職場で嫌われる人の特徴!人間関係を円滑にするための秘訣と嫌われたときの対処法

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私は派遣社員をしていたので、大手、外資、中小など、さまざまな企業で働いてきました。
どこへ行っても、職場で嫌われる人には共通点があります。
もしも、あなたが「どこへ行っても職場で嫌われる…」と思うなら、気を付けるポイントを間違えているのかもしれません。

そこで今回は、職場で嫌われる人の特徴を徹底解説!
できあがった職場で何度も働いた経験のある私が、人間関係を円滑にするための秘訣と、万が一嫌われてしまったときの対処法を伝授します。

職場で嫌われる人の特徴

職場で嫌われる人の特徴と共通点は、以下の2点です。

  • 仕事が極めてできない
  • 仕事に対して非常に不真面目

職場は仕事をする場所です。
仕事が極端にできないと、チームは直接的な被害に遭うため、どうしても優しい気持ちになれません。
それでも、本人が努力して頑張っていれば同情の余地がありますが、不真面目だと救いようがありません。
「仕事ができず、努力せず言い訳ばかりで不真面目な態度をとる人」は、どの職場でも例外なく嫌われます。

逆を言えば、仕事の能力が高ければ、一部の人に嫌われても、総スカンにはなりません。
どんなに性格が悪かろうが、仕事で高い評価を得ていれば、それなりに認められるのです。
職場で嫌われるかどうかは、性格の良し悪しでは決まりません。

また、立場によって、「嫌いだな」「関わりたくないな」「癪に触るな」と感じるタイプは微妙に変わります。
そこで、職場の「女性」「男性」「上司」「お局様」「先輩」「新人・後輩」と、属性別に嫌われるタイプについて、詳しく解説していきましょう。

職場で女性から嫌われるタイプ

女性の場合、職場では細やかな気遣いをしている人が多く、鈍感でマイペース、空気が読めずに規律を乱す、以下のようなタイプが嫌われます。

  • 協調性がなく自分勝手
  • 相手によって態度が変わる
  • 服装が派手すぎる
  • 自己アピールが強すぎる
  • 人に仕事を押し付けようとする
  • プライドが高く人を見下す
  • 自慢話が多い

女性が多い職場では、悪目立ちしない工夫が必要です。
ファッションや立ち振る舞いは、職場にいる女性の雰囲気に合わせた方が良いでしょう。
好きな服はプライベートで楽しみましょう。

また、女性は自慢話が嫌いです。
能力や立場が高いことを鼻にかけ、褒められようと自慢ばかりする人は、タテマエ上ニコニコと話を聞くふりをしますが、内心は「つまんない話早くやめて」と、うんざりしています。
自己アピールが強すぎると嫌がられるのも、相手にするのが面倒だからです。

職場で男性から嫌われるタイプ

男性の場合、その人の性格によって嫌うタイプが分かれます。

  • 妙に冷めている
  • とにかく付き合いが悪い
  • 理路整然と正論を訴える
  • 仕事を抱え込む
  • 八方美人で口が上手い
  • 完璧で隙がない

体育会系の男性は、妙に冷めていて付き合いが悪い人が嫌いです。
仕事の能力よりも、人間関係の輪を重要視する傾向があります。
仕事とプライベートを完全に分けて、誘っても正論をぶつけて断ってくるタイプは、体育会系の男性の価値観と全く合いません。

また、仕事で抜け駆けしようとするタイプも、男性から嫌われます。
「女の嫉妬は恐い」と言いますが、私の経験上、職場では男性の嫉妬の方がずっと恐いです。
特に出世を強く意識している男性は、仕事を抱え込んで成果を独り占めしようとしたり、八方美人で口が上手く、あっちこっちで取り入ったりする人を嫌います。
また、完璧で隙がなさすぎる人も、野心の強い男性を焦らせるので嫌われます。

職場で上司から嫌われるタイプ

上司が嫌いなのは、ズバリ「可愛げがないタイプ」です。

  • 屁理屈が多い
  • 素直に指示に従わない
  • 自分勝手に仕事を進めようとする
  • 会議や打ち合わせで上の空
  • 雑用を嫌がる
  • ミスしても言い訳して謝らない
  • オドオドして意見が言えない
  • 指示がないとなにもできない

仕事の能力が低いのは困りますが、素直で柔順、話を聞いて修正し、コツコツと努力できる部下ならば、育てようという気持ちにもなるでしょう。
しかし、屁理屈や言い訳が多く、自己判断で勝手に行動するタイプは、上司にとって全く可愛くない部下です。
下手に能力が高いと、自分をバカにされているように感じ、嫌いになってしまいます。
雑用を嫌がるなど、柔軟な対応ができない人も上司から嫌がられます。

