2020年未婚率都道府県ランキング!配偶者がいるのは半数以下の衝撃!

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晩婚、非婚化が進む日本ですが、地域によって未婚率に差はあるのでしょうか。
「周りは既婚者(独身者)だらけ」と思うのは、もしかしたら地域限定の感覚かもしれません。

そこで今回は、令和2年国勢調査の結果から、47都道府県未婚率ランキングを作成!
ついでに離婚率、現在配偶者がいる人の割合も算出しました。

未婚率都道府県ランキング

未婚率とは、一度も結婚したことがない人の割合を指します。
使用したデータは、令和2年(2020年)国勢調査です。

参照データ
国勢調査 / 令和2年国勢調査 / 人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)
国勢調査 / 令和2年国勢調査 / 人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)

各都道府県の総数に対して未婚者の割合を出しました。
「総数」ですので、未成年者も含まれます。
純粋に地域に住む人の中で結婚を一度もしたことがない人を算出しました。

それでは、早速2020年の未婚率都道府県ランキングを発表します。

1位:沖縄県(40.7%)
2位:東京都(36.3%)
3位:神奈川県(35.7%)
4位:愛知県(35.6%)
5位:福岡県(35.4%)
6位:埼玉県(35.3%)
7位:京都府(35.1%)
8位:千葉県(35.0%)
9位:滋賀県(34.9%)
10位:宮城県(34.8%)
11位:佐賀県(34.8%)
12位:大阪府(34.8%)
13位:群馬県(34.5%)
14位:静岡県(34.3%)
15位:熊本県(34.3%)
16位:茨城県(34.1%)
17位:栃木県(34.1%)
18位:広島県(34.0%)
19位:石川県(33.8%)
20位:兵庫県(33.6%)
21位:鳥取県(33.6%)
22位:長崎県(33.6%)
23位:山梨県(33.5%)
24位:岡山県(33.5%)
25位:新潟県(33.2%)
26位:高知県(33.2%)
27位:奈良県(33.2%)
28位:鹿児島県(33.1%)
29位:岐阜県(33.0%)
30位:福井県(32.9%)
31位:長野県(32.9%)
32位:岩手県(32.8%)
33位:福島県(32.8%)
34位:三重県(32.8%)
35位:大分県(32.7%)
36位:宮崎県(32.5%)
37位:北海道(32.5%)
38位:青森県(32.3%)
39位:富山県(32.2%)
40位:島根県(32.2%)
41位:香川県(32.1%)
42位:山口県(32.1%)
43位:和歌山県(32.0%)
44位:愛媛県(31.8%)
45位:山形県(31.7%)
46位:徳島県(31.2%)
47位:秋田県(29.7%)

沖縄県(40.7%)がダントツ1位の未婚率です。
その後に、東京都、神奈川県、愛知県、福岡県など、人口が多い地域が並びます。

最も未婚率が低かったのは秋田県(29.7%)です。
沖縄県との差は、なんと11ポイントもあります。

全体的に見ると、都市部の未婚率が高いです。
これは、進学や就職などで、若者が多く集まることが要因の1つだと思われます。

新生児も含めて総数から出た未婚率ですので、地域の平均年齢が高く、若者がいない(あるいは進学や就職を機に上京してしまう)場合、数字に大きく影響を受けます。
未婚率の高さは、若者の多さとも解釈できます。

2020年離婚率都道府県ランキング

国勢調査から算出する離婚率は、「離婚後に再婚していない人」の割合です。
国勢調査では、現在配偶者がいる場合、「配偶者あり」を選びます。
そのため、離婚歴があっても再婚していれば「配偶者蟻」に含まれます。

これを踏まえて、2020年離婚率都道府県ランキングを発表します。

1位:宮崎県(6.3%)
2位:青森県(6.2%)
3位:高知県(6.1%)
4位:沖縄県(5.7%)
5位:長崎県(5.7%)
6位:鹿児島県(5.7%)
7位:大分県(5.7%)
8位:北海道(5.6%)
9位:和歌山県(5.6%)
10位:熊本県(5.5%)
11位:佐賀県(5.4%)
12位:鳥取県(5.4%)
13位:愛媛県(5.3%)
14位:福岡県(5.3%)
15位:山口県(5.3%)
16位:秋田県(5.2%)
17位:徳島県(5.1%)
18位:岩手県(5.0%)
19位:福島県(4.9%)
20位:静岡県(4.9%)
21位:香川県(4.8%)
22位:群馬県(4.7%)
23位:山梨県(4.6%)
24位:山形県(4.6%)
25位:大阪府(4.6%)
26位:岡山県(4.6%)
27位:島根県(4.6%)
28位:広島県(4.6%)
29位:宮城県(4.5%)
30位:長野県(4.5%)
31位:福井県(4.4%)
32位:三重県(4.4%)
33位:石川県(4.4%)
34位:栃木県(4.3%)
35位:新潟県(4.3%)
36位:奈良県(4.3%)
37位:茨城県(4.3%)
38位:兵庫県(4.3%)
39位:富山県(4.2%)
40位:京都府(4.1%)
41位:岐阜県(4.1%)
42位:千葉県(3.9%)
43位:愛知県(3.9%)
44位:埼玉県(3.9%)
45位:神奈川県(3.7%)
46位:滋賀県(3.6%)
47位:東京都(3.4%)

最も離婚率が高いのは、宮崎県(6.3%)になりました。
その後、青森県、高知県、そして沖縄県と続きます。
沖縄県は未婚率が1位ですが、離婚率もトップ5入りです。

そして、意外にも東京都(3.4%)が最も未婚率が低い結果になりました。
千葉県、愛知県、埼玉県、神奈川県、滋賀県の離婚率は4%未満です。
再婚組は未婚率に含まれませんが、都市部の方が離婚率は低い傾向です。

2020年全国の未婚率・離婚率・有配偶者率

全国の未婚率・離婚率・有配偶者率をグラフにまとめました。

女性の死別が11.6%に対して、男性は2.6%程度です。
男性の有配偶率が女性より高いのは、女性よりも平均寿命が短いためでしょう。

一方、離婚率は男性が3.3%に対し、女性が5.5%です。
恐らく、男性の方が再婚する人が多いと推測できます。

そして、現在配偶者がいるのは、全体の半数以下。
一度結婚して死別や離別をした人を含めませんが、それでも「配偶者ありの既婚者」は、日本では実は微妙に少数派なのです。
超高齢化社会の日本で有配偶者率が半数以下なのは、結婚しない人の多さを物語っています。

それもそのはず。
2020年の生涯未婚率は、男性が24.4%、女性が15.8%なのです。

以下の記事では、2020年の年齢別未婚率を算出しています。
2020年の年齢別未婚率を国勢調査から算出!生涯未婚率の予想は的中?

「結婚したくない人」が増えているのか「結婚できない人」が増えているのかは謎です。
あなたが「結婚したい!」と思っているなら、具体的な行動を起こした方が良いかもしれませんね。

地域が変われば未婚率も変わる

調べてみると、地域によって未婚率や離婚率に違いがあることがわかります。
済む場所を変えたら、自分が少数派、あるいは多数派に変わるかもしれませんね。

今回使用した国勢調査のデータは、インターネットから誰でも自由に見ることができます。
興味のあるかたは、総務省統計局を覗いてみてくださいね。

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