人の好意は嬉しいものですよね。
しかし、世の中には告白を負担に感じる人もいます。
強引な告白はハラスメントだという考えもあるのです。
今回は、コクハラの意味を具体例と共に詳しく解説!
コクハラと言われない告白方法と、コクハラと言われてしまったときの対処法も伝授します。
目次
コクハラの意味とは?
コクハラとは、告白ハラスメントを略した言葉です。
全く脈のない状態で告白し、相手に心理的負担を与えることを意味します。
セクハラと同様に、受け取り手の感情が全てになります。
告白する側がどんなに誠意と善意を尽くしても、告白された側が「え?告白?ありえない」「やめて。怖い。負担」と不快感を持てば、コクハラされたと言われかねないのが恐ろしいところです。
コクハラの具体例を紹介
「全く脈のない状態での告白」と言われても、相手の本心はなかなかわかりませんよね。
そこで、コクハラの具体例を紹介します。
- 相手が自分を知らない状態で突然呼び止めて告白する
- 仕事として礼儀を尽くしているだけの相手に突然告白する
- 友達としてグループで遊んでいる相手に突然告白する
- デートを誘ったけど断られた相手にダメ元で告白する
- 明らかに脈なし相手に自分の思いを伝えたくて告白する
- 断らて大きく傷つき会社や学校を休んだり落ち込んだりして相手にストレスを与える
- 断られても挫けず何度も告白を繰り返す
これらは必ずしもコクハラにはなりません。
相手が不快に思えばコクハラ、思わなければ告白です。
とは言え、突然の告白は非常にリスキー。
相手と少しずつ関係を積み重ねれば、両想いの雰囲気がなんとなくわかるものですが、コクハラには大抵その過程がありません。
自分の思いを貫きたい気持ちが強く、相手にとっては「唐突」「突然」「強引」な告白になってしまいます。
しかし、非常に難しいのは、唐突で突然で強引な告白が成功するケースもある点です。
私の従姉妹は会社で顔も知らない人にいきなりラブレターをもらい、そこから交際に発展して結婚に至りました。
少女漫画では、超絶イケメンからの壁ドン、からの顎クイなんて描写は定番です。
男性も女性も、結局自分好みの相手ならば、突然強引に告白されるのはむしろ大歓迎で、間違ってもコクハラとは言いません。
恋愛が絡むハラスメントは複雑難解です。
コクハラだと感じる人の心理
勇気を出して告白したのに、コクハラと言われたら「ひどい」と思いますよね。
告白する人の多くは、好意を持つ相手を思いやっており、不快感を与えるつもりはゼロ。
「なぜ、告白しただけでハラスメントと言われるのか…」と落ち込むでしょう。
しかし、女性ならば「コクハラ…ありえる」と、多少なりとも共感する人が多いのではないでしょうか。
事実、私も告白されて拒否反応を起こしたことがあります。
友達として仲良くできても、恋愛対象ではない相手から告白されると、反射的に生理的嫌悪感を持つ女性は一定数いるものです。
「なら、思わせぶりに友達として優しくしないでほしい」と思うかもしれませんね。
困ったことに告白されて初めて「あ、恋愛は無理だった」と気付くので、その前に線引きするのがとても難しいのです。
お互い全く悪気がないのに、精神的ストレスを与え合ってしまいます。
なお、この場合は「コクハラだ!」と訴えるケースはかなり稀です。
告白を断られ、それ以降相手からよそよそしくされる末路となります。
一方、相手から具体的に「コクハラはやめてください!」と言われるなら、あなたの行動に問題があるのかもしれません。
相手が常識的ならば、恋愛対象として無理で反射的に嫌悪感を持ちながら断っても、勇気を出して告白した気持ちを尊重するものです。
明確にコクハラと言われたなら、相手は何度も脈なしを遠回しに伝えていた可能性が考えられます。
「あれだけ拒否を示しているのに、それでも気持ちを押し付けるのか」と、告白で堪忍袋の紐が切れたのでしょう。
もちろん、コクハラを訴える相手が、人の気持ちを理解できない冷酷な性格の可能性もあります。
「うわ!キモ!コクハラじゃん」など、馬鹿にするようにコクハラを訴えてくるなら、相手は人としての善意と良識がわからないタイプ。
告白をきっかけに相手の本性を知れたのは、不幸中の幸いだと思いましょう。
コクハラと言われない告白方法
コクハラと言われるのを恐れて告白しなければ、相思相愛のチャンスを逃してしまいます。
そこで、コクハラと言われない告白方法をステップ方式で紹介していきましょう。