また、オドオドした態度で意見が言えず、指示がないと何もできないような、いわゆる「使えないタイプ」も、上司から嫌がられる存在です。
もちろん、部下を指導し育てるのが上司の仕事ですが、あまりのデキなさに投げ出したくなります。

職場でお局様から嫌われるタイプ

「お局様=若い人に嫉妬する厄介な存在」というイメージがあるかもしれませんね。
確かに、若さをアピールし、周囲がチヤホヤするのに甘えるタイプは、お局様から嫌われます。

  • 態度が生意気
  • 敬語が下手
  • 若さをアピールする
  • 自分を過剰評価し謙虚さがない
  • バカ正直なうえに可愛げがない
  • 仕事を覚える努力をしない
  • 楽をしようとする
  • 気遣いが下手

もちろん、若いだけでは嫌われませんし、若くなくても上記のような特徴があれば嫌われます。
要は、仕事に真摯に向き合わない人が、お局様から嫌われるのです。

努力で獲得できるスキルが低いのも、お局様から嫌われる要素です。
敬語が下手、マナーがなっていないなど、社会人として当たり前の常識が身に付いていないと、低い評価をつけられます。

職場で先輩から嫌われるタイプ

職場において、先輩はとても身近な存在です。
仕事を直接教えてくれるのは、上司ではなく先輩のケースが殆どで、教えてもらう立場を理解していないタイプが最も嫌われます。

  • 人の話をきちんと聞かない
  • わからないことを質問しない
  • 調べる前に質問してくる
  • 損得勘定が激しく隠し切れない
  • 先輩を利用する気満々
  • やる気がなく適当に仕事をする
  • 職場の人間関係を割り切り過ぎている

話を聞けないのは論外と言ってもいいでしょう。
自分から話しかけられず、わからないことを質問しないで独自判断し、大きなミスをしたり、気が付いたら納期に間に合わない状態になったりするようなタイプも、先輩から嫌がられます。

かと言って、考える前から何でも聞く質問魔も、先輩にとっては面倒な存在です。
無心で聞いてくるならまだしも、「先輩を利用してやろう」と、損得勘定や野心があると、相手にしたくなくなります。
やる気がなく教え甲斐がないタイプ、職場の人間関係を割り切り過ぎて、接していて冷たさを感じるタイプなど、可愛げがない人は、やはり先輩から嫌われやすいです。

職場で新人や後輩から嫌われるタイプ

新人や後輩から嫌われるのは、初心を忘れた俺様タイプ。
また、優しすぎて新人や後輩に媚びているようなタイプも舐められます。

  • 仕事に過干渉で口うるさい
  • なんでも把握しようとしたがる
  • 精神論ばかり語る
  • スキルが低く尊敬できる要素がない
  • 体育会系で高圧的
  • なんでも首を突っ込んでくる
  • 若者に合わせようと必死すぎる
  • 優しいだけで全く頼りにならない

自分も新人だった時代があったはずなのに、すっかり忘れて厳しい態度をとったり、苦労自慢ばかりしたりするタイプは嫌われます。
それでも、尊敬する部分があればいいのですが、精神論ばかりで具体性がないと、「口うるさいだけ」と嫌がられます。
新人や後輩を信頼せず、過干渉で監視するのも、嫌がられる行動です。

一方、新人や後輩に寄り添いすぎるのも問題です。
仲間に入れて欲しいのが見え見えで、必死過ぎる姿は、新人や後輩には滑稽に見えてしまうことも…。
優しいだけで全く頼りにならない人も、影で馬鹿にされがちです。
若者はおじさん、おばさんに厳しい現実を、受け入れた方が良いでしょう。

職場で嫌われるとメリットがある?

インターネットで検索すると、「職場で嫌われれば、周囲を気にせず自分の仕事ができるのがメリット」という意見を目にするでしょう。
しかし、職場で嫌われるメリットなどありません。
「周囲の目を気にせずに済む」というのは、嫌われてしまった後、自分の気持ちに折り合いをつける手段であり、メリットとは言えません。

職場は仕事をする場所なので、好き嫌いで相手への態度を変えるのはNG行為です。
それでも、人間は感情によって行動が大きく変わりますから、嫌いな相手に対しては、気の使い方、手のかけ方が変わります。
好意的な人なら、快く声をかけてフォローする場面でも、嫌いな感情があれば無言で通り過ぎるでしょう。
また、上司から嫌われれば、心象が悪くなり、評価に悪影響を及ぼすかもしれません。

