりの無責任な人は論外ですが、「常に頑張り続けること」がとても辛い人もいるのだと、少しだけ柔軟に考えてみましょう。
「サボる」ではなく「仕事に集中するためのリフレッシュ」と言葉を変えるのも良いでしょう。

また、サボりたい一心ですごいことを思いつく人の存在も忘れてはいけません。
仕事の効率化は常に「もっと早く終わらないかな」という意識から始まります。
サボりたい人が効率化の天才のケースもあるのです。

どちらにしても、周囲が賢くなって、仕事をサボる人と上手に付き合い、職場の利益に還元させることが重要です。

仕事をサボる人の末路とは?

仕事をサボる人の末路は様々です。

  • 周囲から信用を失い孤立する。当然出世はできない。
  • 完全に仕事はお金と割り切り、程々に働き続ける
  • 受け身タイプで周囲に恵まれず放置される
  • 受け身タイプだが周囲に恵まれ能力を上げていく
  • 要領良く立ち回り、コネを作って出世する
  • 効率の良さや合理的な方法を評価されて出世する

実害のあるタイプは、職場の人間関係に問題を抱えて仕事も上手くいきません。
しかし、それ以外の末路は人それぞれで、本人の出生欲や周囲の環境によって大きく左右されます。

受け身タイプは例外として、仕事をサボる人は基本的に要領が良いのが特徴です。
美味しいところをつまみ食いしながら、意外と上手に社会を渡っていきます。
真面目に頑張っている人よりも、出世するケースもあるのです。

真面目に頑張る人は、「サボって出世するのは納得いかない」と思うでしょう。
しかし、人には「楽したいな」という思いが少なからずあります。
仕事をサボる人を見て、「自分だって楽したくても頑張ってるのにズルイ!」と思うか、「自分も少しサボって休憩しよう」と感じさせてくれるムードメーカーと思うかはも、ひとそれぞれです。
もしかしたら、あなたが思っているよりもずっと、周囲はイライラしていないかもしれません。

仕事をサボる人は気にせずマイペースに行こう!

仕事をサボる人を気にしてイライラしても、あなたには何のメリットもありません。
「人によってやり方は違う」と、大らかに考え、華麗に受け流すスルー力を身に付けましょう。

むしろ、仕事をサボる人がいるなら好都合と考えても良いでしょう。
あなたがちょっと努力すれば、あっという間に実力に大きな差をつけられますよ。

サボらず一生懸命仕事に打ち込むあなたの長所を大切にしてください。
そして、仕事をサボる人も、それを許容する周囲も気にせず、マイペースにいきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. たこ焼き より:

    部署に応じて仕事内容が極端に違い、自分が勤めてる部署は忙しく他の部署は暇ですヒマな部署に人を減らす案を上司に相談しても一向に変える気配がなく、苛立っています
    以前勤めて会社もこのような事態で結局潰れてしまいました
    今の会社は利益がありそのような事はなさそうですが、いずれこんな社員がいると潰してしまうのでないかと不安になります
    今後どのようにしていけば良いのか悩んでしまいます

コメントを残す

*