学生時代の友達と話が合わない原因と対処法!価値観が変わった?

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学生時代の友達と話が合わない。
学生の頃はあんなに楽しかったのに…。

大好きな友達のはずなのに話が合わず、会った後にどっと疲れてしまうと、なんだかモヤモヤした気持ちになりますよね。
明確な原因がなくても、「何となく話が合わない」「お互いちょっとした気まずさを感じている気がする」という思いがあると、寂しさや苛立ちを感じます。

しかし、長年付き合ってきた学生時代の友達だからこそ、簡単に関係を断捨離できません。
「あの頃みたいに戻りたい」という思いもあるでしょう。
そこで今回は、学生時代の友達と話が合わない原因と対処法を解説します。

学生時代の友達と話が合わないと思う瞬間

意見が衝突するなら、「この件については話が合わない!」とわかりますよね。
しかし、学生時代の友達と話が合わないとき、大抵は何となく相手に合わせてお茶を濁すもの。
だからこそ、後からドッと疲れて「話が合わなくなったかも…」と悩むわけです。

多くの人は、どんなときに「学生時代の友達と話が合わない」と感じるのでしょうか。
具体例を挙げましょう。

  • 仕事の話をしても理解が得られないとき
  • 友達の話に共感できなかったとき
  • 友達が出す話題に全く興味が持てなかったとき
  • 不要なアドバイスをされたとき
  • 長々と自慢やのろけ話を聞かされたとき
  • 会話が続かず無言の間が多かったとき

学生時代も似たようなことはあったはずです。
友達だからと言って、全てに共感や肯定ができるわけでもないし、興味の対象には個人差があるものです。
それでも、学生時代は特にゲラゲラと笑い合っていたはず。
あなたが「話が合わなくなったかも…」と思うのは、愛想笑いをして時間が過ぎるのを待っている自分に気づいたときでしょう。

学生時代の友達と話が合わない原因6つ

あんなに楽しい時間を共有していたのに、なぜ学生時代の友達と話が合わなくなってしまったのでしょうか。
良くある原因について解説します。

環境が違うので共通の話題がない

学生時代は同じ学校に通い、共通の友達や先生に囲まれて過ごしました。
ただ学校に通うだけで、共通の話題に溢れていたのです。
しかし、大人になって違う道を歩めば、当然お互いの環境も変わりますよね。
すると、必然的に共通の話題がなくなってしまいます。

もちろん、同年代や同じ国、地域ならではの共通の話題はあります。
それでも、お互い熟知している共通の話題は、どうしても減るものです。
元々共通の話題で盛り上がる関係だと、別の道を歩むのは、話が合わない大きな原因になります。

大人になって価値観が変わった

環境が変われば価値観も変わります。
学生時代の友達と話が合わない原因は、価値観に差が生じたことも大きいです。
同じ環境で同じ楽しみや喜び、不平不満を持っていた学生時代とは違い、価値観は多様化します。
友達の発言に共感できないことが増えるのも、価値観の違いが原因です。

価値観が違う人と深く付き合うのは、とてもストレスが溜まります。
特に、苦手なことや嫌なこと、許せないことの価値観が違うと、普通の会話でもイライラや不快感を持ってしまうもの。
価値観が違うと「それってどうなの?」と友達の話に疑問を持ち、疲れてしまうのです。

遠慮して気を遣い過ぎるようになった

学生時代はまだまだ未熟で、お互い無礼な言動があったでしょう。
それでも、良い意味で鈍感だったので、笑って許し合えたのです。
しかし、大人になって社会常識やマナーが身に付くと、気遣いも覚えます。
「親しき中にも礼儀あり」と言いますが、学生時代の友達にも気を遣うようになるのです。

気遣いは良いことですが、問題なのは、気を遣いすぎるようになってしまった場合です。
久々に友達にあると、必要以上に気を遣いすぎてしまい疲れてしまうのです。
そして、「自分ばかりこんなに気を遣って、友達は好き放題喋ってた」と、相手に厳しくなってしまいます。
適度な気遣いは友達関係を更に良くしますが、気の使い過ぎは話が合わない原因になるのです。

実は嫉妬心がある

あなたと友達、お互いに言えることですが、実は嫉妬心がある場合、どうしても会話の度に反発心が生まれます。
「マウンティングされている」「上から目線だ」「すぐにケチをつけてくる」と、イライラして話が合わないと感じます。

学生時代にはなかった嫉妬心が生じるのは、やはりお互いの環境変化が原因です。
あなたが今の環境に満足して友達が嫉妬すれば、言葉がきつくなって話が合わないと感じるでしょう。
一方、あなたに友達を羨む気持ちがあれば、会話が辛くなるかもしれません。

忙しくて自分に余裕がない

仕事などで忙しくても一生懸命スケジュール調整するほど、学生時代と会うのは楽しみですよね。
それなのに、「話が合わなくて、思ったより楽しくなかった」「こんなことなら断れば良かったかも」と思うなら、あなたは少しお疲れなのかもしれません。

忙しくて自分に余裕がないと、どうしても狭量になってしまうもの。
友達の話をゆっくり聞く余裕がなければ、会話を楽しめないでしょう。
期待値が高かった分、ガッカリしてしまいます。

自分にしか興味がない

学生時代の友達と話が合わない最大の原因は、自分にしか興味がないこと。
前述した全ての原因の根っこが、ここにあります。
環境や価値観が変わると、学生時代の友達と会話が楽しめないのは、自分主体の話題じゃないからです。

学生時代は共通の話題が多く、どんな話でも自分主体でいられたでしょう。
しかし、大人になって別の道を歩めば、会話の主人公は順番になります。
「なんかつまらない」「話が合わない」と感じるなら、ずっと話題の中心でいたい気持ちがあるのでしょう。
「私の話を聞いて共感して!」という思いを裏切られたと感じるから、「話が合わない」と疲れてしまうのです。