何より、自分を嫌いな人がいる環境はストレスです。
職場で嫌われない方が、何かとやりやすいに決まっています。

職場で人間関係を円滑にするための秘訣

職場の人間関係は、コツさえ押さえれば意外と簡単に泳げます。
派遣社員として多数の企業を渡り歩き、どこでも重宝されたい私が、職場で人間関係を円滑にするための秘訣を教えましょう。

仕事をきっちり覚えてしっかり行う

職場の人間関係は、順調な仕事の上に成り立っています。
まずは、人間関係のことよりも、仕事を優先しましょう。
仕事をきっちり覚えて、丁寧にしっかり行うのです。
ミスを減らすために、見直しもきちんと行いましょう。
仕事さえしっかり行っていれば、大抵の職場では大きなトラブルを起こさず穏やかに過ごせます。

仕事の上での報告・連絡・相談を怠らない

職場で人とのつながりを築きたいなら、仕事を通じて行うのがベストです。
仕事上での報告、連絡、相談は、決して怠ってはいけません。
自分の仕事の進捗状況はチームと情報共有し、不明点があれば相談しましょう。
判断に迷ったときも、もちろん相談です。
このとき、相談相手の選び方も重要。
リーダーを立てる振る舞いを心がけましょう。

一生懸命仕事に取り組むと、自然と職場で人との関りが増えます。
仕事を通じて関りを増やしていく内に、お互いの人間性を知り、少しずつ信頼関係を築いていけるでしょう。

ビジネスマナーをしっかり守る

職場ではビジネスマナーも重要です。
お互い快適な関係でいるために、ビジネスマナーは一通り覚えて守りましょう。
「人間関係を円滑にするために、早く仲良くならなきゃ!」と距離感を間違えるのが、職場で嫌われる人あるあるです。
まずはビジネスマナーを徹底し、仲良くなっても仕事第一で、相手への礼儀を欠かさないようにしましょう。

笑顔で挨拶を心がける

職場で円滑な人間関係を築くには、相手に良い印象を与える工夫も必要です。
と言っても、高度な技術は必要ありません。
笑顔で挨拶を心がけるだけで充分です。
「おはようございます」「おつかれさまです」「お先に失礼します」など、挨拶は毎日するもの。
笑顔で挨拶して、コツコツと印象を良くしていきましょう。

小さな気遣いを丁寧に続ける

日頃から地道に相手への気遣いを見せるのも、職場で人間関係を円滑にする秘訣。
ちょっとした気遣いは、職場の癒しになります。
思いやりや優しさが人間関係を良くするのは、職場でも同じです。

しかし、自分の仕事を疎かにしてまで気遣うのは逆効果。
職場の気遣いは、できる範囲でするのが重要です。
まずは仕事第一にして、余裕があるときに周囲を見回し、協力体制を取りましょう。

人の仕事に口を出さない

職場の人間関係を円滑にするのに最も重要なのは、人の仕事に無用な口出しをしないこと。
同じチームとして働き、あなたも意見を出す立場ならば例外ですが、直接関係がなければ、思うところがあっても口に出してはいけません。
なぜならば、良かれと思ってのアドバイスも、相手にとっては否定に聞こえてしまうからです。

プライドと責任を持って仕事に取り組んでいる中で、部外者から意見されれば、誰だってムッとしてしまいます。
仕事の領域を犯さないのは、職場の円滑な人間関係の基本中の基本です。
「請求書の桁が間違っている」など、明らかなミスを見つけた場合も、ズバリ指摘するのではなく、「こちらの勘違いなら申し訳ないけれど…」と、思いっきり謙虚な態度で伝えましょう。

職場で嫌われてしまったときの対処法

人の好みは千差万別。
どんな善人でも、誰からかは敵意を向けられ、嫌われるのが普通です。
あなたが努力しても、職場で嫌われてしまうかもしれません。
そこで、職場で嫌われてしまったときの対処法を教えます。

とにかく仕事に打ち込む

「あの人、自分のことが嫌いなんだ…」と感じると、職場の居心地が悪くなりますよね。
しかし、嫌いな相手を意識し過ぎると、仕事のミスの原因になります。
職場で嫌われたと感じたときこそ、仕事に打ち込むべきです。

集中して仕事に打ち込めば、自分を嫌う相手のことを考えずに済みます。
努力すれば結果につながるのが仕事ですから、良い評価を受けられるでしょう。
あなたの評価が職場で高まれば、味方はどんどん増えていきます。
自分を嫌う人がいても、それ以上に自分を信頼してくれる仲間に囲まれるようになれば、心穏やかに働けるでしょう

礼儀正しく常識的な行動を続ける

自分を嫌う相手は、正直ムカつきますよね。
しかし、嫌いな相手をわかりやすく避けるのは、得策ではありません。
なぜならば、相手にあなたを糾弾する隙を与えてしまうからです。

