ママ友カーストとは? 4つの基準とボスママの特徴!対処法も解説

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ママ友カーストを取り扱ったドラマを観て、「ママ友の世界怖い…」と思う人もいるでしょう。
とくに、保護者の関りが多い幼稚園時代は、「ママ友関係上手くいくかな」と不安を感じるものですよね。
リアルでママ友カーストがあるのか気になるところでしょう。

そこで今回は、リアルなママ友カーストの基準について徹底解説!
ママ友カーストのボスママの特徴と、ママ友カーストに巻き込まれない方法、巻き込まれたときの対処法も紹介します。

ママ友カーストの基準

ママ友カーストとは、ママ友同士の上下関係のこと。
ママ友のグループ付き合いの中で、会話の主導権を握り、集まりの企画を立ててまとめるリーダー的な存在のボスママを頂点とし、それを取り巻く複数人のママたちで構成されています。

では、ママ友カーストはどのような基準でランク付けが行われるのでしょうか。
ママ友カーストの基準とされる代表的なものを紹介します。

夫の職業

ママ友カーストの大きな基準は世帯収入です。
と言っても、ママ友同士の密なやり取りからカーストは発生するため、専業主婦率が高く、夫の収入、如いては夫の職業が基準とされるケースがほとんど。
とくに、夫が以下の職業の場合、ママ友カースト上位、あるいはボスママとして一目置かれやすくなります。

  • 医者
  • 弁護士
  • 官僚
  • 大手外資系勤務
  • 大手商社勤務
  • 大手広告代理店勤務
  • その他有名スポーツ選手た地主など

ママ友カーストは収入の高さだけではなく社会的地位の高さも考慮されます。
例えば、官僚は公務員ですが、同じ公務員でも役所勤務の地方公務員の場合は注目されません。
外資系や商社なども同じで、「誰もが知る大手」「高給で認知度が高い企業、職業」であることが、ママ友カースト上位の基準です。

ママ友本人の職業

専業主婦率が高いグループで発生しやすいママ友カーストですが、ママ友本人の職業がランク付けの対象になることもあります。
例えば、ママ友が素敵なマイホームでサロンを開くなど、お金と時間があって初めて成立するような事業をしている場合は、ママ友カースト上位と判断。

一方、同じ共働きでも「家計を支えるためのパート」「名の知れない中小企業の正社員」は、ママ友カーストの評価基準になりません。
共働きでママ友カースト上位になるためには、「自己実現のための職業」あるいは「高いスキルと認知度、そして給与がある正社員」が条件なのです。

ママ友が意外とチェックしているのが車です。
送迎でどんな車に乗っているかで、密かに評価しているママ友は少なくありません。

日頃パッとしない存在でも、高級車を高い運転技術で颯爽と操る姿を見て、急激にママ友カースト上位と判断されるケースもあります。
レクサスなどの高級車であることはもちろん、運転技術とマナー、車の手入れも求められるのです。

子供の能力

保護者ではなく、子供の能力でママ友カーストを判断するタイプもいます。
とくに、受験率が高い幼稚園や小学校では、どこの塾に通っているか、どんな習い事をしてどのような成績を収めているかも重要です。
小学校受験率が高い幼稚園では激しいママ友カーストができてしまい、保護者同士の交流を減らすために縁側が謝恩会を廃止したケースもあります。

また、子供の能力が高いからと言って、必ずしもカースト上位になるとは限らないのが難しいところです。
ボスママタイプから子供の優秀さを嫉妬されると、仲間外れされたり悪い噂を流されたりし、トラブルを恐れた周囲から距離を取られてしまうこともあります。

ママ友カーストは本当に存在する?