まずは清潔と常識を身につける
身も蓋もありませんが、コクハラの境目は「告白された相手が不快感を持つかどうか」です。
まずは、清潔と常識を身に着けるのが重要です。
清潔感たっぷりで、第一印象だけで常識的だとわかる人になれば、相手に不快感を与えるリスクは大幅に減らせます。
髪や身につけるものの手入れは丁寧に行い、何より清潔を大切にしましょう。
同時に社会人としての礼儀とマナーを一通り勉強し、日頃から立ち振る舞いに気を使えば、最低限の清潔と常識はキープできます。
好きな人と徐々に距離を縮める
好きな人ができると「早く告白しないと、ライバルにとられてしまう!」と焦るかもしれません。
しかし、いきなりの告白は成功率が低く、相手がコクハラと受け取るリスクは高いです。
何事も相手との関係作りが大切ですので、挨拶や雑談をしながら、好きな人と徐々に距離を縮めましょう。
このとき、あなたが努力しても全く距離が縮まらないなら、告白してもフラれる可能性が非常に高いです。
隠していても好意はなんとなく伝わるもの。
「告白されたら困るな…」と相手が思っていれば、あなたと距離をとる行動が増えます。
距離を縮める期間は、相手の脈あり、脈なしを判断する期間と認識しましょう。
告白前に何度かデートに誘う
あなたの努力で好きな人と距離が縮まっても、告白するのはまだ早いです。
告白前に、必ずデートに誘いましょう。
できれば、最低2回はデートを成功させたいところです。
デートを誘うには、LINEなど連絡先の交換が必要ですよね。
連絡交換を断られたなら、まだまだ告白は先の話になります。
なお、LINE交換を断られても脈なしとは限りません。
LINE交換がうまくいかないなら、以下の記事を参考にしてくださいね。
LINE交換を断られたら脈なし?9つの女性心理と対処法
好意を匂わせる質問をする
相手がデートに応じてくれたら、好意を匂わせる質問をしましょう。
相手の反応で、脈ありを判断するのです。
1~2回目のデートでもできる「好意を匂わせる質問」をいくつか紹介します。
- どんな人が好み?
- 自分はどんな印象?
- デートで行ってみたい場所ある?
あくまでも雑談として、楽しい雰囲気で質問するのがコツ。
デートに誘われた時点で、相手はあなたの好意を薄々感じています。
質問はやや踏み込む程度にして、楽しい時間を過ごせる工夫をしましょう。
告白するときは距離を保ちあえて敬語を使う
相手が2度目のデートに応じてくれ、楽しく過ごせていれば、コクハラと言われるリスクは限りなく低くなります。
後は、タイミングを見計らって告白するだけです。
それでも「コクハラと言われたらどうしよう…」と不安ならば、告白のシチュエーションを工夫しましょう。
いくつかのポイントを紹介します。
- 告白は開放的な屋外でする
- 告白する際は相手と少し距離を空ける
- あえて敬語で告白する
- 相手が困っていたら返事を急かさない
告白はデートの別れ際など、相手が断っても気まずい雰囲気を避けられるタイミングを狙いましょう。
もしも断られてしまったら、「わかった。聞いてくれてありがとう」と潔く退くのも、コクハラと言われない対策です。
コクハラと言われてしまったら?
万が一告白した相手に「コクハラだ」と言われたら、対処法はただ1つです。
「そんなつもりはなかったけど、不快な思いをさせて申し訳ありませんでした」と謝罪し、あなたから離れましょう。
追いすがったり「コクハラじゃない」と弁解したりするのは逆効果。
速やかに距離を取るのが賢明な判断です。
あなたが潔く引き下がれば、相手はそれ以上責めてこないでしょう。
辛いしショックだし悔しいかもしれませんが、恋愛はお互いの気持ちが向き合わなければ成り立ちません。
「今回は縁がなかった」と諦めて、新しい恋愛に目を向けてくださいね。
コクハラを恐れて恋愛チャンスを逃さないで!
コクハラ以外にも、エイハラ(年齢を話題に出す)やブラハラ(血液型で相手を判断する)など、世の中には多くのハラスメントが存在します。
しかし、ハラスメントと言われるのを恐れていたら、人付き合いはできません。
コクハラを恐れて恋愛チャンスを逃すのは、非常にもったいないことです。
ハラスメントの多くはコミュニケーション不足から発生します。
お互いを思いやりながら信頼を積み上げていけば、ハラスメントと思うリスクも思われるリスクも減らせるものです。
好きな人がいるなら、告白を恐れずに少しずつ距離を縮めてくださいね。