職場であなたを嫌う相手には、一寸の隙も見せてはいけません。
相手の悪意を感じるほど、礼儀正しく常識的な行動を続けましょう。
相手が挑発してきても、決して乗ってはいけません。
笑顔で対応するあなたを相手が一方的に嫌えば、周囲から非難されるのは相手になります。
職場の人間関係は、防御こそが最大の攻撃なのです。

嫌いな感情をぶつける相手は気にしない

そもそも、職場で嫌いな相手がいても、表面上は普通に接する人が大半です。
心の中で「コイツ嫌い」と思っても、顔には出さず、仕事のためにコミュニケーションをします。
あなたを嫌う相手が、職場なのに感情をぶつけてきたなら、かなり非常識です。
周囲もドン引きしているでしょう。

そんな相手を気にする必要はありません。
嫌いな感情をぶつけてくる相手は、「ああ、精神年齢が幼稚園なんだな」「相手にしても労力の無駄だな」と考え、気にしないようにしましょう。
同じ土俵に上ってはいけません。

職場の人の善意を信じる

性質の悪い相手だと、嫌いなあなたの悪い噂を職場に流すかもしれません。
しかし、職場にいる大多数は、常識的で判断力と善意ある大人。
嘘の噂に惑わされることはありません。
むしろ、あなたの悪口を言いふらす相手を警戒するでしょう。

職場で嫌われてしまったときは、あなたを嫌った人以外の善意を信じましょう。
「この人たちが、あんな非常識な相手の発言を信じるわけがない」と思うのです。
あながが日頃から職場で丁寧にコミュニケーションを重ねていれば、大丈夫ですよ!

プライベートで気分転換する

どんなに気にしないように心がけても、あからさまに嫌いな感情をぶつけられればストレスが溜まりますよね。
職場でたまったストレスは、プライベートの時間で発散しましょう。

友達とパーッと遊ぶのも良いでしょう。
愚痴を聞いてもらうのもあり。
あなたを嫌う相手の行動をネタにして、盛り上がってしまえば良いのです。
職場以外の居場所が多ければ多いほど、あなたを嫌う人が気にならなくなります。

パワハラされていないかチェックする

あなたを嫌う相手からの実害が多いなら、パワハラされていないかチェックしておきましょう。
パワハラ行為の例を、いくつか紹介します。

  • 身体的な攻撃を与える(叩く、蹴る、暴力するフリをなど)
  • 人前で名誉棄損に相当する暴言を吐かれる(お前はバカだ、など)
  • 指導と称して感情的、高圧的に怒鳴る
  • 職場の飲み会や打ち合わせなどに、あなただけ声をかけない
  • 明らかに不可能な仕事を投げて、無理な残業をさせたり、できないことを責めたりする
  • 仕事を抱え込み、あなたに与えない

パワハラだと感じる場合、相手にされたことを記録したり、音声や動画に残したりして、証拠集めをしましょう。
そして、1人で抱え込まず、上司やコンプライアンス部署へ素早く相談してください。

どうしても辛いなら転職を考える

どうしても職場で辛くなってしまったら、転職を考えるのも選択肢の1つです。
「嫌いだから」と職場であからさまな態度をとる人は、社会人として失格。
そのような人を野放しにする職場は、人間関係が腐っています。
改善が見込めず、あなたが我慢するしかないなら、職場を変えた方が良いかもしれません。

しかし、転職は収入に直結する大問題。
安易に辞めると、後悔する可能性があります。
転職を視野に入れるなら、ステップアップできる方法を探しましょう。
就職エージェントや転職支援を利用するのも良いでしょう。
次の職場が決まってから退職の手続きをするのが理想的です。

嫌われているか気にし過ぎるのはやめよう

私が経験した限り、職場で嫌いな相手をわかりやすく嫌う人は、本当に少数派です。
皆、裏では悪口雑言吐きますが、表向きは円満に接します。
派遣社員の私は刹那的な存在で、正社員の方から愚痴や悪口を聞かされる機会は多かったですが、皆仕事では切り替えて行動していました。

私はそれで良いと思います。
感情は自分の自由。
心の中で何を思っていても、表面上問題なく仕事ができていれば、何の問題もありません。
本音とタテマエを使い分けるのは、仕事のテクニックでもあります。

ですので、「嫌われているかも…」と職場で気にし過ぎるのはやめましょう。
嫌われたっていいじゃないですか。
万人に好かれようとするのが、無理な話なのです。
職場は仕事をする場所と割り切って、心は適度な距離感を保ちましょう。

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