学生時代の友達と話が合わないときの対処法3つ

変化は成長でもありますから、学生時代の友達と話が合わないのをネガティブに捉える必要はありません。
話が合わないのが理由で疎遠にするも選択肢の1つです。
環境が変われば人間関係が変わるのは必然でもあります。

それでも、学生時代の友達を大切にしたい気持ちがあるなら、ちょっとした工夫をしてみましょう。
一度は意気投合した友達なら、あなたの小さな努力でまた快適な関係が築けるでしょう。
学生時代の友達と話が合わないときの対処法を、具体的に教えます。

改めて学生時代の友達に興味を持つ

学生時代の友達と話が合わない原因は、自分主体で考えているからです。
「今さら」と思うかもしれませんが、改めて学生時代の友達に興味を持ちましょう。
長い付き合いなら、変わらないところ、変わったところ、いろいろな発見があるはず。
「今の友達は、どんなことが好きなんだろう?」「昔と比べて、成長したところはあるかな」と、初対面の相手を前にするように興味を持てば、新鮮な気持ちで話を聞けます。
今の共通点を探すのも良いかもしれませんね。

会話はキャッチボールですから、あなたが友達の話に興味を持って耳を傾ければ、今度は友達があなたの話をじっくり聞いてくれるでしょう。
お互いの環境が変わったなら、知らない世界を教え合って、良い刺激を与え合えば良いのです。

学生時代の思い出話を楽しむ

どんなに環境が違っても、成長して価値観が変わっても、学生時代の友達といつまでも変わらず共通の話題にできるのが、昔の思い出話です。
「なんだか話が合わないな」と思ったら、近況報告ではなく、思い出話に花を咲かせましょう。

「〇〇先生って覚えてる?」「修学旅行で、こんなことしたよね」と、あなたから重手話の話題を出せば、友達もきっと乗ってきてくれるはず。
一緒に過ごした学生時代の話をすれば、当時の記憶が昨日のように思い出されます。
自分たちも学生に戻ったような気持になって、楽しい時間を過ごせるでしょう。

頻繁な連絡や集まりを止める

学生時代は毎日同じ環境に身を置き、共通の話題も日々変化したので、話題に困ることはなかったですよね。
しかし、今はお互い環境が変わり、近況報告にも説明が必要です。
しかも、自分の置かれた環境と違うので、大きな変化ではない限り、反応に困ってしまうこともあるでしょう。
決して理解したくないわけではないけど、「何が違うんだろう?」という正直な気持ちが相手に伝わると、何となく気まずい雰囲気になってしまうものです。

大人になると、お互い忙しくなるし、時間の経過も学生時代より早く感じるもの。
連絡や会うペースを変えるタイミングになったのかもしれません。
「話が合わないかも」と思ったら、頻繁な連絡や集まりを止めて、回数を減らすのがおすすめです。
久しぶりに会うと、お互い話したいことが溜まっているので、会話がとても盛り上がります。
たまに会うからこそ、興味のない話題でも楽しく聞けて、良い刺激になるでしょう。

学生時代の友達と仲良くできるのはいつまで?

私には中学生からと、専門学校生からの友達がいます。
どの友達も20年以上の付き合いです。
でも、会うのは年に1~2回。
コロナ後はなかなか会えず、電話やzoomでたまに連絡を取り合うのみ。
それでも、意外と友情は変わらないものです。
それどころか、のんびりペースで付き合っているから、長い付き合いができていると実感します。

大人になってからは、友達との付き合い方も変化します。
学生時代のように、毎日連絡を取り合ったりおしゃべりに興じたりするのが友情の証ではありません。
数年ぶりに連絡を取り合っても、学生時代の楽しい気持ちが蘇るのが、本当の友達かもしれないと感じます。

また、長く付き合っていると、お互いの環境が全く変わる時代もあれば、再び似たような時代を迎えることもあります。
今あなたと友達は全く違う環境下に置かれているかもしれませんが、数年後、数十年後はわかりません。
「私もだよ。わかる~!」と、心から共感する日が、また訪れる可能性があります。

私の場合、今後もきっと、細く長く友達付き合いは続くでしょう。
私にとって大切な友達なので、自分からの連絡を欠かさないようにしています。
といっても、年に数回程度ですけどね。

結局、学生時代の友達といつまで付き合えるかは、自分次第なのです。
もちろん、友達から疎遠にされることもあります。
その場合は、「縁がなかったのかな」と潔く諦めれば良いのです。
「あのとき、自分から疎遠にしなければ良かった!」という後悔よりもずっと、軽い傷で済みます。

無理ない友達付き合いをしよう

「学生時代の友達はとても貴重だよ」と言う人がいますよね。
自分の過去、しかも青春時代を知る友達は、確かに掛け替えのない存在です。
なぜならば、若いころの失敗や恥を共有し、笑い飛ばしながら励まし合ってきた仲間だから。

大人になると常識とマナーを身に着け、相手に対して丁寧で親切な対応ができるようになります。
その分、本音や無鉄砲で真っ直ぐな姿を、なかなか見せられなくなるんですよね。
大人になると常識や損得勘定、気遣いや良心が先に立つので、青春時代のように、自分の未熟さや失敗、恥ずかしい過去を共有した友達ができるのはレアケース。
だからこそ、学生時代の友達は貴重なのです。

それでも、無理して付き合う必要はありません。
無理をすると、いつか爆発してしまいます。
学生時代の友達との付き合いは臨機応変。
「あ、今は無理」と思ったら、静かに距離を取りましょう。
また連絡したい気持ちになったときに繋がれば良いのです。

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