スクールカーストがクラス単位でランク付けが行われるのと違い、ママ友カーストは親しいグループ内で発生することが殆どです。
なぜならば、学生と違い、クラス全員が顔和わせる機会は限られているから。
ママ友たちは個人的に仲良くなってグループ化し、関係が密になることで自然とママ友カーストが発生するのです。

そもそも、ママ友カーストの基準になる夫や自分の職業、収入を表すような会話は、よほど仲良くならない限りタブーとされる話題です。
「あなたの旦那様、なにやってらっしゃるの?」なんて聞く保護者は今時いません。
話の流れで「そうそう、うちの旦那がさー」と仕事の話をすることはありますが。
実際のママ友カーストとは、とても小さな範囲で行われることなのです。

しかも、ドラマのように強烈なボスママと取り巻きというわかりやすいグループはかなり少数派。
グループ内で会話をリードする人が1~2人いて、それ以外は平和な聞き役…程度のママ友カーストが多いと思われます。
ママ友がグループ化すると、自然と召集をかける役割が決まり、その人がボスママというより班長的な役割を担うのはあるあるです。

ドラマでイメージされるような、取り巻きが気を使い、ボスママをはやし立てる図は、なかなかお目にかかれません。
もちろん、ママ友カーストがないグループも多々あります。
ママ友カーストのリアルは、ドラマよりも悪意がなく落ち着いたグループばかりです。

ママ友カーストのボスママの特徴

ごく稀にではあるものの、ドラマのようなママ友カーストのボスママも存在します。
班長タイプではなく、周囲から恐れられる(あるいは警戒される)ボスママになりがちな人の特徴を解説していきましょう。

暇人

ママ友カーストのボスママは、例外なく暇人です。
暇人でなければ、ママ友をランク付けし、自分が上位にいるための行動をする時間があるボスママにはなれないのです。

忙しい人は、周囲をランク付けするような時間がありません。
そもそも、他人や自分を比較する発想がありません。
日々自分や家族のことで忙しく走り回っているので、「ママ友が自分より上か下か」など気にならないのです。

超体育会系気質

ママ友カーストのボスママは、上下関係を大切にする超体育会系気質でもあります。
フラットな関係に慣れておらず、上下関係があった方が安心するタイプ
義理と礼儀にうるさく、面倒見がいいけどおせっかいなボスママになりがちです。
一度自分をボスだと認識すると、無意識に周囲を威圧し、自分を敬うように仕向けます。

なお、超体育会系気質は取り巻きママにもなりやすいのが特徴です。
上でも下でもいいから、グループ内の自分の立ち位置を把握しておきたい心理があるのでしょう。

実は劣等感が強い

虚勢を張るタイプのボスママは、実は劣等感が非常に強いです。
自分に自信がないため、人間関係をコントロールして自分を上位に立たせようとあの手この手を使います。
自分より下のママ友を集めてカーストを作ってバカにされないよう自衛し、下に強くあたって自分の立場を守ろうとするのです。

相手の弱点に敏感で、すぐに比較して上下を付けるのも、劣等感が強い証拠。
日頃から人と比較して密かに落ち込んでいるからこそ、相手の弱さを探して自分を浮上させることに慣れています。

家庭に不満がある

意地悪なボスママは、家庭に不満があるのが特徴です。
見栄っ張りなので家庭の愚痴は言わず、幸せな妻を演じているケースが少なくありません。
表面上は幸せですが、家庭のうっぷんが溜まっており、それを自分より下だとみなしたママ友にぶつけて憂さ晴らしをしています。

学生のいじめのように、カースト内でターゲットを決めて攻撃するボスママは、家庭に不幸を感じているのでしょう。
嫉妬と不満、不安を紛らわせるために、ママ友カーストを作って自分が上位に立とうとするのです。

ママ友カーストに巻き込まれない方法

ボスママが君臨するママ友カースト、できることなら巻き込まれたくないですよね。
仲良しのママ友を作って楽しく過ごすためにも、めんどうなママ友カーストは避けて通りたいものです。
そこで、ママ友カーストに巻き込まれない方法を伝授します。

礼儀とマナーを守って接する

質の悪いママ友カーストグループは、同じ属性(幼稚園や習い事が同じなど)のママ友の悪口に花を咲かせることで結束を強めていきます。
グループ内でターゲットを作って仲間外れにする悪質なケースも。

ママ友カーストに巻き込まれないためには、付け入る隙を与えないのが重要です。
どんなママ友にも礼儀とマナーを守って接するのは基本中の基本。
「この人苦手…」と思っても、挨拶は丁寧に行い、行事等で保護者の活動が発生したら惜しみなく協力しましょう。

雑談でプライベートを話し過ぎない

子供を待つ時間など、ママ友と一定時間会話しなければならないシチュエーションは多々ありますよね。
この場合、雑談でプライベートを話し過ぎないようにしましょう。

要注意のママ友が相手なら、天気や行事の話を中心にし、自分のことを話すのではなく聞き役に徹するのがポイントです。
ママ友カーストを意識する保護者ほど、プライベートな質問をズケズケと聞いてきますが、聞かれるままに応えてはいけません。
「私の話なんてつまんないよ~」と質問から逃げて、他愛のない雑談に話題転換しましょう。

ママ友と急激に仲良くならない

仲良しのママ友ができると、育児が楽しくなりますよね。
しかし、ボスママタイプほど社交的で最初は優しく親切。
相手の情報を聞き出して自分のカーストに引き込むのが常とう手段です。
ひっかからないためにも、ママ友と急激に仲良くなり過ぎないよう気を付けましょう。

例えば、少し話した程度の仲なのに、いきなり家の行き来をはじめたり、ガッツリランチしたりするのはリスクが高い行動です。
何回か顔を合わせ、雑談を重ねながら、相手の人となりを見極める期間を作ってくださいね。

親子の居場所を複数作る

特定のママ友グループとベッタリした付き合いをすると、ママ友カーストができやすくなります。
また、1つのグループだけしか居場所がないと、ママ友カーストが辛くても依存してしまいがちです。

ですので、日頃から親子の居場所を複数作るようにしましょう。
子供の習い事、自分の趣味や仕事、学生時代のつながりなど。
親子の居場所が多いほど、1つのグループにこだわる必要がないため、万が一カーストに巻き込まれても容易く離脱できます。ヤマトヤクリーニング

ママ友カーストに巻き込まれてしまったときの対処法

優しく細やかに気を使うタイプ程、ママ友カーストに巻き込まれやすくなります。
とくに断るのが苦手だと、ボスママからの誘いを拒否できず、気付いたらママ友カーストにどっぷりハマっていた…ということも。

悪質なママ友カーストグループではなく「気は使うけど楽しいこともある」と思うなら、持ち前の気遣いで付き合っていけば良いでしょう。
しかし、上限関係を明確化し、下位のママ友をバカにして嗤うようなママ友カーストの場合は、グループから抜けるのが賢明です。
なぜならば、グループ外のママ友からも「彼女は同類」と誤解されるリスクがあるから。

もしも、悪質なママ友カーストに巻き込まれてしまったら、身の回りを忙しくしましょう。
子供の習い事を増やすもよし、仕事を始めるのも良よし、家の用事を増やすのもありです。
物理的に忙しくして、ママ友カーストグループと付き合う時間がなくなれば、断るのが苦手でも断らざるを得ません。
ボスママに追及されても断る理由が迷惑ですから、ズルズルと引き込まれずに済むでしょう。
誘いを断り続ければ、そのうち声がかからなくなります。

もちろん、悪質なママ友カーストは、グループを抜けたあなたの悪口に花を咲かせる可能性大。
しかし、気にする必要はありません。
日頃から礼儀とマナーを守っていれば、他のママ友たちはあなたをきちんと認めて受け入れてくれます。
厄介なママ友カーストに巻き込まれたら、できるだけ早く距離を取りましょう。
付き合っている時間が長くなるほど、問題はややこしくなるので注意してくださいね。

ママ友カーストのグループLINEから抜けたいときは、以下の記事をチェックしてくださいね。
ママ友のグループLIENを抜けたい…上手な退会方法と退会せずに頻度を減らすコツ

周りに流されないように自分をしっかり持とう!

常識的な行動をしていれば、悪質なママ友カーストに巻き込まれる可能性は低いです。
今どきの母親は皆忙しく、ママ友カーストで悦に入る暇人は少数派。
あなたも自分の生活を大切にして、ママ友とは楽しくほどどの距離感を保っていれば、平和な関係を築けるでしょう。

それでも厄介なママ友カーストに巻き込まれてしまったときは、自分をしっかり持ちましょう。
ボスママに流されず、あなたと家族を最優先してくださいね。

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